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耐用年数の7掛けでモトが取れない設備投資はやらない。
設備投資の可否をどのように決めるかについて、わが社では「耐用年数の半分、最低でも7掛けでモトが取れるか」を基準にしている。
たとえば、工場長から「1億円の旋盤を入れたい」といった設備投資の申告が出た場合、耐用年数が10年の機械ならば7年以内に1億円分の省力化ができる機械ならば承認。
あるいは、この旋盤を導入すれば不良率が2%下がり、この2%は金額に換算すると7年で1億円以上になるならば承認する。機械の細かい性能はわからなくても、社長はこの一点を押さえればよいのだ。
償却期間が10年で資金の回収も10年かかるようでは、資金調達にかかった金利すらカバーできない。
よって、減価償却が終わるよりかなり早めに投資を回収し、回収したその利益を使って新たに投資するというのが、ROAを高める経営の要諦なのである。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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