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経営判断に使う数字は、社長自ら電卓を叩いて計算せよ。
経営判断に使う数字は、社長自らが電卓を叩いて計算していただきたい。
私は、経理から上がってくる月次の財務データを見ながら、必ず自分で電卓を叩いている。
一つ一つの数字を頭に入れながら足し算したり、引き算したり、割り算したりと、たとえばROAが下がっていれば、在庫の回転率や売掛債権の回収率を自分で算出して、どうしてなのかと原因を探るのだ。
そして、原因がわかったら設定条件をいろいろ変え、それをまた数字でシミュレーションして、最適な解決策を決めていく。この思考プロセスがあるからこそ、予測が外れたときにもパッと原因や代替案が浮かぶ。
「社長には、電卓片手にチマチマした計算をやるよりも大事な仕事があるだろう」と思われるかもしれないが、その大事なポイントをしっかり押さえるためにこそ、自ら電卓を叩いて計算してみる必要があるのだ。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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