繰り返しいいますが、貸借対照表には、社長の会社経営の歴史が蓄積されています。社歴 10年の会社なら 10年分の、 20年の会社なら 20年分の経営の結果が、今現在の貸借対照表に明確に記載されています。これはとても重要なことです。損益計算書はそのときの勢いですから、社員が一丸となって、「会社をよくしよう。売上を伸ばし、利益を増やそう」と思えば、努力次第でただちに成果を生み出すこともできます。前期は赤字だったが、今期は V字回復で、大きな利益を計上するということも可能なのです。しかし貸借対照表をよくしようと思ったら、一朝一夕では達成できません。 10年、 20年かけて蓄積した歴史を、 1年程度で大きく改善するなど現実的なことではありません。「財務体質を強くする」とは、貸借対照表をよくすることに他なりません。このことは、中長期的な視点で取り組むべき課題だということを理解してください。時間がかかるからこそ、一刻も早く取り組み始める必要があるのです。
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