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第4章暮らし

暮らし

目次

78季節の行事を愉しむ

お受験のマナーを指導していると実感するのですが、「きちんとされている」「育ちがいい」方たちは、例外なく季節感を大切に過ごされています。

お正月を始め、節分、お節句、七夕、お盆、お月見、大晦日などの行事はもちろん、家に設える生花であったり、装いであったり、旬をふんだんに取り入れたお料理であったり。

常に四季の移り変わりを敏感に感じ取り、感謝やお祝いの心を表現している方には心の豊かさ、清さ、美しさを感じます。

一時、お月見の時期には、東京中のお花屋さんからススキがなくなる!というニュースも流れたほど、お受験ではこの四季を大切に考えている難関幼稚園や名門小学校が多くあります。

金木犀や沈丁花の香りで季節を感じられるお子さんの感性を育てたいですね。

79暦に敏感になる

昔から四季を大切にしてきた日本人は、季節の移り変わりに敏感です。たとえば「小春日和」。

一見、春の言葉のようですが、晩秋から初冬の春のようにあたたかくておだやかに晴れた日のことをいいます。

ほかにも、無意識に「今日は啓蟄。そろそろ春ですね」「大寒ですね、お寒いはずですね」など、立春、立夏、立秋、処暑、立冬、小雪……と二十四節気をさりげなく意識できる方には、奥ゆかしくも日々の生活を大切に豊かに過ごされてきた女性のイメージがあります。

80急な来客にも対応できる

「近くまできたので、ちょっと寄ってもいい?」と言われたとき、あなたは「どうぞどうぞいらして」とあわてずにお迎えできますか?

「ごめんなさい、ちょっと待って!」部屋の片付けをして、身支度をしてということになれば、30分〜1時間くらいは必要かもしれません。

使ったものはその都度戻す、こまめに掃除をする、という暮らしの基本ができているかどうかにも育ちが表れます。

81玄関を美しく

玄関は来客の方をまず最初にお迎えする場所。靴は出しっぱなしにせず、玄関は美しくしておきましょう。

とっさのお客様でも決してあわてず気持ちよくお迎えできるよう、常に整えておく余裕こそが育ちの良さです。

82花やグリーンなどの植物を愛でる

切り花でも鉢植えでも、部屋やベランダに植物があると心や生活が豊かになりますね。

日々の生活のなかで、植物にふと目がいくゆとりのひと時を大切にしている方は、きっと素敵な人生を送っているはずです。

83当たり前にゴミを分別する

「ま、いいか」という気持ちを持たず、当たり前にゴミを分別なさる方は、一事が万事、すべてに余裕と道徳心をもって生活なさっている方でしょう。

84本物を普段使いにする

普段使いと来客用の食器やグラス、カトラリーを区別している方も多いのでは!?私も「特別な物はお客様がいらしたときに」「割れたら大変」と、日常で使う物とは分けていた時期がありました。

しかし、それで本当に大切にしていると言えるのか……素敵なお皿は飾るだけ、しまうだけではなく、使うことで価値も増し、心を豊かにしてくれると考えるようになりました。

今では、お気に入りのお皿やカトラリーを、日々使用することにしています。

すると、器や食べ物への感謝の気持ち、味覚の感性が高まり、より幸せにお食事をいただけるようになりました。

85お料理をする

私自身、ビジネスランチや会食はもちろん、プライベートでも外食は少なくありません。毎日外食かお惣菜という、ご多忙な方もいらっしゃるでしょう。

ですが、時間があるときは、女性であっても男性であっても、自分のためにお料理をすることが、人として基本の暮らしを大切にすることではないかと思うのです。

ジャンクフードは極力食べない常にスナック菓子をつまんでいる方、頻繁にファストフード店を利用している方には魅力を感じない方も多いのでは?

食材の質や素材の味、本物の味つけ、添加物の知識などをしっかり認識して、自身を大切に生活していきたいですね。

87日本の伝統食をわかっている

幼稚園、小学校向けのお受験では、家庭での食育がとても重視されています。とくに四季折々の旬の食材や日本の伝統料理をいただくのは大切なことです。

たとえばお正月のおせち。一年の始まりにいただくおせちは神様と共にありがたく頂戴する、という意味をもつ大切なお料理。ひとつひとつにおめでたい意味やいわれがあります。

私も、昆布巻きや伊達巻き、黒豆、栗きんとんなど、ほぼすべてのおせちを手づくりしておりました。

お料理に込められた意味を理解して、ありがたく、美味しくいただきたいものです。

  • ・黒豆/まめまめしく。勤勉で健康に
  • ・数の子/子孫繁栄
  • ・田作り/五穀豊穣
  • ・たたきごぼう/家庭円満、繁栄
  • ・かまぼこ/魔除けと清浄
  • ・伊達巻き/知識が増えるように
  • ・栗きんとん/金運
  • ・紅白なます/平安、平和
  • ・昆布巻き/よろこぶに通じる。子孫繁栄
  • ・筑前煮/レンコンは先を見通せるように、里芋は子孫繁栄など

お金のこと

88お金は包んでお渡しする

幹事さんに会費を支払う際や、お借りしたお金を返す際など、「封筒やポチ袋に入れる」という習慣がない方は大人の女性として反省すべきかもしれません。

旅館の「心づけ」も然り。現金をそのままお渡しするのでは、感謝や丁寧さ、敬意を伝えられません。

とっさのことで袋を用意できないときは、「むき出しで申し訳ありません」のひと言を添えましょう。

そのひと言があるかないかで、あなたの印象は大きく変わりますよ。

89常に新札を準備しておく

会費やお借りした現金などを渡すときに、シワだらけのお札しかなくて恥ずかしい思いをしたことはありませんか。

目上の方へお渡しする際やお祝い事でしたら、とても失礼にあたります。いつ入り用になるかわからないことを念頭に、常に新札を用意しておきましょう。

最低でも一万円札と千円札5枚ほど、五千円札も1〜2枚はストックしておきたいもの。お財布の中にも何枚か入っていると安心ですね。

必要になってからあわてて銀行やコンビニに走っても、必ず新札が手に入るかわかりません。あらかじめ準備しておける心遣いと余裕が、育ちなのです。

週末で銀行がお休みなど、どうしても用意ができないというときは、アイロンでシワをのばすという手も。気持ちは察していただけるでしょう。その際「新札のご用意もできなくて」というひと言も添えて。

90借りたお金は少額であってもすぐにお返しする

たとえ少額であったとしても、お借りしたお金はできる限り早くお返しするのが大人のルール。お金にルーズな方は、誠実さを疑われ、信用を失いかねません。

91何十何円に執着しない

ご友人とのお食事の金額を人数で割る場合、あまりに細かい額にまでこだわるのは大人としてスマートさに欠けます。

お借りしたお金を返す際とは異なり、割り勘時の金額に関しては、ある程度大らかに考えられるとよいですね。

92ポイントにこだわりすぎると心が貧しく見える

無駄な物を購入しないなど、倹約、節約は大切なことです。

ただし、本人の中だけなら構いませんが、「あちらのお店だとポイントがつくから」「ここだと貯めたポイントで支払えるから」など、他人を巻き込んでの言動は品格を損なってしまいます。

また、ポイントやほんの少額の差に振り回され、かえって余分に時間や手間をかけてしまっては、心豊かな過ごし方とは言えないかもしれません。

可能な範囲で本当に必要なもの、気に入ったもの、召し上がりたいものを手に入れるのが、大人の品格ではないでしょうか。

93ごちそうしてもらうことに慣れすぎない

目上の方や男性にごちそうしていただくこともあるでしょう。それが何度か続いた場合、「当たり前」という思いや態度になってはいませんか?

明らかに目上でリッチな方であっても、お礼の気持ちとしてスモールギフトを差し上げたり(目上の方へ同額のお返しもまた失礼にあたります)、「いつも支払っていただいてばかりで……今度は私にランチをごちそうさせて下さい」「2軒目は私が」など、できる範囲のお返しと感謝の気持ちを伝えましょう。

94ごちそうするときもスマートに

ごちそうする側もされる側も、金額に気を使うのが当たり前。

ごちそうする際は先に「私はこれにするわ」と低めの金額のものを選んでしまうと、ごちそうされる方はそれより高額なものは選びにくくなるものです。

「こちらはいかが?」などちょっとお高めのものをおすすめしたり、「私はこれにしようかしら」と先に少し高めのものを選んでみたりすれば、相手の方も楽になるでしょう。

逆にごちそうしていただく際に、相手の方よりはるかに高いものを頼んだりするのも、考えもの。

お気持ちに甘えて好きなものを頼んでも構いませんが、お相手の方と同じくらいの金額のものから選ぶのが礼儀です。また、お礼を兼ねたちょっとしたお返しをするなど、感謝の心遣いも大切です。

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