3番目の「売上仕入資金」は、売掛債権の回収サイトと買掛債務の支払いサイトの差で現金預金を生み出せているかどうかを見るポイントとなります。古田土印刷はここがマイナス 7810万円( ❾)となっています。つまり、売掛債権の回収サイトよりも、買掛債務の支払いサイトのほうが短いために、ある時点(資金別貸借対照表の作成時点)では、支払いが 7810万円( ❾)ほど先行してしまい、その分、現金預金が実質的に減ってしまっていることを表しています。これがまさに「サイト負け」で、それがひと目でわかるのが、この資金別貸借対照表なのです。製造業は「サイト負け」が起きやすい業界です。一般的に売掛債権は手形で回収されるために、現金化するまでに 90日、 120日と時間がかかります。一方で、外注先への支払いは翌月末日に現金で支払うことが多いので、支払いが先行するわけです。このような「サイト負け」は多くの業種で見受けられます。ちなみに、サイト負けしない業種もあります。飲食業、小売業、美容業などは、ほとんどが、いわゆる「現金商売」。「売上 =現金回収」ですから、基本的には入金が先行するわけです。
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