現在のように、売上は簡単に増えないしコストも下がらない時代、中小企業が大企業や新興国の企業と伍していく方策のヒントは、ROA(総資本利益率)をいかに高めるかを考えることで見えてくる。
ROAは税引前利益を総資産で割った数値で、つまり、「いかに最小の経営資源で、最大の効果を上げるか」という経営の本質を示すものである。
ROAを高めるには、売上高に対する利益率を高めるか、総資産の回転率を高めるか、もしくはその両方となる。
そして、売上高利益率を高めることが容易ではないなか、中小企業は総資産回転率を高めることでROAを高めるのだ。
すなわち、余分な在庫を減らし、不要な設備を売れば、総資産は減ってROAは上がる。さらに、余剰な現預金を投資に回して利益を増やせば、利益率も高まる。
とにかく中小企業は、おカネをぐるぐる回す経営に徹することだ。
佐藤肇著「佐藤式先読み経営」より
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