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「社長は人を見る目がない」は本当か

 採用において、スキルだけではなく価値基準のすり合わせも大切だとお伝えしました。  にもかかわらず、社長が採用に与える影響力が強い創業初期において、悪い影響を与えるような人を採用してしまいがちです。  よく言われるのは「社長は見る目がない」という説です。  ここにも構造的な理由が存在します。  特に陥りがちなのが、「自分の会社のミッションやビジョンに共感した人へのバイアス(偏見)がかかりすぎて、悪影響を及ぼす人を採用する」ケースです。どういうことでしょうか。  ビジョンやミッションを強く持って人を選ぶのは大前提です。しかし、創業者は特に、ビジョンやミッションを大事にしているため、「社長や会社の思想に共感しました!」と言われると、「おお、よくわかっているね!」とその人の実力や人柄を偏って見てしまうのです(*)。  また、創業初期は求人に対して応募が殺到するようなことはなく、応募があること自体、ありがたいこと。しかも、リソース不足で、仕事が回っていないようなときに、わざわざ自社を受けてくれて、ミッションにも共感してくれていたら、即内定を出したくなる気持ちも理解できます。  採用で失敗しないためにも、社長が「ものさし」としてのミッションやビジョンを強く持っておくことはもちろん大事なのですが、「複眼で見る」、つまり社長以外の複数の視点を混ぜて人を見ることが理想です。  社長が客観的な目を持って、相手のバックグラウンドを理解し、共感度合いを確認する。 1回の面接ではなく、本音で話せる場で見極めること。不安が残れば妥協せず、すり合わせをする。それくらい入念に臨んでもいいくらいです。*小さな会社に来てくれた喜びも手伝って、「この人はうちに来るために社会人になったのではないか」ぐらいに思いこむことも。もちろんそんなはずはないのですが(笑)。

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