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第3章忙しくても、10倍の結果を出すために

10%アップではなく10倍を目指す!グーグルには、1億人のためになるサービスでないとスタートしないという考え方があります。

もともとユーザーを拡大しやすいネット業界のサービスなので、広がらないと意味がないのです。

そのため、10xといって、「現状の10倍の成果が出るように考える」ことが求められています(10%アップでなく10倍です!)。

今すぐはできなくても、1年後、2年後を考えれば、10倍の何かを達成できる。

そのために今、何が必要で、どんな仕事をするべきか、という考え方が根づいているのです。

たとえば、グーグルはニューヨーク市で無料のWi-Fiを提供していますが、10倍の成果を目指して次は全米で提供するというゴールを設定するイメージです。

実際には世の中の変化に応じて、その目的が変わっていくため、四半期ごとに見直したりするのですが、10倍を目指すことには変わりありません。

10倍で考えると、仕事がルーティンにはなりません。

10倍にするには、飛び抜けた発想で考えなければならないからです。

毎年同じなら、現状維持どころか、少しずつ減ってしまうでしょう。

10倍の成果を出すのは大変です。

実際には目標が達成できないこともあります。

しかし、10倍の目標に対して7割のゴールを達成すれば、以前の7倍の成果が出ているわけですから、実質的には成功です。

大事なのは、目標を高く設定して、それに見合うように動いていくこと。

そのためには、新しい技術についていかなければならないですし、仕事のしかたもどんどん進化させていく必要があります。

日本で急成長を遂げた有名な会社といえば、ソフトバンクが挙げられるでしょう。

300年ビジョンを掲げ、世界のテクノロジーカンパニーのランキングでは、一人あたりの生産性はマイクロソフトより高い世界第3位となっています(米・ExpertMarket社調べ。

2015年)。

ソフトバンクの孫正義さんの弟である孫泰蔵さんも「未来に直面する世界の大きな課題を解決する」として、その課題解決を行なうベンチャーを支援するMistletoeという会社を立ち上げています。

グーグルでは、こうした大きな目標は、「TGIF(ThankGoogleit’sFriday)」という金曜午後の全体ミーティングなどで、社長からドーンと発表されます。

通常の会社では「目標売上○○億円」などといった話が多いのでしょうが、TGIFで語られるのはもっと漠然とした目標です。

たとえば、こんなことをしたら世の中のためになるのではないかとか、こうしたら社会がよくなるのではないかとか。

そんなミッションなのです。

すると、その場で全員が盛り上がります。

モチベーションが高まって、すぐに「そのために何をやるべきか」「どんなプロジェクトをやれば実現できるのか」「どういうふうに達成すればいいか」「うちのチームにとって、どんな意味があるのか」といった会話が始まるのです。

もちろんその場で社長に質問をすることもできます。

トップがあまりに大きな目標をあげると、下がいぶかしがってついてこないということも耳にしますが、グーグルでは、トップが世界のため、社会のため、周りのためといって、総合的にすごく意味のあるゴールを提示してくれるので、そうした心配は不要です。

そこが大きな違いではないかと

ルールを破らないと、10倍は達成できないでは、10倍の結果を達成しようというとき、どう考えればいいのでしょうか。

単純に仕事を10倍増やしても、忙しくて大変なだけで成果は出ません。

10倍を達成するために、まずやらなくてはいけないのは、自分の前提や、固定観念を破ることです。

違うルール、違うやり方を考えるしかないのです。

今と同じことをやり続けている限り、どんなにがんばっても2倍いけばいいほうだと思います。

そういうと、何か難しいことのように感じられるかもしれませんが、要は「やりたいことがあるけれど時間がない」というときに、フリーの人にやってもらうとか、違う部署の人に協力してもらうなど、社内外のリソースをもっと上手に使ったり、人を巻き込んだりしてはじめて次のレベルまでいけると思うのです。

そのとき、周りの協力を得るためにも人間関係や信頼感が大事になります。

次のレベルまでいくためには、周囲から信頼され、尊重されることが必要なのです。

一方で、仕事のやり方を変えるには、リスクをとって手を挙げて、ルールを破らないといけません。

上司に言われたとおりの仕事をしていたところで、何も変わらないでしょう。

リーダーシップというのは、自分の安全領域から一歩出る行動でもあるのです。

リスクをとるためには、あらゆる因果関係を考えて建設的に動いていかなければいけません。

でも、組織のようにシステム化されているもののルールを変えようとすると、拒否反応が必ず起こります。

極端な言い方かもしれませんが、クビにされてもいいという覚悟を持って行動するしかないと思うのです。

そうまでする必要があるかと思う人もいるかもしれませんが、逆に、自分が達成したいことができないのであれば、その会社にいてもしかたがない、という考え方もできるのではないでしょうか。

いずれにせよ、達成すべきは「よいこと」であるべきです。

そのために10倍業績を伸ばすつもりでやって実績が出れば、会社でも出世するでしょうし、もしうまくいかなくても、「よいこと」を達成しようとしているなら、誰かがその姿を認めて引っ張り上げてくれるでしょう。

「プチKY」になるルールを破るということに関しては、僕が若手社員だった頃の経験があります。

ある上司に仕事を頼まれたときに、「もっと違うやり方をしたほうがいいのではないですか」と逆に聞き返したのです。

上司からは、最初僕が仕事を避けようとしているのではないかと思われましたが、「こういうルールを決めて、みんなでやるほうが速い」と説得して、ルールを変えてもらいました。

また、営業部から「お客さんがこういうものがほしいと言っているから、これをつくってほしい」と言われたときに、どうしてもそれが必要だとは思わなかったので、「お客さんがほしいと言っているものをつくるのは大事だけど、本当にお客さんに必要なものは何ですか?それをお客さんに教えるべきじゃないんですか?」と逆に質問をしたこともあります。

社内的には、こんなことはルール違反だったかもしれませんが、結果的に、営業担当者を説得し、顧客のニーズにより合った提案をすることができました。

もちろん、お客さんにも喜んでもらえたのはいうまでもありません。

こうした行動は、ある意味、「プチKY(空気が読めない)」でもあるのですが、それでも許してもらえるのは、普段から自分は少々変わり者だとアピールしておいたからだと思います。

少しズルいやり方かもしれませんが、日本やアジアでは「KYな外人」と思ってもらったほうが、何を言っても、ある程度は「外人だからしょうがない」と許してもらえました。

たとえば、会議がおかしな方向にいきかけたときに、かしこまった話し方ではなく、ちょっとKYのふりをして、「すみません、私、外国人で、あんまりニュアンスがわからないんですけれども、こういうことなんじゃない?」と言えば、抵抗感なく、「ああそうか」と思ってもらえます。

外国人ではなくても、「部長、お願いします」と笑顔で言って、さらっと話を通してしまう女性もいます。

最終的に、意味のある正しいことができれば、それでよいのではないでしょうか。

大事なのは、いかに空気を読んで、悪しき慣例となったルールを破るかです。

たとえば、「部長、それはデタラメだ」と言えば、その後の人間関係に差しさわりが出ますが、何も知らないふりをして「それはこういうことですか?」と質問して、間違いに気づいてもらう方法もあります。

どちらが今後、仕事が進めやすいかは明白ですね。

英語で言うところの、losethebattletowinthewar(負けて勝つ)が大事なこともあるのです。

リスクは、「成功する」ために考えるものもうひとつ破らなくてはいけないのは、「自分のルール」です。

自分の固定観念、自分に関しての印象、自己イメージを破ることが必要です。

たとえば、起業家になりたいと思っている人であれば、新卒だからといって通常の「入社1年目の人のための本」を買って勉強するのではなく、「2年間はこの会社で働いて、基本を学ぼう」と明確に目的を持って、最初から精神的に起業家になったつもりで行動すべきです。

つまり、自分は他の同僚とはまったく違う道を歩むと心に決めて、起業家が読んでいる本を読んだり、起業家に会いにいったりして、起業家がどんなことを考えているかを知り、見よう見まねで生きていくのが、結局は近道なのです。

「自分は起業家だ」と勝手に思い込んで、それを目標に行動する。

英語で、Actasif……(たとえば、Actasifyou’rerich.〈自分がお金持ちであるように行動する〉、Actasifyou’reCEO.〈CEOであるように行動する〉)と言いますが、自分がありたい姿になりきって行動するほうが達成も速いでしょう。

ヤフー・アカデミア本部長である伊藤羊一さんは、「様々な選択肢が増えてきた今、志の大小はともかく、自分の軸を持つことが大事」とお話しされていましたが、僕もそのとおりだと思います。

グーグルにはあまりいないのですが、新しいことをやろうとすると、できない理由を挙げる人もいます。

もちろん、リスクを考えることは必要です。

リスクを考えることで、現実的に何ができるのかという話ができます。

しかし前提として、それは成功させるためにリスクを挙げているのであって、やめるために挙げているわけではないのです。

「できない理由」を挙げる人がいたら、ぜひそれを建設的にとらえ直してみたらどうかと思います。

なお、グーグルでは、「あなたが高い給料をもらっているのは、誰もができる単純な仕事をするためではなくて、困難な仕事をするためだ」という理解が徹底されています。

外資系企業の給料が高いということは、最初から大きいこと、難しいことをやるしかないということなのです。

それができないと、あなたはここにいる意味はないということでもあります。

ケネディ大統領のgotothemoonという有名なスピーチがあります。

「今後10年以内に月に人を到着させ、安全に帰還させる」というものですが、当初有人ロケットを月の軌道に乗せるというプランだったものを、一気に難易度を上げたのです。

そして、単純だからやるのではなくて、難しいからこそやる価値があると高々と宣言したのです。

10倍の目標を達成するというのは、普通に考えたら無理に近いことだと思います。

でも、革命・進化を起こすには、もう無理に近いことをするしかないのです。

それこそが効率を高め、生産性を劇的に上げる道だと思うのです。

「前年比10%」という目標の間違い多くの企業は、今ある業務を100%こなしたうえで、そこに追加する形で成果を上げていこうという考え方を持っています。

そのため「前年比10%増」といった目標が出てくるのですが、こうしたやり方では、従来の延長線上の発想から抜け出せず、しかも仕事量だけが増えていくということになりかねません。

グーグルでは、今ある仕事をただこなすのではなくて、もっと賢いやり方を自分で探すことが推奨されています。

従来の8割の時間とか5割の時間でこなす一方、余った時間を使って、プラスアルファのことをしなければいけないわけです。

たとえば、自分の時間が1から10まであるとしたら、今までの仕事を1から10まで使ってやるのではなくて、5だけで終えて、残りの5を、建設的なこと、新しいことに向けていくのです。

グーグルには、就業時間の20%の時間で好きな仕事をしてよい、という「20%ルール」がありますが、そうしたものを自分で取り入れて、自分でやってみてもよいでしょう。

そうやって、1週間、1か月単位で従来の仕事を圧縮していけば、最終的にはほとんど自動化することもできるはずです。

グーグルのサービスには、「ベータ」とついているものがたくさんあります。

「コンスタントベータ」といって、永遠に続くベータ版です。

完璧なものをつくれば、そこで終わりになりますが、後になるほどいいものがいっぱい出てくるはずだから、ずっと改善していきます。

でも最終的に終わりが見えたら、そこでおしまい。

次はそれを破壊して、まったく新しいことをするという発想が根本にあります。

「20%ルール」の上手な使い方20%ルールの話が出てきたので、ここでその使われ方を紹介します。

グーグルの「20%ルール」は、勤務時間の20%を自分が関心のある仕事に使ってよいという取り組みで、ここからグーグルニュースやアドセンス(AdSense)、グーグルマップなどのサービスが生まれています。

中で働いている人から見れば、この時間を有効に活用することで、自分の仕事に広がりも生まれます。

ここでは、この20%ルールを上手に使っている方の例を紹介しましょう。

紹介するのは、かつて東京で同じチームのメンバーであり、現在はグーグル本社・マウンテンビューで仕事をしている小川高子さんの例です。

彼女は人材開発チーム時代、外国人社員が日本人社員に英語を教える語学学習プログラムを社内で立ち上げました。

このプログラムが人気になり、コーチの数や生徒数は増えていったのですが、その分この仕事に割く時間が増え、このまま拡大すると100%自分の仕事時間をこのプログラムに費やすことになるのではないかという懸念がありました。

彼女の仕事はこのプログラムだけではありません。

他の仕事の時間も確保しなければなりません。

そこで、当時のディレクターに「このままだとプログラムを終了しないといけないかもしれない」と相談したら、「運営協力者を20%ルールの枠で社内掲示板で募集してみたら?」と提案されたのです。

小川さんは迷ったそうですが、「自分でマネージできるならいいかも」と考えて、この方法を試すことにしました。

まずは、東京で「外国人社員が日本人社員に英語を教える」プログラムのプロジェクトマネジメントをしてくれる人を掲示板で募集し、適任者を選びました。

彼女は、東京でのプログラム運営をその人に任せ、自分はそのプログラムを中国・韓国に拡大していきました。

ある程度軌道に乗ったら、韓国でも東京と同様に新たなマネジャーを採用し、その人に任せます。

こうしてプログラムを、シンガポール、インドネシア、オーストラリアにも広げていきました。

最終的にこのプログラムを支えるコーチは180名を超え、大きなプロジェクトになります。

同様の研修を外注した場合と比べ、四半期で7万USドルくらいのコスト削減になったそうです。

一方で小川さんは、協力者へのフォローも忘れませんでした。

みんなに学びの機会を提供したいと、社内で行なわれるサミットに全員が出席できるよう本社にお願いして、開催地であるシドニーにみんなを送り込みました。

小川さんは、こう話します。

「みんなが『学ぶ機会』を得られるようにしないと続きません。

いい仕事をしてくれたときは、その上司に報告したり、本人の仕事が会社からも認められるようフォローしています」そんな彼女は、マネジャーからも、「たくさんの人を巻き込んで多くのことを達成している彼女の姿は高評価」と言われています。

空いた時間と人をうまく使って、より効果的な仕事のしかたはできるのです。

また、小川さんは、うまく自分を成長させるような仕事の任せ方をしています。

図3-2は、仕事を学びとインパクトで整理したものです。

仕事の優先順位を考える場合、「大きな学びがあり、かつ社内で評価されるもの、インパクトがあるもの」に自分の時間を割いたほうがよいでしょう。

一方、「社内で評価され、インパクトは高いが、学びは少ない」仕事は、他の人が引き受けてくれる可能性が高いので、巻き込みやすい仕事といえます。

こうして仕事を他の人に振りながらたくさんの仕事を回し、自分の時間は「学びとインパクト」の大きな仕事に費やす、というのが、時間と人の効果的な使い方です。

20%ルールがない会社でも、自分の仕事の振り方として、こうしたコツは覚えておくとよいでしょう。

次のステップに進むために「自分の仕事」をなくす本書の冒頭でも述べましたが、本来目指すべきは、自分の仕事をなくすことです。

これは、モルガン・スタンレーにいたときの話ですが、僕は自分のチームに、「何のためにこの仕事をしているのか」をずっと問いかけていました。

すると、段々と本来の目標を達成するために、もっとやるべきことが見つかり、これからの目標や「今はこの仕事をするけれど、次のステップを考えるなら、もうここにいないほうがいい」などというキャリアプランが見えてくるのです。

その人の成長によって、やるべき仕事は変わってくるのです。

管理職にとっては、自分の仕事をなくすというのが、最大のゴールです。

上司としては、自分が見なくてもメンバーががんばって成果を上げてくれる状況が一番いいはずです。

すると、自動的に管理職の仕事はなくなるわけです。

ただ、なかなか自分の仕事を手放せない人も多いようです。

今やっている仕事をなくせば、自分のやるべきことがなくなってしまう。

だから、自分のチームや、自分の業務の非効率性を、必死に隠しているのではないかと思うことすらあります。

変な言い方ではありますが、そもそも「自分の仕事はムダ」と疑ってみるべきだと思います。

全部でなくても、必ずどこかにムダがあるはず。

もっと賢い、もっといいやり方は必ずある。

自分はまだ完璧ではないと思っておくことが大事です。

何がムダなのかに気づくためには、他の人の体験・経験を知ることです。

本を読んでもいいし、他の人たち、たとえば違う部署の人、違う会社の人たちは、どんなふうに仕事をしているのかとか、成功している人たちは何をやってきたのかとか、気づきになる経験を探すのもよいでしょう。

また、ひとつ上のレイヤーで見るというのも有効です。

チームとしても個人としても、「会社の中で、自分にはこういう大事な役割がある」と勝手に思っているだけで、そうではないことは意外とあるものです。

ひとつ上のレベルで見て、大事でない仕事は思い切って減らしてもよいわけです。

今まで課のレベルで見ていたのを部のレベルで見るとか、事業部単位で見るとか。

出世したいと思っているなら、最初から、その視線で見る訓練も必要でしょう。

Thinklikeanowner外資系企業では、Thinklikeanowner.とよく言われます。

「オーナーのような考え方を持ちなさい」ということなのですが、そうした姿勢で物事を見ていくことは、今後ますます大事なことになってくるでしょう。

僕はいつも「社員ではない(オーナーだ)」という自覚で仕事をしてきました。

社員であるときから、「自分はコンサルタントであって、今の年収ならどれぐらいの成果を出さなければならないか、そのためにはどんな仕事をして、どんな結果を出さなければならないのか」を考えるのです。

その視点で見ると、自分がもらっている給料より結果が出ないことがリスクなのです。

「あいつは成果が出ていないから、クビにしたほうがいい」と部長や社長に思われることを考えたら、ムダなことや、意味のないタスクをやるというのは危険です。

だからこそ、自分からムダをなくしていくのです。

このくらいのお金が入るなら、このくらいの成果を上げなければいけないというのは、独立していても会社員でも同じです。

今の仕事が永遠に続くというのは、妄想です。

だから、自分の仕事は続かないという前提に立って、そこからさらに、自分の仕事をなくすためにどうすればいいかと考えていけば、まったく違う結果が出るはずなのです。

10xを達成するためには、自分のミッションやパッションも大事です。

ソフトバンクでは、個人的なミッションを持っている社員のほうが、持っていない社員よりも生産性が高いことを発見し、今個人的なミッションを見つける研修を行なっているそうです。

グーグルでは「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SearchInsideYourself)」という研修を通して自己の振り返りや個人のミッションを見つけようとしています。

また、登山家の栗城史多さんは、自分の冒険を中継することで、見た人に挑戦する気持ちを持ってほしいと、単独無酸素でのエベレスト登頂に挑戦しています。

そのために、毎回スポンサーを集めて、クラウドファンディングもやっています。

彼にはミッションとパッションがあるからこそ、その実現が近くなりますし、他の人も巻き込んでいけるのです。

10xで成功する人の共通点最後に10xで成功する人が意識していることについて挙げておきます。

グーグルなら新入社員から期待される内容でもあります。

①先を予見する先見性がある人は、常に人より一歩先にいることができます。

そのためにできることは、次の3つです。

・チャンスと脅威を予見する仕事のうえでチャンスと脅威が存在する領域を挙げ、それぞれどんな可能性があるか、それが起こった場合ステークホルダーにどう影響するかを明確にして、それぞれのレベルで考えてみます。

たとえば、組織、部門、チーム、個人などと挙げて、それぞれのチャンスや脅威について考えます。

・サイクル、トレンド、パターンを探すマーケットやセールスなどのサイクル・トレンドを見つけたり、ある一定のスタイル(コミュニケーションスタイル、オフィスのレイアウトなど)を見つけて、上手に利用します。

動きのあるものと、パターンで動けるものを分けておきます。

・短期・中期・長期で考える「5/5/5ルール」を使います。

今から5週、5か月、5年後に何が起こるのかを考えます。

1年や3年はよく言われるところですが、少し長めに時間をとって、未来を考えます。

また、そこから自分とステークホルダーがリスクとチャンスに上手に対処するには、今何をする必要があるかを考えておきます。

②相手の立場になる自分の視点で相手を見るだけでなく、相手の立場や第三者の立場で自分自身を想像してみます。

より深く共感を分かち合うには、相手と一緒にいる時間を増やし、相手のニーズや夢を知り、サポートしていきます。

③見解を明らかにする見解や助言を必要とする人はどこにでもいます。

とはいえ、それが必要になるときはわからないものです。

そのため、仕事でも、また仕事以外でも、重要だと思われるトピックについては自分の見解を持つようにします。

常に情報収集を怠らず、洞察を深めておくことが必要です。

また、自分の安全領域の境界で考えることも大事です。

具体的には、自分の専門領域よりも上のレイヤーで考えることです。

最終的に見解を伝えるときは自信をもったほうがよいでしょう。

とはいえ、知らないことがある場合は、それを認める覚悟も必要です。

謙虚さと弱みを見せるほうが、信頼度は向上します。

④空気を読んで空気を壊す時には、人が言わないことを言うことも大切です。

つまり、空気を読んで、あえて空気を壊す発言をすることです。

たとえば、課長のこだわりで非効率な業務プロセスになっているのに、課長に指摘をするのをみんなが怖がっている場合もあります。

そんなときは勇気を持って伝えるべきです。

グーグルのTGIFミーティングでは、全社員の前で、マイクを持って社長や会長になんでも聞くことができます。

どんな質問でも指摘でも構いません(エンジニアはかなりきつめな指摘もしていました)。

でも、それで仕事や組織がよりうまく回っていくこともあるのです。

グーグルでは、こうしたことが、チームのレベルで日常業務で行なえることが当たり前になっているのです。

現状を認めることはしばしば勇気のいることですが、特にリーダーであれば、これを認めて、メンバーに伝えることは大事な仕事です。

⑤自分から責任を負う誰のものでもない問題は、放っておかれがちですが、まず、そこに対処する必要があることを明確にし、行動します。

たとえば、ファイルが溢れすぎているキャビネットがあって、みんなが文句を言っているのに誰もそれを整理しない、ということがあります(面倒で誰も触らない問題です)。

そんなときは「みんなの時間がムダになるので、整理しましょう」と自分から進めていきましょう。

自ら仕事を始めることは、やりがいにも通じます。

どうせその場にいるのなら、自主的にその場にかかわり、貢献をしていくべきだと思います。

⑥参加する出席して姿を現すことは、成功の基本です。

電話でも雑談でも、責任を持ってかかわっていくこと、そしてタイミングを見て、相手を巻き込むことです。

⑦ハートに耳を傾ける洞察は事実とカンにもとづきます。

直感が正しいことは、よくあります。

自分の身体が示す繊細な信号に耳を澄ませましょう。

また、洞察力にかかわる脳の状態を気にかけ、感情と身体をリラックスさせることが大事です。

⑧常識を破るアインシュタインは、「愚か者は同じことを繰り返し、異なった結果を期待する」と言いましたが、異なる結果を得たいなら、規則を破っていかなくてはなりません。

たとえば、今やっていることと反対のことをしたらどうなるでしょうか?無関係に見えるものを関係づけるとどうでしょうか?⑨前向きに失敗する失敗は誰にでも起こります。

失敗を認め、学ぶことを通じてのみ、最終的な成功をおさめることができます。

だからこそ、早く失敗すること。

あえて自分が苦手なことをして失敗の訓練をしておくこともよいトレーニングになります。

⑩問いかけを続ける新しい発想を生むには、好奇心を持って新しい洞察を常に探求することです。

最初の説明が正解であると決めつけないことが大事です。

表面だけでは見えないもの、通常の視野の外にあるものを探し求めるために、「なぜ、そうなのか」と隠れた視点を探し、「もしも」と思考実験をしてみます。

解決方法がわからない出来事があったときに、それを避けるビジネスパーソンも多いですが、問いや直感で新たな洞察が生まれれば、それがチャンスになることもあります。

⑪視点を変える新しい視点で見ることで、対話が前進したり、見逃していた全体像が見えることがあります。

たとえば、こんな視点を使ってみてはいかがでしょうか?・全体をズームアウト・細部にズームイン・裏面・未来からの視点・顧客の視点

・ライバルの視点・普通でない視点(普通は?深いのは?おかしいのは?)

まとめ□10倍の成果を出せるように考える□そのためには、ルールを破ること□次のステップに進むためには、「自分の仕事」をなくすことも必要□オーナーのように考える

 

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