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第2章話し方

言葉遣い

目次

34必ず「お」をつけたい4つの言葉

育ちの良さがにじみ出ている方に共通するのが、言葉遣いの美しさ。

一朝一夕で言葉遣いを完璧に改めるのは難しいかもしれませんが、今すぐ心がけられるものをいくつかご紹介します。

たった1文字つけることにより、丁寧な印象になる言葉があります。

それは「お」。

とくに「料理」「化粧」「箸」「風呂」は、「お」をつけていただきたい言葉です。

たとえば、「化粧、直してきます」と聞くとどうでしょうか?ちょっと乱暴で品があるとはいえません。

でも「お」をつけて、「お化粧、直してきますね」なら、ごく当たり前の品が感じられます。

そのほか、砂糖、塩、米、しょうゆ、味噌汁なども、「お」をつけたい言葉です。

《私が必ず「お」をつける言葉》

  • ・箸
  • ・化粧
  • ・料理
  • ・風呂

《プラスアルファ》

  • ・しょうゆ
  • ・砂糖
  • ・塩
  • ・米
  • ・味噌汁
  • ・うどん
  • ・蕎麦
  • ・豆腐等

35クッション言葉を上手に使える

クッション言葉を的確に使える方が少ないように感じます。

相手にお願いしたり、お断りしたり、お尋ねしたりするとき、ストレートに言うときつい印象になることも、クッション言葉を前置きするだけで、やわらかく伝わります。

  • 「恐れ入りますが」
  • 「失礼いたします」
  • 「すみませんが」
  • 「申し訳ありませんが」

などは、ちょっと言いにくいことも、相手に快く受け止めてもらえるため、一般的に使われていますね。

これにプラスして、

  • 「お差し支えなければ」
  • 「ご迷惑でなければ」
  • 「失礼かと存じますが」

などクッション言葉のバリエーションを増やしておきましょう。そのボキャブラリーの豊富さが育ちの良さを感じさせます。

36まずは、自分の口ぐせを認識する

誰にでも口ぐせはあります。私の生徒さんにも、会話の最初は必ず否定から入る方が何人かいらっしゃいます。

本当に否定しているわけではなく、「いや!」「違うの!」などが口ぐせになってしまっているようなのです。

口ぐせを連発されると、「また言った。もう5回も言っている」と、内心気になりませんか?なんとなく品も失われてしまうので、気をつけないといけませんね。

自分の会話を録音して聞いてみたり、周囲の人や家族の方に指摘してもらったりして、どんな口ぐせがあるのか一度チェックしてみてはいかがでしょう。

37尊敬語と謙譲語がきちんと使える

「受付で伺ってみて下さい」という言葉を耳にすると、残念に思います。

「伺う」は謙譲語、へりくだる表現ですから、相手の方に使ってはNG。正しくは「受付でお聞きいただけますか」です。

「いただく」「召し上がる」も、きちんと使える方が少ないですね。

どちらも丁寧に感じてしまうのか、「おたくのご主人、お夕飯はおうちでいただくの?」といった会話を頻繁に耳にいたします。

「いただく」は謙譲語ですから、この場合は相手を高めて敬意を示す尊敬語の「召し上がる」が正解です。

しかし、このように尊敬語と謙譲語を間違って使っている方が実にたくさんいらっしゃいます。多くの方が間違えがちな敬語を、正しく使う方にはやはり育ちの良さを感じます。

間違った敬語遣いには敏感に違和感をもつ感性を、大人としてぜひ身につけたいですね。

《間違いやすいもの》

【言う・話す】×「先ほど申されたように」〇「先ほどおっしゃったように」

【行く】×「明日も、伺われますか?」〇「明日も、いらっしゃいますか?」「明日も、行かれますか?」

【いる】×「〇〇様はおられますか?」〇「〇〇様はいらっしゃいますか?」

【聞く】×「あの件、もう伺われましたか?」〇「あの件、もうお聞きになりましたか?」

【目上の方にはNGとされている表現】

×「ご苦労さま」「ご苦労さまです」

△「お疲れさま」「お疲れさまです」

本来、目上の方を労う言葉は失礼にあたるとされています

38若者言葉、流行り言葉を使わない

普段使っている言葉は、大事な場面でもつい出てしまうもの。たとえば、お付き合いしている彼のご両親に初めてお会いするとき。

「まじ!?」「ムリ!」「やばい」「超うれしい」「わかるー」などの言葉を相手のご両親が聞いたら……。息子の相手としてふさわしいかどうか、疑問符がつきそうです。

言葉遣いで、育ちや人間性をはかられてしまうこともあると、心に留めておいて下さい。

テレビで活躍されているアナウンサーの方たちは、プライベートのときも「言葉遣いは美しく」を心がけているそう。

生放送やハプニング時に素の自分が出てしまうことがあるからです。ぜひそんな姿勢を見習って、日常の会話でも美しい言葉を選びたいものです。

39「すみません」は使わない

「すみません」は便利な言葉ですが、謝罪や依頼、感謝など、どんな意味にでもとれるあいまいな言葉でもあります。

これでは相手に気持ちが伝わりにくく、また丁寧さに欠けるという印象を与えてしまうかもしれません。

感謝なら「ありがとうございます」、依頼なら「お願いします」、謝罪なら「申し訳ありません」など、的確に気持ちを表現する言葉を使いましょう。

40感じのいいあいづちの打ち方

会話では、あいづちやうなずきを使って相手の話に共感しているというサインを送ると好印象を与えられます。

ただ、頻繁なあいづちやうなずきは裏目に出ることも。

相手の話に、かぶるほど早く、「はいはいはい」と何度もあいづちを打ってしまうと、そんなつもりはなくても、「興味がない」「そんなことは知っています」「早く終わらせたい」と、誤って伝わってしまいます。

程よい頻度を心がけましょう。

41ほめられたときの感じのよい受け答え

最近は、ほめられたらへんに謙遜せずに「ありがとうございます」と返すのがよしとされる傾向にあります。

ほめ言葉に素直に反応するのはいいことですが、いつでも「ありがとうございます」だけでは、謙遜が美徳とされている日本では疑問に思う方もいらっしゃいます。

さじ加減が難しいのですが、おほめいただいた方との関係性や頻度を考えて、言葉選びをしたいもの。

相手が目上や年配の方なら、

  • 「ありがとうございます。初めてほめられました」
  • 「そうおっしゃっていただき、少し自信がつきました!」
  • 「励みになります」

と、うれしい気持ちと相手へのリスペクトをまじえたお礼を言えると、相手の方も心地よく感じて下さるでしょう。

そんなふうに相手の気持ちを察する俯瞰力をもつ人は、「わきまえている方」と思わせます。周りの方にほめがいのある素敵な方と思ってもらいたいですね。

42家族の呼び方に育ちと品が出る

・夫「うちの旦那がね……」と言う方に、育ちの良さや品は存在しません。たいがいこのあとに、ご主人のグチが続くパターンが多いようですね。

ただし、「主人」では、身内に対して敬意を表す言葉となってしまいます。大人の女性なら、フォーマルな場では「夫」が正解です。

・子ども他の方とお話するときに、自分の子どものことを「うちの○○ちゃん」「○○○くん」と呼ぶのはいかがなものでしょう。

「うちの娘が」「長男が」と言えるようにしたいですね。

いい大人が自分の親のことを「うちのお母さん」「パパ」と呼ぶのもいただけません。ペットについても同様です。

「ちゃんづけ」は、家族以外の方や、動物好きではない方にとっては違和感があるので注意しましょう。

・自分「あたし」は幼く感じさせます。「わたし」か、オフィシャルな場なら「わたくし」です。

43素敵な女性は、「大丈夫?」より「大丈夫よ」

レストランなどで友人が飲み物をこぼしてしまったとき、あなたならどうなさいますか?ほとんどの方が口にするのは「大丈夫!?」という言葉ではないでしょうか。

しかし、同じ「大丈夫」でも、「大丈夫!?」とあわてて問いかけるのではなく、

  • 「あ、大丈夫。このナプキン使って」
  • 「大丈夫よ、お店の方におしぼりいただくわね」

という落ち着いたニュアンスで、相手を安心させてあげましょう。

こういうちょっとしたハプニング時に、驚いたり騒いだりして事態を大ごとにしてしまう方がいますが、なるべく相手に恥ずかしい思いをさせないように収めてあげたいもの。

そして、本人より先にお店の方にお詫びやお礼を言って差し上げましょう。

電話・メール・SNS

44余韻をもって電話を切る

私が常日頃から大切にしていることに「余韻」があります。余韻のあるふるまいは上品です。

しかし、残念なことに、携帯電話で、ブツッと切ってしまう方も少なくありません。

急いでいる際であっても「立て込んでいるので切らせていただきます」などのひと言を付け加えて切りたいものです。

45夜分のメールにも気遣いを

電話をかけても差し支えない時間は、一般的に「午前9時〜午後9時」などといわれています。でも、最近のコミュニケーション手段のほとんどは、電話ではなくメールやSNS。

そのため相手が何をしているかなど気にせず、何時に送ってもいいと思ってしまいがちですが、できる方なら、

  • 「遅い時間に失礼します」
  • 「休日にごめんなさい」

という気遣いの言葉があります。この、ほんのちょっとしたひと言が、あなたの品性を左右します。

46SNSに許可なく写真をあげない

昨今よく取り上げられるのが、知らない間に自分の姿がSNSにあげられてしまうという問題。

写りが気に入らないお写真も迷惑な話ですが、誰が、いつ、どこにいたのかということは個人情報でもありますので、必ず本人の許可を取っておかなければなりません。

SNSはあっと言う間に拡散される恐れもあります。他人の個人情報に細かな注意を払えない方は、育ちを疑われてしまいますので、留意して下さいね。

47コメント欄に気遣いのセンスを!

フェイスブックやインスタグラムなどSNSのコメントに、気遣いのセンスのない方をお見受けします。

たとえば、お誕生日のメッセージ。

後日になってしまった場合の、「遅くなってごめんなさい!おめでとう」や、催し物やセミナーの告知に対し、「残念ながらその日は仕事で伺えません。次の機会にぜひ!」など。

一見、ちゃんとお詫びの文章を書いているいい人、と思われそうですが、実は書かれた当人にとっては少々迷惑に感じることも。

それに、やり取りを見ている方たちからは、「誕生日を忘れていた人」「欠席をわざわざオープンにする人」など、相手のことをそれほど大切に考えていない人という印象に映ってしまいます。

また、出席しないことをあえて公にすることは、失礼にもあたります。遅れたお詫びや欠席の連絡は、わざわざ公開するものではありません。他の方はご覧になれない個別でのメッセージでお伝えしてはいかがでしょう。

48家族自慢、ペット自慢

ビジネス仕様の投稿は自社の製品やサービスのよさを告知する目的ですので、自己アピールや自画自賛、「リア充」と呼ばれるものでも全く問題ありませんが、個人の投稿の場合は、残念な印象を与えてしまうことが少なくないようです。

「かわいいですね」「お幸せですね」が欲しいがための、頻繁なペット自慢、子ども自慢、孫自慢にはやはり違和感を覚え、品を感じていない方もいらっしゃるかもしれません。

49メールやSNSの書き込みは冷静になってから

メールやSNSでのコメントは、あとあとまで残るということ、容易に拡散できるということを念頭におく必要があります。

とくに、相手に対する抗議やクレームを伝えたいときは、いったん冷静になる必要があります。

自分が渦中にいるときは興奮していますし、精神状態がふつうではないので、必要以上に攻撃的になりすぎてしまうおそれも。

翌日まで書き込むのは控え、冷静になってから、できるだけ淡々と書く、もしくはSNS以外の場所で意向を伝える選択をしてみては?衝動で行動せず、気持ちをコントロールする。

またそれ以前に、尊敬できない相手のために、自分の大切な時間を費やしすぎない。そういった賢い取捨選択ができる余裕を持ちたいものです。

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