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「あったらいいな」と「お金を払ってまで使いたい」は天と地の差がある

 話は戻りますが、ユーザーに試してもらいながらサービスやプロダクトを開発する際にも、さまざまな落とし穴があります。  多くのスタートアップがだまされがちなのが「あったらいいな」です(だまされると言っても、詐欺にあうという意味ではありません、念のため)。  たとえば、創業初期に、「こういうプロダクトがあったらいいと思いますか?」と周囲の人に聞くと、多くの人が「あっ、それいいですね」「あったらいいよね」と言います。しかもほとんどの人が言うのです。  そのリアクションから手応えを感じるのですが、じつはこれが大きな落とし穴。  知り合いの起業家が想いを持って何かの課題を解決するプロダクトを持ってきたとき、いきなりダメ出しをする人はあまりいません。たいがいの人が言うのは社交辞令です。「あったらいいよね」と言うのですが、その意味は「ないよりはあったほうがいいかな」程度のことが極めて多いのですね。  しかし、「あったらいいな」と「お金を払ってまで使いたい」の間には、天と地の差、断崖絶壁があるのです。  だから、「あったらいいな」を真に受けて、そのままプロダクトを出してしまうと、まったく売れない……ということが起こってしまうのです(*)。*そもそも、どんなプロダクトも市場調査をするものですが、そのなかから爆発的に伸びるサービスは数%も出てきません。不発に終わることが多いのはプロダクト開発の宿命といえ、ここは腹をくくって磨き続けるしかないのです。

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