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「顧客」「課題」「提供価値」のうち、一つだけを変える

 では、具体的にどのようにピボットしていけば良いでしょうか。  前段の事業を考えるフェーズでは、大前提となる「顧客」、そしてプロダクトやサービスに不可欠な三つの要素「課題」「提供価値」「価格」を論じました。  価格はいったん置いておいて、ピボットのポイントは、顧客、課題、提供価値のうち一つだけを変えることです。  たとえば、「顧客」だけをピボットするなら、課題やプロダクト(提供価値)は変えずに、別の顧客に提供する方法を検討します。人が採用できない課題に対するソリューションであれば、大企業向けから、中小企業向けのサービスにピボットする。技術を学びたくても学べない課題に対するソリューションであれば、顧客の世代やエリアを変えるといった具合です。「課題」だけをピボットするなら、顧客や提供価値はそのままで、フォーカスする課題設定を変えてみます。  たとえば、中小企業が広告配信に課題があると言っても、課題の中身は多様です。「質が高いクリエイティブをつくれない」という課題もあれば、「質はある程度でよいから手間がかからないことを重視したい」、あるいは「費用対効果を可視化したい」など、さまざまな課題を設定できるはずです。  また、初心者にプログラミングの技術を教えるスクールなら、「プログラミング技術を向上させたい」ではなく、「一緒に続けられる仲間をつくりたい」という課題にスポットを当ててみるといった具合です。「提供価値」だけをピボットするなら、思い切ってサービスを変えてみます。もうおわかりでしょうが、顧客と課題はそのままです。  たとえば、「 30代前半のビジネスパーソン」で「ダイエットしたい」というニーズ(課題)を持っている人(顧客)に対して、運動プログラムを提供するのではなく、食事管理のサービスを提供する、あるいは、目標達成まで伴走して応援してくれるサービス。はたまた、ダイエットをしなくてもカバーできる服装のアドバイスを提供するサービスを検討するというイメージです。

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