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良いモノが売れるのではない。売れるものが良いモノだ。
恥を晒すようだが、わが社のいまの弱点は「マーケティングカの弱さ」である。
商品の企画や開発、値決めをすべて日本の本社がやっているが、実際に顧客と接する現地の販売会社からは、「本社が売れというものは、世界の顧客ニーズとズレている」と厳しい指摘を受けることが多々ある。
これはわが社だけの悩みではなく、技術や開発の社員というのは、自分の得手の分野で商品やサービスを考えるから、お客さんの望むものと大きなズレが生じ、造り志向でミスをおかしてしまうことがよくある。
しかし、すべての開発判断の源はお客さんの欲していること、困りごとの解消でなければならない。ゆえに、「良いモノとは顧客の欲しいモノであり、売れるモノである」という視点をいかに開発者にもたせるか、日下、これがわが社の大きな経営課題の一つだと思っている。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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