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■必要な経常利益額は、借入金の返済額が基準となる

では、具体的にどういう基準で経常利益額を設定するかについて説明しましょう。前にもお話ししましたが、自社に必要な経常利益額を正確に把握している社長さんは多くいらっしゃいません。「どれくらいの利益が必要だと思いますか?」と質問すると、「多ければ多いほどいいんでしょう」といった答えが返ってくることもしばしばです。もちろん、利益は多いに越したことはありませんが、そもそも、このような漠然とした考え方では、適正な会社経営はできません。では、どのように目標利益を設定すべきか。当然のことながら、いくらくらいの経常利益額を予算として設定するかは会社の状況によって千差万別ですが、考え方のひとつとして、「借入金の返済額を基準にする」というものが挙げられます。中小企業の多くは、金額の多寡の違いはあっても、たいていは借入れをしているものです。たとえば、 5000万円の借入金を 5年返済で借りていれば、金利を無視しても、年間 1000万円の返済をしていることになります。ですから、設定すべき目標は、この 1000万円の借入返済を賄えるだけの経常利益を稼ぎ出すことが、絶対的な目標となります。厳密にいえば、「経常利益 =税引き前当期利益」だと仮定すると、そこから税金、配当、役員賞与が約半分くらいかかりますので、 1000万円の借入返済を賄うための目標経常利益額は約 2000万円ということになります。

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