とっくの音に高度成長が終わり、バブル崩壊から20年以上も経ったというのに、経営者のなかには「売上が伸びれば、世間も銀行も良い会社だと思ってくれる」という錯覚がまだある。
しかし、私は、商品・サービスの「成長性」や「収益性」よりも、財務の「健全性」を最も重視している。
好不況に左右されず、絶対に潰れない。これが優良企業たる第一条件と考えている。
もちろん、売上拡大はどうでもよいと言っているのではない。しかし、売上を追えば収益性も健全性もカバーできる時代ではない以上、これからは経営に対する考え方を根本から変えるべきだ。
万一、思ったような売上が出ない場合にも耐えられる体力をつけたうえで、利益の伴わない売上を追わない。健全性第一、収益性二番、成長性は最後である。
佐藤肇著「佐藤式先読み経営」より
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