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銀行対策の基本は、銀行がカネを貸したくなる会社にすること。
私の経営塾でこれまで千社以上の会社の決算書を見てきたが、自社の資金需要をあきらかに超えた、不要な借金をしている会社が決して少なくない。
なかには年商の半分もの額の借金をもつ会社もあり、とくに銀行が強い時代に資金で苦しんだ経験をもつ経営者は共通して、「銀行が有利な条件をもってきたから」「いざおカネが必要になったときに、銀行が応じてくれないと困るから」「貸してくれるときに借りておく」という考えをおもちのようだ。
しかし、近年の超低金利をみればおわかりのように、銀行は焦げつく心配のない優良企業に、じゃんじゃんおカネを貸したくてしょうがないのである。
よって、今後は明確な用途や目的のない多額の借入をして銀行にいい顔をしなくても、銀行が貸したくなる優良会社になるほうが、必要なときに必要な額を有利な条件ですぐに融資してもらえる。そういう時代なのである。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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