多角経営について説明するとき、私はよく、新規事業をコブに見立ててお話しする。
人体(会社)というのは新鮮な血液(資金)が末端まで常に循環しているから健康体を維持できるのであるが、コブ(新規事業)に血液が回らなければ、当然コブは壊死する。問題はコブだけが腐る分にはまだよいが、コブが腐ることによって本体まで腐り始めてくるということである。
一方、新規事業が軌道に乗れば、ついにはコブが完全に皮膚の一部となり、会社全体のボリュームが増えることになる。
だから、新規事業には中途半端なことをせず経営資源を集中しなければならない。すなわち、安易な多角経営は厳に慎むべき、かつ、常に高付加価値を目指して、儲かる新規事業に経営資源を注力せよということである。
佐藤肇著「社長が絶対に守るべき経営の定石50項」より
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