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「資金調達」ではどのくらい調達すべきなのか?

 銀行融資を考えたときにどのくらいの融資を受ければよいのでしょうか?  最近、経営者の間でよく言われているのが「月商の 3カ月分は融資を引っ張る」です。  これは、コロナ禍の際に銀行に多くの会社が融資を受けようと殺到したことに由来しています。あまりに多くの申し込みがあったので、銀行も手続きが追い付かず、融資がおりるまで 3カ月程度かかりました。  このような不測の事態は今後も起こる可能性を考えると、最低月商の 3カ月分は融資を受ける必要があるというのも実にリアリティがありますね。  ただ、この数字は経営にギリギリのラインで、実際は最初の融資を銀行から断られることも考えると、さらに時間がかかるため、「月商の 6カ月分の融資」があれば安全ラインかと思います。  これが現在の一般的な経営者の考え方ですが、会社を成長させてきた社長はこのようには考えていません。  彼らはほぼ例外なく、銀行からは借りられるだけ借りるということをモットーにしています。  銀行から最大限にお金を借りておけば、何が起こってもそれなりに対応できますし、いざ勝負を仕掛けたいと思ったときにも現金をすぐに使うことが可能だからです。  もし、お金が必要なければそのまま持っていればよいだけですし、今の銀行金利など黒字化している会社からすれば無きに等しい金額という感覚でもあります。  会社を大きく成長させるならこの程度のリスクはとるくらいの器量は必要なのです。 最大限に融資を受けるには?  借りられるだけ借りるポイントは、「保証協会付きの融資」と「プロパー融資」を使い分けるのが重要です。  保証協会付きの融資は、会社が返済できなくなったときには保証協会が代わりに返済してくれる融資ですので、銀行にデメリットがない融資になります。  ただし、保証協会付き融資は、会社によって融資枠が決まっていますので、満枠を使ってしまうと融資がおりなくなります。  プロパー融資は、銀行が直接融資をする融資で会社が返済できなくなった場合、銀行は損失を受けるリスクのある融資です。  当然、リスクのある融資となりますので、銀行もある程度信用がある会社にしかプロパー融資はしません。  ここで実際の経営に際しての融資のアドバイスをすると、最大限に融資を受けるには、まずは保証協会付きの融資を枠の 70%まで受け、返済をして枠が 50%まで空いたら次はプロパー融資を申し込むという形がベストです。  ここでは、返済実績を作って銀行との信頼を積み上げながら、保証協会付き融資からプロパー融資へと移行していくのがポイントです。  僕のクライアントも、最初は保証協会付き融資だけで銀行と付き合っていましたが、より資金が必要な時に銀行が追加融資をしぶることがありました。  そこで保証協会付き融資を 50%まで返済後に借り換えを提案し、借り換えは保証協会付き融資だけではなくプロパー融資とも交渉をしてプロパー融資を勝ち取りました。  プロパー融資がおりたことで、保証協会付き融資の枠はまだ 30%残っています。この状況をつくれば、いざさらに資金が必要なときでも保証協会付き融資の枠が余っていますので、比較的すぐに融資がおりるのです。  資金繰りに困らないように銀行と交渉しこの状況をつくりましょう。 コンサルタントの活用  自分で融資を申し込むのが不安な方は、コンサルタントを使う方法もあります。融資を申し込むには、金融機関が納得する事業計画が必要となります。  自分で作成できる方はよいのですが、作成する自信がない方や作成の時間がとれない方はコンサルタントに頼むことも視野に入れておきましょう。  コンサルタント業務は大抵が会計事務所が運営しているのですが、成果報酬として調達した額の 3 ~ 5%で対応してくれるところがほとんどです。  コンサルタントの中には銀行の担当と親しくしている方もおり、その場合事前にある程度打ち合わせをしてくれるので融資審査はかなり通りやすくなっています。  成功報酬のため、融資がおりなければお金はかかりませんので、資料作りの時間がとれない方には人気のあるサービスです。  ただし、中には法律で決められた以上の手数料をとる会社や着手金だけとって何もしない悪徳な会社もありますので、きちんと

吟味することが重要です。黒字社長のルール ⑩会社を成長させてきた社長は「銀行からは借りられるだけ借りる」。「必要なときに必要なだけ」思考が本当に必要なときに資金不足を生じさせる。

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