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「マクロ環境」だけを意識しすぎない

「新たなプロダクトを考えるときには、マクロ環境を分析したほうがいいのでしょうか?」  起業して間もない社長やこれから起業を考えている人からよくそんな質問を受けます。  マクロ環境とは、政治や経済、人口統計、社会、技術などの世の中を取り巻く環境のこと。ちなみに、ミクロ環境とは、市場全体の動向や競合他社といった企業の周辺環境のことを指します。  たしかに「どの市場で戦うか」「これからどんなニーズや課題が来るか」といったことは、考えておいたほうが良いのは間違いありません。  どんなプロダクトも市場に投入するタイミングが大事であり、「スマホがここまで普及したからこそニーズが増えた」「 3年前に出したのは早すぎた」というように、タイミング一つで大ブレイクすることも、思ったより立ち上がらないこともあります。そうした社会や顧客のニーズや課題感の流れ、技術

動向などの大枠はつかんでおくに越したことはありません。  しかし、個人的には、マクロ環境に過剰反応しないほうがいいと思っています。  その理由として、マクロ環境だけを見てプロダクト開発をすると、先に論じた、顧客の課題も、提供できる価値もあいまいになりがちだからです。  たとえば、「社会全体で働き方改革が進んでいるから、残業を抑制するソリューションを提供しよう」「 SDG sへの対応が必要だから、環境に配慮した事業戦略を立てよう」と聞くと、一見良さそうに思えませんか?  目指すべき方向は間違っていないのですが、結局のところ、「誰に向けて、具体的にどんな価値を提供するのか」を極限まで突き詰めていかないと、価値がふわっとしたままになります。そういうプロダクトはまず売れません。  プロダクト開発において重要なのは、マクロ環境は念頭に置きつつ、超ミクロなことにおかしいくらいにこだわることです。  そのためには、前述でもお話しした通り、いかにコアなユーザーを見つけ出せるかにかかっています。  まずは N = 1の超ミクロからで良いので、「誰か」に具体的な価値を提供し、ポジションをとることを考えましょう。マクロな環境は必ずしもプロダクトに大きく影響してこないことに気づくはずです(*)。  市場の流れや世の中の大きなニーズは、もちろんざっくり見ておく必要はあるのですが、環境だけ見ていても、事業は伸びません。  マクロの流れは捉えつつ、ソリューションはシャープに。これが鉄則です。*マクロ環境やミクロ環境が影響してくるのは、もう少し会社が大きくなってから。起業してしばらくの間は、市場シェアの 0・ 00000何パーセントみたいな世界にいるので、マクロ環境はほとんど影響してこないのです。

4マーケットインでも売れないときは「方向性をズラせ」

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