さて、活字メディアの有用性を認識してもらった後で、実際に活字メディアに出るための方法を考えてみましょう。 まずは、「プレスリリース」を利用します。 プレスリリースとは、マスコミに自社で作った記事やニュースを流すことで自社を取材してもらうことを目的としています。 マスコミに流したニュースが採用されると、無料でメディアに自社の商品やサービスが取り上げられるため、知名度が上がり、売上もグングン成長します。 プレスリリースを出してマスコミに宣伝してもらう技術を身につければビジネスの成長を加速させることが可能になるため、このやり方をしっかりと身につけましょう。 広告とプレスリリースの違い まずは、広告との区別を把握しましょう。広告とプレスリリースの違いがわからないままプレスリリースを出してしまうと、マスコミに送っても何も反応がありません。 プレスリリースはマスコミを通して社会へ自分たちのメッセージを届けるツールとして活用されます。 マスコミという第三者の視点で報道されたり記事になったりすることで、視聴者から社会的信頼を得ることができます。 マスコミには毎日何百通のプレスリリースが届きますので、単なる広告だと、情報として価値のないものとしてすぐにゴミ箱行きとなってしまいます。 自分が書いたプレスリリースが自社の宣伝になっている限り、それはニュースではなく広告とみなされるため、メディアにニュースとして取り上げてもらえないのです。 広告とは、自社の一方的な宣伝となっておりニュースとしての信頼度が低いものを指します。 僕に顧問相談にきた方でプレスリリースを何回も出しているのに全くニュースとして扱ってくれないと嘆いている方がいました。 どんなプレスリリースを出しているのかを聞いたところ、自社の人材育成プランが今だけ半額になるというものでした。 この場合、その方が有名人ですでに認知されているサービスならニュース価値が出る可能性はありますが、知られていないならただの広告として判断されてしまいます。 ニュース価値を出すために、例えばその方は元自衛隊の女性の方で 20年以上勤めた経歴があるので、その自衛隊という言葉が世間的に信頼されているため、プレスリリースにうまくそのプロフィールを活用することでニュース価値が出るかもしれません。自分が考えるよりも世間がどう考えるかの視点でプレスリリースを作成しないとニュース価値が出ないのです。「満足度 98%」「副業でも月収 50万円稼げる」といった自社が勝手に書いた数字は信頼度が低いためマスコミが記事にすることはありません。 一方、ニュースとしての信頼性があり、読者や視聴者にとって価値がある情報をプレスリリースできれば、マスコミもこぞって記事にしてくれます。
プレスリリースの効果とは? 繰り返しになりますが、何かに選ばれるとき「知られている」ということは非常に重要です。 特にメディアやマスコミなどの報道は、「第三者が発信している客観的な情報」として受け止められるので信用性を高く感じさせます。 中でも、新聞は権威のあるメディアと考えられているため、読者が直感的に信用しやすい傾向があります。 ですからプレスリリースを出し、新聞に取り上げられれば、自社の商品やサービスの知名度が上がり信頼性も上がるため売上も上がります。 以前、新聞に取り上げられた化粧品会社は、その新聞を見た雑誌やテレビからの取材でまたも取り上げられ、メディアに出る前の売上の 5倍以上の売上を叩き出しました。 プレスリリースから新聞や雑誌に出て、その後テレビに取り上げられ売上が数倍になった例は多くありますので、会社規模を大きくするためには、積極的にプレスリリースを仕掛けるのが良いのです。 プレスリリースを何回出すべきか?「プレスリリースを出してもなかなか記事にされないのでは?」と考える社長も少なくありません。「今まで数回実施したけど効果がなかった」という方もいます。 実際にプレスリリースを出してすぐに結果を出すことはプロの PR会社でも難しいです。 しかし、ポイントをつかんで根気よく出し続ければ必ず記事として取り上げられる日はきます。 ちなみに大企業の広報担当は年間 150本程度のプレスリリースを出します。 大企業でもそのくらいの努力が必要なのですから、中小零細企業は、「数打てば当たる」ではないですが、ポイントを押さえて少なくともまず毎週一回程度はプレスリリースを出す努力が必要でしょう。 そもそもマスコミは常にネタ不足で困っている状況なのです。 新聞は記事のネタがなくても毎日紙面を埋めなければならないですし、テレビも番組の内容を埋めなければなりません。 また、マスコミ関係者は多忙なため、常に特ダネばかりを狙っていられるほどの時間的余裕もありません。 ですから、実際は自分の足で一から情報を仕入れるのは稀で、プレスリリースを参考にして情報を仕入れることがほとんどなのです。 繰り返しとなりますが、ここでも大事なことはコツコツと出し続けることだと思います。 プレスリリースを書くポイントは?
大企業であれば広報担当がいて、そのチームで PRを行いますので、日々マスコミに取り上げられるべく施策がなされています。 さらに大企業が発信する情報は大企業なので、お客様の認知が元々高いため、ニュースの価値が高くメディアに取り上げられる率も高くなるのです。 どういうことかといえば、例えばNTTドコモが新しい携帯を発売するというプレスリリースを出したとしましょう。 NTTドコモを利用している消費者は多いので、ニュースに興味を持つ人数も多いと予想できます。 情報を受けとったマスコミもそう考えますので、このプレスリリースは間違いなくニュースとして取り上げられます。 一方、中小企業が新製品を発売したことのプレスリリースを出しても、知名度がないためニュースの価値が低く、これでは記事として取り上げてはくれません。 大企業と違い中小企業は元々の知名度に差があるため、ニュースとして取り上げてもらうには、ニュースの価値を上げる「切り口」を考えてプレスリリースを出す必要があります。 記者が記事として取り上げたくなる切り口を考える方法として、記者を自分に置き換えて考えてみるということが重要となります。 自分が記者だったらどういう内容なら世間に知らせたいかを逆算して考え、記者を顧客だと思い営業するつもりでプレスリリースを考えてみてください。 知っておくべきことは、記者は「世の中を良くする視点」や「世の中にインパクトを与えるサービス」「社会的意義がある行為」に興味があることが多く、それがプレスリリースの中にあると共感を呼び記事なりやすくなる傾向があります。 自社のサービスや商品で世の中がこう変わるといった具体的な説明を添えたプレスリリースはかなり有効です。 正直、記者は商品やサービス自体にはそれほど重要視しておらず、それによって世の中がどう変わるのか、この記事で読者にどんな感動を与えられるのかに着目していますので、その内容を掘り下げ、ニュースの価値を上げることに注力してみてください。黒字社長のルール ㉕「プレスリリース」はどんな会社でもできる最も低コストの知名度アップ戦略。広告との違いをしっかりと理解し、しっかりと自社を認知してもらうスタートとせよ。
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