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第2章 お金を引き寄せる9つの法則

  1. 法則7……[お金と自己変革の法則]自分のタイプに合ったやり方を知れば自然と豊かになれる
  2. 法則8……[お金と創造の法則]新たな価値を創造すれば幸せな資産持ちになれる
  3. 法則9……[お金とエネルギーの法則]4つのエネルギーを循環させれば心は豊かになれる

法則1……[お金と引き寄せの法則]意識のチャンネルを豊かな周波数に合わせるとお金を引き寄せる

目次

お金は稼ぐだけでなく引き寄せる

第一章では量子力学をベースに、いわゆる学問的な知識を下準備としてお伝えしましたが、ここからは具体的に「お金を引き寄せる法則」を9つの法則で解説していきます。

お金持ちになるためには単に「稼ぐ」ということだけではなく「引き寄せる」ということも必要です。

そのためには「お金」のことを学ぶのと同時に、人間の「精神性」についても学んでいく必要があります。

量子力学をベースにこれらのことを本書で学んでいただき「幸せなお金持ち」の人生を歩んでいってください。

そもそも「引き寄せの法則」とは何か?

世の中の成功法則を語る書籍やメソッドの中には「引き寄せの法則」というものがあったりします。

そもそも「引き寄せの法則」とは何でしょうか?引き寄せの法則は、19世紀のアメリカで始まったと言われています。

人間の人生に対してポジティブ思考が良い経験を、ネガティブ思考が悪い経験をもたらすことを信念として、「思考=純粋なエネルギー」が同種のエネルギーを引き寄せるプロセスが存在することを信じる考え方です。

簡単に言えば、「思考したものが現実化する」ということです。

そして、そのプロセスに沿うことで、人間は健康や富や人間関係を向上させることができると考えられています。

有名なところではエスター・ヒックスとジェリー・ヒックスの書籍『引き寄せの法則エイブラハムとの対話』やロンダ・バーンの書籍『ザ・シークレット』など多数あります。

他にも「イメージング」「口癖」「強運」や「宇宙」など、さまざまな別表現の法則で語られた書籍も出ているため、あなたも1冊くらいは読んだり目にしたりしたことがあるかもしれません。

引き寄せの法則と聞くと、スピリチュアルな話で怪しいと思うかもしれません。そこで「科学とスピリチュアルの違い」について説明しましょう。スピリチュアルとは科学で解明できない世界のことを言います。

例えば「幽霊は存在するのか、しないのか」「死後の世界はあるのか、ないのか」「魂は存在するのか、しないのか」など、現代の科学では解明できないことはスピリチュアルな世界だと言えるでしょう。

一方、科学の考え方では、第一章でお伝えしたように宇宙で解明されているものはたった5%しかありません。つまり、95%は科学では解明されていないものだということです。

量子力学は見えないものを解明していく学問ですから、量子力学が発展すれば、今までスピリチュアルなものとして考えられてきたことが解明されるかもしれません。

これから引き寄せの法則について量子力学をアナロジーとして活用し、解明していきたいと思います。

なぜあなたと誰かは「気が合う」「波長が合う」のか?

人とのコミュニケーションにおいても「波長が合う」「波長が合わない」という言葉が使われますが、波長が合うと共鳴現象を起こし、一気に人の距離感が近づき仲良くなると説明ができます。

共鳴現象とは「物体がその固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振れ幅が増大する現象」のことです。物理学では「共振」とも呼ばれます。

例えば、ワイングラスに対してそのワイングラスの固有振動数と同じ周波数の声を発し続けると、共振してグラスが割れてしまうことがあります。

人とのお付き合いの中で理由はわからないけど何となく気が合う人がいたり、話をしていて同じ波長を感じる人と出会ったりした経験が誰しも一度はあると思います。

「気が合う」「同じ波長を感じる」という表現は抽象的ですが、気が合う人や同じ波長を持っている人とは一緒にいたら居心地がいいですし、逆に合わない人とは居心地が悪かったりするでしょう。

つまり、そこには目に見えないけど〝何か〟の作用が働いているわけです。

第一章でおさらいしたあなたには、ピンとくるものがあるかもしれません。

誰かと一緒にいるときに感じる気や波長というものは、人間そのものが発する生命エネルギーです。

この宇宙は目に見える5%と目に見えない95%でできており、人間の意識が5%の顕在意識と95%の潜在意識でできているように、目には見えない=観測はできないけど実は存在しているエネルギーがあります。

それが「気が合う」や「波長が合う」という抽象表現で語られると私は考えています。

気と波長の関係はエネルギーと周波数の関係を表す「E=h」の公式で表現できます。

Eはエネルギー、hはプランク定数、νは周波数(振動数)でしたね。

誰かと同じ波長を感じることは、同時にあなたとその人が「同じ波動で共鳴している」と言い換えることができ、同じ周波数を持ったエネルギー同士は引き寄せられる、と言えるでしょう。

この世のすべてのものは振動して波動を発している

「すべては振動している」という考え方は今から100年以上も前にドイツの物理学者マックス・プランクによって提唱されています。

1918年にノーベル物理学賞を受賞したプランクは《すべては振動であり、その影響である。現実に何の物質も存在しない。すべてのものは振動で構成されている》という言葉を残しています。

人間も、その他の動物も、植物も、あなたのデスクの前に置かれたパソコンや手元のスマートフォンなどのすべての物質、そして、光や風や雷や地震などの自然現象も、目に見えない世界ではすべて固有の周波数を持っており、振動しています。

この振動によって生じる波を「波動」と言い、すべてのものは振動して波動を発していると考えることができます(波動には音波や脳波、電波、重力波、地震波、津波などのさまざまなものがあります)。

「超ひも理論」が示唆する振動による世界の成り立ち

振動に関して、量子力学の最先端理論の1つである「超ひも理論」を使ってもう一段階深く説明をしてみましょう。

超ひも理論(超弦理論、スーパーストリング理論)では、物質の最小単位である素粒子(点粒子)を細かく見ていくと、大きさを持たない「点」ではなく小さな「ひも」の形をしていて、この「ひも」の振動の違いによってあらゆる素粒子や物質が生まれている、と考えられています。

粒子というと「粒=点」のようにイメージされますが、そうではなく超ひも理論では「ひも」の形をしていて、それがまるで弦楽器の弦のように振動しているイメージなのです。

弦楽器というと、パッと思いつくのはギターやヴァイオリンだと思います。

これらの弦楽器は個々の弦の振動数の違いによってさまざまな音色を奏でます。

同様に、自然界のクォーク、電子、光子などの素粒子(現在までに17種類が発見されています)も、細かく見ていくと輪ゴムのような「ひも」や「糸くず」の形をしていて、その振動数によってさまざまな素粒子が生じている、と考えてみてください。

この理論が正しいとするなら、宇宙はさまざまな弦楽器が奏でるオーケストラの交響曲のようなイメージでとらえることができます。

まだこの理論を裏付ける実験結果は充分に得られていませんが、証明されたら、すべての物質は振動から成り立っていることになり、宇宙の真理は今以上に解き明かされるかもしれません。

意識のエネルギーがお金のエネルギーを引き寄せる

これまでの話から「すべてはエネルギーである」「すべては振動している」ということを理解できると思います。

従って、引き寄せの法則を量子力学的な観点で解明すると同じ波動の「共鳴現象」として説明することができるのではないでしょうか。

実際にこの世界は、同じ波長や波動のものが共鳴して物質化しているのです。例えば、ガラスのコップは二酸化ケイ素という分子が結合して作られています。ダイヤモンドは炭素という原子の集まりです。同じ波動の原子や分子が引き寄せられて物質は作られているのです。

すべての物質が振動から成り立っているのであれば、宇宙はもちろんのこと、私たち人間の「肉体=目に見えるもの」や「精神=目に見えないもの」もまた、振動でできていると考えることができます。

そして、あらゆるものは同じ波長や振動数のものが共鳴し、引き寄せ合って現実を作り出している、と考えることもできます。つまり、「共鳴現象=引き寄せの原理」と言えるわけです。

そうであれば、第1の法則として「お金と引き寄せ」を考えるときに、大事なのはあなたがどんな「お金というエネルギー」と共鳴するかによって、引き寄せられる「お金の現実」も変わってくる、ということです。

本書の冒頭でもお伝えしましたが、「お金」とはエネルギーです。

あなたがお金に対してどんな周波数を発しているかによって、お金が引き寄せられるか、もしくはどんどん離れていってしまうかが決まるのです。

では、どうすればお金を引き寄せることができるのか?それはあなた自身の「意識のチャンネル」を切り替えることです。

例えば、テレビやラジオは周波数(チャンネル)を変えることで特定の番組を視聴することができるようになります。

各テレビ局やラジオ局からはそれぞれの電波が発信されていて、受信機であるテレビやラジオが周波数を合わせる(チャンネルを選ぶ)ことによって任意の番組を視聴できるわけです。

同じように、あなたが住んでいる現実世界も、意識のチャンネルや感情の周波数を「豊かさの周波数」に合わせることによって、あなたの意識のエネルギーとお金のエネルギーが共鳴して、お金が引き寄せられる現実を作り出すことができるのです。

脳科学と心理学から見る「引き寄せの法則」

いきなり「意識のエネルギー」と言われて多少面食らったかもしれません。でも、引き寄せの法則自体は脳科学や心理学でも説明が可能です。

意識のエネルギーとお金のエネルギーを理解しやすくするために、今度は脳科学と心理学の観点から見ていきましょう。

人間の脳には「脳幹網様体賦活系(RAS=ReticularActivatingSystem)」という部位があり、五感を通して入ってきた情報にフィルターをかけ、必要なものだけを記憶します。これは心理学の世界では「カクテルパーティー効果」として知られています。

パーティーのようなガヤガヤした賑やかな場であっても、会話している相手の言葉を聞き漏らさなかったり、遠くから自分の名前を呼ばれたら聞こえたりするでしょう。

これはRASが周囲のさまざまな情報から自分の必要なものだけをスクリーニング処理をして、そのときに意識が向いているもの、注意を払っているものの情報の再構築を行っているからなのです。

ということは、あなたがどのような意識に目を向け、注意をするかによって「認識できるもの」が変化する、ということです。

例えばパーティーで正面の相手と会話をしていても、隣の席から自分が気になったり必要としていたりする情報が聞こえてくると、そちらに意識が向いてしまいますよね。

そうやって出来上がった現実や現象を考えてみると、意識もまた「あなたがどこにチャンネルを合わせるか」ということですから、結局はすべての現象や出来事はあなたが発する波動や周波数と共鳴して起こっていることがわかると思います。

お金は強引に摑みに行くより引き寄せるほうがずっと現実的

1937年にナポレオン・ヒルによって書かれた自己啓発系の名著に『思考は現実化する』があります。100年近く読み継がれ、世界の累計の発行部数はなんと1億部以上だそうです。

この本の中で重要な考え方が1つあります。それは「人間は自分が考えているような人間になる」というものです。これは「思考の法則」と呼ばれています。

この思考の法則は単純なようで非常に奥深いです。

人間は「うまくいく」と思考したことを「うまくいった現実」として引き寄せ、「うまくいかない」と思考したことを「うまくいかなかった現実」として引き寄せてしまいます。

つまり、物事がうまくいってもいかなくても、それぞれ「考えていたこと」を現実化してしまうわけです。

これは、テレビやラジオと同じように、あなたが意識のチャンネル(周波数)をどこに合わせるかによって引き寄せられる現実は変わるということです。

「お金がない」「今月も支払いどうしよう」など困ったことはないでしょうか?実は「お金がない、お金がない」とつぶやいていると、本当にお金がない状態を引き寄せることになってしまいます。

量子力学的には「お金がない」という言葉が「お金がない周波数」を発しており、その周波数と共鳴して本当にお金がない状態を引き寄せてしまうからです。

また、「お金が欲しい、お金が欲しい」と言っている人も同様です。お金が欲しいと言っている人は「お金が欲しい周波数」を発しています。

「欲しい周波数」は「欲しい周波数」と共鳴する現象が引き寄せられますから、いつまで経っても「お金が欲しい」状態が引き寄せられ、結果的にお金がない状態が続いてしまうのです。

つまり、潜在意識の望み通り「お金がない」「お金が欲しい」という願いを叶えているのです。

いずれも自分が発した言葉の通り夢が叶ってしまっているので、皮肉な話です。

では、どうすればお金を引き寄せられるようになるのでしょうか?お金を引き寄せるためには、豊かさの周波数を発する必要があります。

「すでに豊かである周波数」はすでに豊かである状態を引き寄せますから、お金も富も豊かさも引き寄せることができるようになるのです。

本当にお金持ちや豊かな人間はそもそもお金が足りないとかお金がないという考えが頭をよぎることはありません。

なぜなら、本物の大富豪はお金を「空気のようにすでにいっぱい満たされているもの」だと考えているため、お金が欲しいなどと思わないからです。

お金を空気と同じように十分にあると思ってみてください。するとお金について心配することがなくなってくるかもしれません。

しかし、現実的にお金がないのに「お金は十分ある」と思えるでしょうか?本当にお金がなくて困っている人がそのようなことを考えることができるでしょうか?確かに本当にお金に困っている人は「お金は十分ある」と思うことは難しいかもしれません。

その原因は、自分にないものや今持っていないものにフォーカスし、欠乏感に満たされているからです。

思考が「欠乏感」で満たされている間は、お金について不足感が生まれ、お金に対する不安や心配が絶えない状態になってしまいます。

そういう人は、自分の中のすでにあるものや今ある幸せにフォーカスすればその問題を解決できるかもしれません。

すでにあるものとは、あなたがこれまで学んできたこと、経験してきたこと、すでに持っている能力やスキル、人間関係や人脈などです。今ある豊かさ、今ある幸せに気づくことが豊かさの周波数を発する秘訣なのです。

今ある幸せとはどんなものがありますか?今ある豊かさとはどんなものがありますか?思いつく限り、ノートに書き出してみましょう。

例えば、こんなものが出てくるかもしれません。

  • 病気もなく健康で五体満足
  • おいしい料理を食べることができる
  • 安心して寝泊まりできる環境がある
  • 優しい家族がいる

すると、あなたはいかに恵まれていて幸運であるか気づくことができるでしょう。すでに手に入れている日々の幸せを感じるだけで豊かさの波動に満ちあふれてきます。豊かさの波動になれば豊かさを引き寄せることができるようになるのです。

もし、あなたがお金持ちになりたいと思うのであれば、まずしなければいけないのは自分の発する周波数や波動を変えることです。

そうすることであなたの発するエネルギーの質が変わり、それに見合ったエネルギーが共鳴し、そういう現実を引き寄せます。

まずは「お金」というエネルギーを理解し、お金持ちの思考法を理解した上で、自分がそのように変化していくことです。

〝稼ぐ〟〝取りに行く〟よりもそうやって〝引き寄せる〟ほうが、ずっと楽にお金はあなたのところにやってきます。

次の法則からはそのための具体的な考え方や方法をお伝えしていきますが、まずは量子力学の法則とともに、お金を引き寄せるためのマインドセットをしてもらいたいと思います。

■まとめ

  • 引き寄せの法則は同じ波動の共鳴現象で説明できる
  • 意識のチャンネルをどこの周波数に合わせるかによって現実が変わる
  • 今ある幸せと今ある豊かさに意識を向けると豊かさを引き寄せる

■ワーク

  • 質問❶今ある幸せは何ですか?
  • 質問❷今豊かだと感じることは何ですか?

法則2……[お金とイメージの法則]お金のイメージを変えると豊かさが手に入る

お金を引き寄せられない人の「エレファントシンドローム」

引き寄せの法則を活用して「お金を引き寄せたい!」と思ってもなかなかそれが実現できない人は少なくありません。そういう人たちは、お金に対してマイナスのメンタルブロックがあるからです。

メンタルブロックとは、人間が何か行動を起こすときに「できない」「無理だ」など行動に制限を与えたり、抑制を与えたりする思考のことです。

例えば、

  • 「お金とはモノを交換するツールである」
  • 「お金とは汚いものである」
  • 「お金を稼ぐことはよくないことだ」
  • 「お金を稼ぐ人は悪いことをしている」
  • 「お金を稼いでもすぐなくなる」

といったマイナスのイメージがあり、お金に対する行動を制限させる思い込み(メンタルブロック)があると、引き寄せの法則に従ってお金に対してマイナスの現実を引き寄せてしまいます。

このようなメンタルブロックで有名なエピソードが「エレファントシンドローム」というものです。

インドでは象を調教するために、子象の頃から丈夫なロープを足に結び、杭につないで逃げられないようにするそうです。

子象は、最初は必死に逃げようとするのですが、子象の力ではロープを引きちぎったり杭を抜くことができません。

そのうち子象は「逃げようとしてもムダだ」と考えるようになり、大人の象になってもう余裕で逃げ出せる力を持っているにもかかわらず「過去に試したけど無理だった」という思い込みから、逃げようとしなくなるそうです。

お金を引き寄せたいのに引き寄せられない人の多くは、このエレファントシンドロームにかかってしまっています。

顕在意識では「お金を引き寄せたい!」と思っていても潜在意識でお金に対するマイナスのイメージがあるとお金を引き寄せることができません。

人間の場合、生まれてから2~3歳の間にメンタルブロックが形成され始め、10歳で完成してしまうと言われています。

例えば、子どもの頃に親から「お金の話はしてはいけない」「汗水たらさないとお金は稼げない」などお金に対する口癖のように言われていると、お金に対してマイナスのイメージが潜在意識に刷り込まれていきます。

私もかつては、子どもの頃に親から「お札やお金は手垢があるから汚いよ」と何度も言われた記憶があり、潜在意識に「お金=汚い」というイメージが刷り込まれていました。

また、子どもの頃から自分でお金を稼ぐ経験をしてこないまま大人になったり、学生時代にアルバイトでお小遣いを稼ぐくらいしかしていないと、自然と「自分にはこれくらいしか稼げない」という信念が作られてしまいます。

あるいは、社会人になって企業に所属して、毎月の給料をもらい続けてそれが当たり前になっていると「自分には月30万円の価値しかない」と思うようになり、本当はもっと稼げるのに「30万円以上稼ぐことはできない」と考えてしまうのです。

このようなメンタルブロックを外すためには、潜在意識に刷り込まれたお金に対するマイナスの思い込みを外さなければいけません。

「お金持ちになりたい」と言う人は顕在意識ではそう思っていても、潜在意識では「お金持ちになれない」という刷り込みがあると、結果的に「お金持ちではない現実」を作り出すために無意識に行動してしまうからです。

例えば、ボーナスが入ってもすぐにボーナスを使ってしまう人、宝くじが当たっても自己破産をしてしまう人もいます。

量子力学的には「お金持ちになりたい」と思うことは「お金持ちになりたい」という思考の周波数を発しているため、「お金持ちになりたい」という現実、つまり、「今はお金持ちではない」という現実を引き寄せてしまうのです。

この、思考を支える思考(潜在意識)に刷り込まれたお金に対するマイナスの思い込みを書き換えなければいけません。

量子力学はそのヒントを与えてくれます。

  • 顕在意識=あなたが認識できる意識=見える意識
  • 潜在意識=あなたが認識できない意識=見えない意識

このことを理解した上で、潜在意識を自由自在にコントロールできるようになれば、自然とあなたの意識のチャンネルを豊かさのエネルギーと共鳴させることができます。

ただそのために、まずは「お金持ち」とそうでない人たちとの「お金へのイメージ」の違いを理解しましょう。

「お金」に対するイメージ「4つのマトリクス」

私たち人間は、個体差の少ない生命体と言えます。肉体と精神を持ち、意識の中には顕在意識と潜在意識があります。

同じような生き物であるはずの人間が、それでもお金持ちとそうでない人たちに分けられてしまうのはなぜでしょうか?それは「お金」に対するイメージが異なるからです。

こちらの図をご覧ください。

これは私の考える「幸せなお金持ち」「不幸なお金持ち」「幸せな貧乏人」「不幸な貧乏人」のマトリクスです。

「豊かさ」は「物心両面の豊かさ」という言葉もあるくらいに「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」の2つに分けることができます。

「貧しさ」も同じように「物質的貧しさ」と「精神的貧しさ」の2つに分けることができます。

「精神的豊かさ」と「物質的豊かさ」、「精神的貧しさ」と「物質的貧しさ」、それぞれを4つのカテゴリーに分けると、各象限で「お金に対するイメージ」が異なることが見えてきます。

1つずつ詳しく解説していきましょう。

物質的に貧しい人は「お金HATE」で生きている

まず、物質的にも精神的にも貧しい人は、お金を「汚いもの」「汗水たらして働いて得るもの(労働の対価)」「口にしてはいけないタブー」「持っているとしんどい(苦しい)もの」とイメージしています。

つまり、「お金=悪い」「お金=汚い」というイメージを持ってしまっています。これを「不幸な貧乏人」と本書では呼びます。

次に、物質的には貧しいが精神的には豊かな人は、お金を「欲しいと思わない」「興味がない」「自分には受け取る価値がないもの」「口にしてはいけないこと(タブー)」とイメージしています。

物質的に貧しい人には共通の特徴があります。それは労働収入以外の収入に罪悪感を覚えるという傾向です。その背景に「自分とは縁がない」「考えてはいけない」という自己肯定感の低さがあります。

自己肯定感が低いと、お金を自然と受け取ることができないのです。精神的には豊かなのですがお金はないので「幸せな貧乏人」と言えます。

この左側の2象限の人たちは、なかなかお金を引き寄せられなかったり、それで病んでしまったり、あきらめの人生を送ってしまったり、あるいは精神的に豊かでも清貧になってしまったりします。

さらに、基本的にお金のことが無意識に嫌いなので「お金HATEゾーンの人たち」とも言い換えることができます。

「いや、そんなことはない!お金は大好きだ!」と思う人もいるかもしれませんが、顕在意識で大好きと思っていても潜在意識でお金に対してマイナスのイメージを持っていると、お金を引き寄せることができないのです。

物質的に豊かな人は「お金LOVE」で生きている

一方で、右側の2象限の人たちはどちらもお金が大好きで「お金LOVEゾーンの人たち」として生きています。

お金のことを心から愛してやみません。お金は、お金好きな人やお金のことを愛している人のところに自然と集まってくるものなのです。

ただ、右下の物質的には豊かだけど精神的には貧しい人は、お金に

  • 「権力の象徴(パワー)」
  • 「支配するためのツール」
  • 「お金さえあれば地位も名誉も手に入る」
  • 「とにかくお金さえあればいい」

というツール的側面のイメージを持っています。

お金は大好きなのですが、自分の欲求を満たすためだけのツールなので、結果的にお金は集まってきてもそれ以外の人間関係や人脈、周囲からの信頼や社会的な信用などは得られず、逆に嫌われていたり、何かと揉め事を起こしがちになってしまいます。

いわゆる「不幸なお金持ち」です。

最後に、右上の物質的にも精神的にも豊かな人は、これはもうお金への考え方そのものの次元が違います。こういう人を「幸せなお金持ち」と呼びます。

お金へのイメージを「愛の象徴」「感謝の結果」「信頼の証」ととらえ、それらのエネルギーが形になったものだと考えています。

愛や感謝や信頼というプラスのエネルギーが変換されたものですから、それらプラスのエネルギーと共鳴してお金がどんどん入ってきて、幸せなお金持ちになります。

多くの人に愛され、多くの人に価値を提供して感謝され、それによって多くの人から信頼されることによって大きなお金が舞い込んできて、人脈も生まれ、幸せな人生を送れます。

4つのマトリクスを見たときに、少し考えてもらいたいのは「あなたは潜在的に、お金にどんなイメージを持っているか」ということです。

もしかすると、自分が「お金HATEゾーン」に属していて、そこに書かれているようなお金のイメージを持っているかもしれません。

だとしたら、まずその思い込みから外していかないといけません。

あなたはお金に対してどのようなイメージを持っていますか?今すでに幸せなお金持ちの人は自然と「お金=愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったもの」というイメージを持っているはずです。

もし、幸せなお金持ちになりたいのであれば、お金のイメチェンをする必要があります。お金自体には良いも悪いもなく、本来はニュートラルな存在です。

お金に対するイメージを書き換えることができれば、あなたも幸せなお金持ちになることができるのです。

幸せなお金持ちはお金の「目に見えないもの」を重視する

もう1つ、ここまでお伝えしてきた内容を踏まえて、4つのマトリクスを見て気づいたことはありませんか?そうです!右上の幸せなお金持ち以外の人は、どちらかというと目に見えるものを重視しています。

物理的に汚い、口にしてはいけない=考えてはいけない(タブー)、物欲や権力欲を満たすためのツール(道具)など、それこそ財布の中にある現金や通帳に印字された数字のような、目に見えるものとして考えてしまっています。

つまり、E=mc2で表現できる見える世界でしか考えられていないのです。

一方で幸せなお金持ちは、お金を「愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったもの」と考えているわけですから、目に見えない世界を重視しています。

言ってみれば、E=hで表現できる見えない世界を重視して生きているわけです。

お金も含め、すべてのものはエネルギーなわけですから、イメージや思考もまた、エネルギーだと言えるでしょう。

イメージすることとその現実化を科学的な視点で考えると、臨場感を持ってその状態をイメージすると、身体を構成する素粒子の状態が変わって、エネルギーの状態も変化します。

実際にあるセミナーを開催したときに35億円をイメージするワークをやったことがあります。これは「私は月収35億!」と言葉にしながら35億円を引き寄せようというイメージワークです。

このセミナーが終わり、2年半ほど経ってから受講生から本当に35億円をキャッシュで手に入れたと報告を受けました。セミナー受講生は50人ほどいましたが、本当に35億円を引き寄せたのはたった1人でした。

なぜ、その人が本当にお金を引き寄せることができたと思いますか?実はその人だけが、臨場感あふれてありありと35億円をイメージしていたからです。

35億円の札束はどのくらいの高さになるのか、重さはどのくらいになるのか、といったことをイメージしていたそうです。

つまり、お金を引き寄せるコツは、臨場感を持ってありありと理想の状態のイメージをすることなのです。

あなたにとって理想の収入はどのくらいですか?あなたにとって理想の生活はどんな生活ですか?ぜひ、ありありとイメージしてみましょう。

幸せなお金持ちとそうでない人では、お金というエネルギーに対して「どういう臨場感を持って感じ取っているか」が異なる、ということです。

E=mc2の観測できる世界(5%)で考えるか、E=hの観測できない世界(95%)で考えるかの違いなのです。

大事なのは「自分は豊かだ」という豊かさマインドを持つこと

幸せなお金持ちの世界に行くために、最初にやることはシンプルです。

まずは「ない」の不足の状態から「ある」の充足の状態に意識のチャンネルをシフトチェンジすることです。

意識のチャンネルを「お金」に合わせるときに「(お金がないから)お金持ちになりたい」ではなく「(お金があるから)自分はすでにお金持ちであり、豊かだ」と考えることです。

人は足りないものに意識を向けると愚痴や不満がでてきます。逆にあるものに意識を向けると豊かで幸せな気分になります。仏教や禅の教えに「吾唯足るを知る」という言葉があります。

足りないものではなく、すでにあるものに満足する考え方こそが、豊かさマインドを常に身につける秘訣なのです。

カクテルパーティー効果でも説明したように、人間はRASによって自分の必要な情報だけをスクリーニング処理し、そのときに意識が向いているもの、注意を払っているものの情報の再構築を行います。

そして意識は、共鳴したものを引き寄せます。それならば、お金の「ある状態」に意識を向けることで「では自分にはどんなものがあるのか?」と考えるようになります。

それが最初の一歩です。

宇宙が95%の観測できない物質やエネルギーで構成されているように、あなたが生きている世界もまた、あなたが〝まだ観測していない世界〟が存在します。

これまで自分がたった5%の顕在意識でしか生きていなかったことに気づきましょう。

自分の潜在意識のパワーを理解し、まずは、お金のイメージをチェンジ(お金のイメチェン)しましょう。

まずは根拠なんてなくて構いませんので「自分にはお金がある」「自分はすでに豊かだ」「お金とは愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったものだ」と考え、イメージしてみてください。

幸せなお金持ちマインドを身につける「ビリオネア呼吸法」

ここで小休止を兼ねて1つワークをしてみましょう。

私が講演やセミナーなどで行い、実際に効果の出ている「ビリオネア呼吸法」というワークです。

ずっと椅子に座って本を読んで疲れたと思いますので、ここで身体をリセットし、さらにあなたのメンタルブロックをガツンと外したいと思います。

1.筋肉反射テストで「金額のブロック」を特定する

2.金額分の感謝のエネルギーを吸い込む

イメージをする

3.筋肉反射テストで「金額のブロック」が外れたかを確認する

やることはシンプルにこの3つです。

まず、2人一組になってそれぞれの金額のブロックを特定しましょう。

[1「金額のブロック」チェックテスト]

①2人一組になり、Aさんが右腕を横に大きく伸ばし、力を入れる。

②Aさんが声に出して「私は月収10万円です」と言う。

③Bさんは、Aさんが言葉を口にした瞬間に腕を下に下げようとする。

④Aさんは腕に力を入れて、下げられないよう抵抗する。

⑤交代して同じようにチェックを行う。

最初にこのワークで金額のブロックを特定します。口にした金額が正しければ腕は下がりません。これを、口にする金額を10万円ずつ上げていき〝いくらで腕が下がるか〟を特定します。

下がったところが「金額のブロック」です。月収が30万円なのに「私は月収50万円です」と言うと、噓をついたことになって金額のブロックが働いて力が入らず、腕が下がってしまいます。

金額のブロックがわかったら、ビリオネア呼吸法を行います。

[2「金額のブロック」を外すビリオネア呼吸法]

①両手を頭の上に伸ばして「私は月収10万円です」と言う。

②金額分の感謝のエネルギーを吸い込むイメージをしながら、息を吸う。

③呼吸を止め、感謝のエネルギーが降りてきて全身に満たされるイメージをしながら、ゆっくりと息を吐く(手で降ろして満たすようにしても良い)。

④最後に「ありがとうございます」と言う。

⑤口に出す金額を上げながら同じことを何度も行う。

口に出す月収の金額は10万円から始めて、20万円、30万円、50万円、80万円、100万円、150万円、300万円、500万円、1000万円、3000万円、5000万円、1億円、3億円とどんどん上げていきます。

最終的に「月収無限大」までいって構いません。できるだけ高いところまで上げると、一気にブロックが外れます。また、感謝のエネルギーのイメージは、あなたの自由で構いません。自分なりの感謝のイメージをしてみましょう。

過去の受講生の中には「感謝」と書かれた1万円札の束がバサバサと降ってくるイメージや、「感謝」と書かれた1億円の入ったアタッシュケースがドサドサと降ってくるイメージをした人もいます(笑)。

その人曰く「月収だから12個降ってくるイメージをした」とのことです。呼吸法ができたら「金額のブロック」チェックのテストをもう一度行ってみてください。

最初に腕が下がったところで腕が下がらなくなり、自分の金額ブロックが外れていることを実感できます。

ビリオネア呼吸法は毎日でなくても構いませんが、自分の中の意識が変わるまでやってください。

または、一度ブロックが外れても、またブロックがかかったような気がしたら定期的に行うのもいいでしょう。

実際に、ビリオネア呼吸法を実践した受講生からある日、銀行口座に約2億円が振り込まれたという報告がありました。

その受講生は長年売れなかった土地がこの呼吸法を実践した直後に売れたそうです。これは先に見えない世界(マインド)を変えることによって現実が変わったという1つの事例です。

幸せなお金持ちマインドを身につけるビリオネア呼吸法で、目に見えない95%の世界に変化が起きたから現実が変わったと考えられます。

「世界中の銀行のお金は自分のものである」というイメージを持つ

一般にお金は自分の通帳に記載されている金額が自分のお金だと思い込まれています。

しかし、日本中の人全員が一斉に銀行から通帳に記載されたお金を下ろそうとしても、そんな現金(お札)は銀行にありません。

つまり、通帳に記載されている金額は実際のお金ではなく、単なる金額情報であり、量子力学的にはエネルギーに過ぎない、ということです。

通帳に記載されている金額にとらわれていると、お金が増えたり減ったりする数値の変動に一喜一憂して本当の豊かさを手に入れることができません。

では、どうすればお金を引き寄せることができるようになるのでしょうか?それは、あなたが所有する通帳だけでなく、全世界の銀行にあるお金があなたのものであると思い込むことです。

豊かさマインドを手に入れるには、「ドラえもん」のジャイアンのように「俺のものは俺のもの」「お前のものも俺のもの」というマインドセットを持つことも大切なのです。

世界中の銀行にあるお金が自分のものだと思ったら、お金が足りないというマインドもなくなり、お金を使うのに躊躇することはなくなります。

エネルギーであるお金は循環するものです。あなたがお金を使わなければお金は巡りまわってこないのです。

あなたがいくらお金を稼いで貯め込んだとしても、お金を使わなければその利益を享受することができません。銀行に貯め込んでいる間、お札は単なる紙切れであり、価値はないのです。

いくらお金がたくさんあっても、そのまま使わずに死んでしまったら意味がないのです。明日、死ぬことをイメージしてみてください。

あなたが一生懸命貯めてきたお金をまったく使えなかったら、もったいないですよね。稼いだお金を使って、初めて商品やサービスに交換することができ、利益を享受することができるのです。

ここで大切なのはお金を使うときのマインドセット、心の在り方です。

もし、お金を使うときに「お金が減っちゃう」とか「お金を使うのはもったいないな」と思ったら貧乏マインドやケチケチマインドの周波数を発することになり、豊かさを引き寄せることが難しくなってしまいます。

本当の豊かさを引き寄せるためには貧乏マインドやケチケチマインドではなく、豊かさマインドの周波数を発する必要があるのです。

お金を使うことは「喜びのエネルギー」を倍増させること

では、どのようなお金の使い方をすればいいのでしょうか?それはお金を使うときに大きな喜びを感じるということです。

欲しい商品やサービスを手に入れることができたらあなたは嬉しいと思いますが、同時にお店側も売上が上がって喜びます。そして、お店が喜ぶ姿を見てあなたも喜びます。

つまり、あなたがお金を使うことによって喜びのエネルギーは3倍になったことになります。さらに、その手に入れたものを誰かにプレゼントすれば、プレゼントをもらった人は喜び、その人が喜ぶ姿を見て自分も喜ぶことができます。

人にプレゼントするためにお金を使うことは、喜びのエネルギーが5倍にもなるのです。そして、この喜びのエネルギーが宇宙無限銀行に貯金されていきます。こう考えると、お金を使うだけで豊かさの周波数を発することができるようになります。

本当の豊かな人生を送るには、稼いだお金を自分やまわりの人の喜びを増やすために惜しみなく使い、豊かさを享受することなのです。

そして、お金を引き寄せるコツは「私は無限に豊かだ」と思い、豊かさのエネルギーを発することです。そうするとあなたは大富豪オーラを発し、豊かさ周波数で本当の豊かさを引き寄せることでしょう。

少し古い情報にはなりますが、日本経済新聞の2017年11月14日の記事によると2016年時点での世界の通貨供給量は約1京円だったそうです。

京といえば兆の次の単位です。10000兆円が1京円です。

日本では2021年12月に、2022年度の国家予算として過去最大の107兆5964億円が閣議決定されました。その約100倍が1京円という数字です。とんでもないお金の量だということがわかります。

そのとんでもない量のお金が、あなたのものだとイメージするのです。

サラリーマンでもカンボジアに学校を建てられる

ここで、世界中の銀行のお金があなたのものであるイメージを、もう少し具体的な私の父の例を使ってお話ししたいと思います。

父は会社に勤めるサラリーマンでありながら、カンボジアに学校を10校も作りました。カンボジアに学校を10校も作ったというと資産家だと思われるかもしれません。

実際は違います。父は普通のサラリーマンです。東京大学を卒業後に大学院で数学を専攻し、日本の大手通信会社にエンジニア職で入社しました。

しかし、一切自分の資金を使わずにカンボジアに学校を建てることに成功しました。チャリティのクラシックコンサートを企画して寄付を募ったのです。

チャリティですから演奏者にはボランティアで演奏を頼み、1人1万円のコンサートチケットを200枚完売しました。これを毎年繰り返しお金を集めカンボジアに学校を10校も作ったのです。

当時は200万円から300万円あればカンボジアに学校を建てることができたのです。もちろん、父は自分の資金は1円も使っていません。

この話を聞いて、思い出すことはありませんか?そうです、これは現代で言うクラウド・ファンディングです。

クラウド・ファンディングとは「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する仕組み」のことです。

今ではすっかり有名になったので、あなたも知っていると思います。

父が行ったのは「カンボジアに学校を作る」というビジョンを掲げ、コンサートの観客からチケット代を集め、それを元手に学校を作ることでした。

同じようなことを、ビジョンを変えてやっている人はいくらでもいます。

「世界中の銀行のお金が自分のものである」というイメージは、言ってみればこれと同じです。

お金は誰かが所有しているものではなく、実はみんなのもので、ビジョンを掲げることでそこに賛同した人たちが資金を提供してくれます。

ビジョンは最初の段階では波動性を持った「波」に過ぎません。でも、それを言葉にして宣言することでエネルギーを発し、共鳴して粒化し、現実化するのです。

そう考えると、お金は必ずしも財布や預貯金口座の中だけではなく、世界中に存在しているイメージを持てると思います。

父の例はあくまでもお金のイメージをより深く理解し、興味を持ってもらうためのものですが、このように考えれば、お金は決してあなたと縁のないものではなく、今まで以上に興味を持てるのではないでしょうか?

成功者は「目に見えないもの」を信じる

「そんな非現実的なこと、想像できるわけがない!」しかし、実は世の中で成功する人たちは、見えるものよりも見えないものを大切にしています。

例えば、スタートアップの経営者が「こんな未来を実現したい」とビジョンを掲げてビジネスをスタートさせるとき、それは現実にはまだ存在していない、目に見えないイメージに過ぎません。

また、株式への投資や暗号通貨への投機でレバレッジを効かせた資産形成をしようとするとき、実際のそれが上がるかどうかはわかりませんし、それでも上がると信じて人は投資をするものです。

世の中には見えないものはたくさんありますが、世の中の成功者はこうした見えないものを信じて大切にします。

この宇宙は見えるものはたった5%しかありません。見えない95%が宇宙のほとんどを占めています。

人はどうしても見えるものを信じる傾向にあると思いますが、世の中で成功している人たちは、見えない世界(イメージ、思考、考え方など)を大切に生きています。

現実には目に見えなくても、意識のどこかで「観測できないだけで存在しているものがある」と考えているからこそ、個々に信じるものは違っても、目に見えないものを信じるわけです。

ですから、世界中の銀行のお金が自分のものであるイメージも、あなたが「できる」と思ってイメージを持つことが大事です。

さぁ、やってみましょう!

■まとめ

  • 幸せなお金持ちは、「お金は愛と信頼と感謝のエネルギーが形になったもの」というイメージを持っている
  • 欠乏感から充足感にシフトすれば、豊かさマインドが手に入る
  • 世界中の銀行のお金が自分のお金だと思うと大富豪オーラになる
  • 成功者は見えるものよりも見えないものを大切にしている

■ワーク

  • もし、世界中の銀行のお金があなたのお金だとしたら何にお金を使いますか?

法則3……[お金と言霊の法則]「お金持ちになる!」と決断して言葉を変えれば人生が変わる

あなたの口にした言葉が現実化する「言霊の法則」

人生を変えるには順番があります。

それは、

  1. 意識が変わると思考が変わる
  2. 思考が変わると言葉が変わる
  3. 言葉が変わると行動が変わる
  4. 行動が変わると習慣が変わる
  5. 習慣が変わると人格が変わる

これらの「意識→思考→言葉→行動→習慣→人格」の順番で習慣や人格が変わると現実が変わり、その循環によって人生が変わります。

ここまで私は、量子力学の知識やお金を引き寄せる法則を語ることであなたの認識を変え、意識を変える、それによって思考パターンに変化を起こさせることをしてきました。

あなたの中にあるメンタルブロックを外すための手段もお伝えしました。

ただ、思考は簡単に変わるものではありません。

プラスのことを思ってもなかなか現実化しない人が多いのは、人間は誰しも幼少期から重ねてきた経験に基づく情報が潜在意識にインプットされ、それが固定観念や常識になってしまって、思考パターンを形成したり、行動パターンに制限を与えてしまうからです。

例えば、子どもの頃に親から「お金の話をしてはいけない」「お金は汚い」「お金持ちは悪いことをしている」などお金に対して何かしらマイナスのイメージを植え付けられてしまうと、お金に対するマイナスの固定観念や常識が生まれてしまいます。

これはアインシュタインも《常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである》という言葉で表現しています。

法則1で「考えたことが現実化する」ということをお伝えしましたが、現実化するのは何も思考だけが原因ではありません。

実際にいくら思考しても現実をなかなか変えることはできません。例えば、理想のパートナーをいくらイメージしても突然、恋人が現れたりしませんよね。

1億円を手に入れたいといくら思考しても「玄関を開けて2分で1億円」を目の当たりにすることはありません(笑)。

実は物事が現実化するまでの間には「タイムラグ(時間差)」があるのです。

そして、そのタイムラグを圧縮させる方法があります。その圧縮させる方法を知りたいですか?それは「言葉の力」です。

前著『「量子力学的」願望実現の教科書』でもお伝えしましたが、イメージや思考は目に見えないものですから、量子力学的には「波動性」を持っています。

そして、イメージや思考を現実化するには「波動性」から「粒子性」に変換する必要があります。

素粒子が観測効果により、観測されると「波動性」から「粒子性」に変わるのと同じように思考やイメージを言葉で言語化すると可視化されるため、「波動性」から「粒子性」に変換され、物事が具現化していきます。

つまり、あなたの発する「言葉」によって現実は作られていくと言えるでしょう。このように言葉を変えることで現実を変えることを「言霊の法則」と呼びます。

言霊と聞けば、昔から東洋思想でよく出てくることから日本人にはなじみのあるものでしょう。

身近なもので言えば「痛いの痛いの飛んでいけ」という子どもの頃に教えてもらったおまじないなど、日本人にとって言霊は古来より信じられている考え方であり、かの『万葉集』にも「言霊の幸わう国」という表現があるくらいです。

「アファメーション」で自分の意識をコントロールする

言葉は自分で意識的にコントロールして変えることができます。「できない」と口にしようと思った瞬間に思いとどまって「(いや待て。違う)できる」と口にすることは意識的にできるでしょう。

このように言葉の力で自己暗示をかける方法を「アファメーション」といいます。

アファメーションとは言葉の力で潜在意識を書き換える、「なりたい自分になるための言葉による思い込みづくり」のことで、ビリオネア呼吸法もアファメーションの原理に則して開発しています。

アファメーションは、アメリカの心理学者で、能力開発の世界的権威であるルー・タイスが『アファメーション』という本を出版されてから有名になりました。

ルー・タイスは、「言葉が人生を決定する」と言います。

私が実際に毎日唱えていたお金を引き寄せるアファメーションをご紹介しましょう。

  1. 私は無限に豊かです。
  2. 私はお金を愛しています。
  3. 私はお金に感謝しています。
  4. 私はお金を引き寄せます。
  5. 私は喜びと価値を与えます。
  6. 私はお金を分かち合います。
  7. 私はお金から自由になります。
  8. 私は愛と奉仕のためにお金を使います。

これを1日10回以上唱えてみてください。アファメーションの力で潜在意識が書き換わり、お金を引き寄せることでしょう。

あなたも「言葉の力」を使えば、豊かな生活を手に入れることができるのです。

言霊の公式「言霊エネルギー=言葉×声の周波数」

すべてのものがエネルギーである以上、当然、言霊もまたエネルギー(言霊エネルギー)です。特に、あなたが実際に声に出して発するエネルギーなので、自他ともに大きな影響を与えます。

言霊エネルギーを量子力学的に考えると次のような公式で表現できるのではないでしょうか。

言霊エネルギー=言葉×声の周波数

言霊は「言葉」と「声の周波数」に分けられます。言葉は左脳を使って発するものなので、言語の粒子性の世界です。そして声の周波数は、ニュアンスによって出し方が変化する感覚的な波動性の世界です。

同じ言葉でも声の周波数が変わることで言霊のエネルギーが変わります。

例えば、人に感謝の気持ちを伝える「ありがとう」という言葉があります。

あなたがどのような気持ちで「ありがとう」を言うかによって声のトーンや発声の仕方、つまり、声の周波数は変わります。

まったく感謝していない表面的な「ありがとう」と、心の底から感謝して言う「ありがとう」を比べてみてください。

同じたった5文字の言葉なのに「ありがとう」の伝わり方が異なりますよね。

つまり、同じ言葉でも声の周波数が変わると言霊のエネルギーが違うということです。

言霊の法則では、言葉の内容も大事ですが「どのような気持ちや感情で使うか」も大切になってきます。

同じ言葉でもチャクラによってエネルギーが変わる

では、言葉の周波数を変えるとは具体的にどうすればいいのでしょうか?それは「言葉を発するチャクラ」を変えるとわかりやすいでしょう。

チャクラとは、サンスクリット語で「車輪」「回る」という意味で、ヨーガなどを学んだことがある人は聞いたことがあるかもしれません。

人体には7つのエネルギーが出入りするエネルギーポイントがあると言われています。これが7つのチャクラです。

例えば、「ありがとう」の一言も、どのチャクラ(人間のエネルギーが集結し、出入りをする場所)を使って言うかで、伝わる言霊のエネルギーがかなり変わってきます。

額の第6チャクラで言う人は「頭で考えて言っている表面的なありがとう」になりますし、のどの第5チャクラで言う人は「口先だけのありがとう」になります。

心臓部分の第4チャクラで言う人は「ハートの込もった心からのありがとう」になりますし、丹田の第2チャクラで言う人は「完全に腹落ちしたありがとう(ありがたき幸せ)」になります。

侍が切腹するようなエネルギーが出るのです。

まず言葉を変えるところから言霊の法則を始めればいい

法則2で言葉を変えることを少しだけ示唆しました。

まずは論より証拠でビリオネア呼吸法を試してもらいましたが、ここからは本格的にあなたの言葉を変えることをお伝えします。

言霊の法則を活用するために、まず変えるべきは「言葉」です。言葉を変えることであなたの自己認識が変わるからです。

そのために、あなたの普段の口癖を思い出してみてください。書き出してみるのもいいでしょう。そしてそれを、プラスの言葉に変換してみるのです。

  • 「毎日忙しい」「毎日充実している」
  • 「自分に自信がない」「自分に自信がある」
  • 「自分にはできない」「自分にはできる」
  • 「つまらない1日だった」「無事に1日を過ごすことができた」
  • 「もう限界だ」「やり切る毎日を送っている」
  • 「お金がない」「自分にはこれだけお金がある」

言葉は個々に違うと思いますので、まずはマイナスな言葉を洗い出して、それをプラスに変換したらどのような言葉になるかを考え、それを意識的に言うようにするのです。

また、成功する人たちやお金持ちが絶対に使わない言葉がありますので、いくつか紹介します。

・お金がない…………「お金がない」という言葉を使うと潜在意識に「自分とお金には縁がない」と刷り込んでしまいます。

・お金さえあれば……成功する人はお金があってもなくてもできることはないかを考えます。お金を手に入れるために何ができるかを考えていきましょう。

・○○が悪い…………自分にお金がないのは「景気が悪い」「法律が悪い」「コロナの影響」など社会や周りが悪いと思っている人は自分が変わろうとしません。

いかがでしたか?お金に対する口癖を変えるだけでも人生は変わってきます。『新約聖書』ヨハネによる福音書第一章第一節にも次のような一節があります。

《はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり、言葉は神であった。言葉は神と共にあった。万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった》ここでいう「言葉」とは、あらゆるものの根源原理、宇宙の原理のことを指しています。

実際に言葉には、物事を創造する力や宇宙を創造させる力が宿っていると考えられます。同じ生物でも人間のみが言葉を扱うことができます。

例えば、サルやチンパンジーには車を発明したり、飛行機を創ったりすることはできません。人間のみがこの世にあるあらゆるものを創造することができるのです。

見えない世界(波動)を見える世界(粒子)に変化させる力が言葉にはあると言えるでしょう。

世界の年収ランキングで自分の立ち位置を知る

あなたが世界でどのくらいお金持ちか知っていますか?「いや、世界から見たらお金持ちではないでしょう」と思う人が多いかもしれません。

実はあなたが世界でどのくらいお金持ちかわかるサイトがあります。

無料サイト「IncomeComparator(インカムコンパレーター)」であなたの年収が世界の何%に入っているかを知る方法です。

IncomeComparator(インカムコンパレーター)https://wid.world/incomecomparator/ここでは国名と年収または月収、世帯人数などを入力すると、あなたが日本と世界で何%のお金持ちかを知ることができます。

試しにあなたの年収で調べてみてください。するとあなたが世界の中でどのくらいのお金持ちかわかると思います。

ちなみに参考のために年収400万円・単身世帯で調べたら、日本ではトップ21%、世界ではトップ12%という結果が出ました。

年収800万円・単身世帯の場合は、日本ではトップ10%、世界ではトップ4%という結果になりました。

これだけでもすごい結果だと思いますが、世界最貧国の中央アフリカ共和国の国民1人あたりの総所得(GNI:GrossNationalIncome)はわずか530米ドルだそうです。

本書を執筆している2022年9月現在で、日本円で約7万5000円です。

これを知るだけでも、年収400万円があれば、世界的にはお金持ちであることがわかると思います。

世界を見渡せば、日本人として生まれただけでもいかに豊かで恵まれた国に生まれたかわかるでしょう。

それにもかかわらず、自分にはお金がないと思い込み、そのような言葉を発し、その周波数のエネルギーを出して「お金がない現実」をわざわざ引き寄せることは、もったいないことだと私は思います。

まずは自分の立ち位置を知り、認識を改めて言葉を変えていきましょう。そうすることで豊かさマインドが醸成されて、お金が引き寄せられてくるのです。

重なり合った可能性が収縮することで現実が作られる

第一章でお伝えした二重スリット実験で「素粒子は観測されないと波の状態であり、観測されると粒の状態になる」という二重性の話をしました。

これを観測問題と呼びましたね。この観測問題は物理学者の間で長年議論され、現在までにさまざまな解釈が生まれています。

その1つが「コペンハーゲン解釈」です。

コペンハーゲン解釈では「電子は無数の可能性の重ね合わせの状態で、本来は波のように存在確率の分布を広げている電子が、観測された瞬間に一点に収縮し、波の状態から粒の状態になる」としています。

例えば、子どもの頃、保育園や幼稚園などでお母さんに作ってもらったお弁当を食べることがありませんでしたか?私もお弁当箱の蓋を開けるまではワクワクした記憶があります。

でも、たまにお弁当箱の蓋を開けた瞬間に唐揚げやサラダなどのおかずがご飯の上に乗っかり、グチャグチャに混ざり合っているときもありました(笑)。

お弁当箱の蓋を開けるまでは中身がどんなお弁当なのかにはあらゆる可能性があります。

開けた瞬間にある1つの状態に収束し、中身(例えば、唐揚げ弁当)を観測できるイメージですね。

また別の解釈では、1957年にアメリカの物理学者ヒュー・エヴェレットが提唱した、多世界解釈(エヴェレット解釈)があります。

多世界解釈では「ミクロの世界もマクロの世界もすべてが重ね合わせの状態で、確率的に決まる出来事の数だけ世界そのものは多数に分岐している」と考えます。

この多世界解釈はいわゆるSF小説や映画によく出てくる「パラレルワールド」が存在しているという考え方と同じですね。私たちが住んでいる宇宙以外の世界がたくさん存在しているかもしれないという考え方です。

例えば、レストランで何かを注文するとき、注文するまでは何を食べるかあらゆる可能性が同時に存在しています。

ハンバーグを食べている世界、カルボナーラを食べている世界、天ぷら定食を食べている世界、とんかつカレーを食べている世界など、さまざまな世界で並行に存在しています。

そして、あなたが天ぷら定食を注文すれば「天ぷら定食を食べている世界線」に入り込みますが、他の別次元ではあなたが他のメニューを食べている世界も同時に存在しているイメージです。

コペンハーゲン解釈と多世界解釈の2つの解釈のうち、もともとは前者が主流でした。

しかし、最近では多世界解釈の考え方が支持されつつあります。

それは、素粒子が波動性から粒子性にどのように変換されるかだけでなく「量子テレポーテーションの原理」でも説明できるからです。

量子テレポーテーションとは、量子力学系にある量子の情報を瞬間移動する方法です。これは実際に素粒子や原子レベルで実験が行われ、成功しています。

将来的には量子テレポーテーションを使うと大きな物体(もしかしたら人間のような大きさまで)の情報も別の場所へ瞬間移動させることができるかもしれません。

実は私が初めて量子力学という言葉を知ったのは、私がイギリスのアメリカンスクールに通っていたときで、図書館でアメリカの科学雑誌を読んでいたところ、「世界で初めて量子テレポーテーションの実験に成功した」という記事を見つけたのです。

この実験は1998年にカリフォルニア工科大学で行われ、東京大学大学院教授の古澤明教授も携わっており、世界初の実験の成功はアメリカの科学誌のサイエンスでその年の10大ニュースにも選ばれました。

この論文は「ジュラシック・パーク」で知られる作家マイケル・クライトンの目に留まり、タイムトラベルを題材にした歴史冒険小説『タイムライン』に紹介されています。

テレポーテーションの実験に成功と聞くと、ドラえもんのどこでもドアを想像しますよね。

まさにSF映画のような世界が科学的な実験で確認され、ますます量子力学に興味を持つようになりました。

最近の研究では、米国エネルギー省のフェルミ国立加速器研究所(FNAL)をはじめとする研究チームが、初めて全長44kmの光ファイバーを用いて、光子量子ビットの持続的な長距離テレポーテーションを実証し、90%超という高い忠実度が実現されています。

現在も多くの物理学者の間では、パラレルワールドの存在について真面目に議論されています。

アメリカの理論物理学者でハーバード大学の教授、リサ・ランドール博士は5次元宇宙論を提唱しています。

また、マサチューセッツ工科大学のマックス・テグマーク博士は、これを「マルチバース理論(多元宇宙論)」として提唱し、博士によると理論的には10の500乗通りの宇宙が存在するそうです。

パラレルワールドの考え方は、私たちの人生に応用することができます。人生は選択と決断の連続であり、選択するまではあらゆる可能性の宇宙が存在していると考えられるでしょう。

従って、あなたの年収が400万円の世界もあれば、年収1000万円の世界もあるし、年収1億円の世界も同時に存在していることになります。

マルチバースはあなたの決断によって世界が現実化する

このように世界の成り立ちを見ていくと、今あなたの身に起きている「お金持ちではない現実」もまた、過去のあなたが行った選択と決断によって引き寄せてしまっていることがわかると思います。

ということは、そこから人生を変えるために必要なこともおのずと導き出されるでしょう。そうです!「お金持ちになる!」と決断することです。

大ヒット漫画『ワンピース』の冒頭で、主人公のルフィは「海賊王に俺はなる!」と宣言しました。「海賊王になりたい」ではなく「なる」と言ったのです。

そして連載中の現在も、その目標に向かって冒険をしながら邁進しています。あなたには、本書でルフィになってもらいます。ただ、なるのは海賊王ではなく「お金持ち」です(笑)。

そのためには最初に「自分はお金持ちになる!」と決断してください。

この先の内容として、お金持ちになるための考え方をお伝えしていきますが、どれだけ方法を伝えたところで、あなた自身がそうなる決断ができていなければ机上の空論になってしまいます。

「お金持ちになりたい」では、お金がない現実を引き寄せてしまいますのでダメです。「お金持ちになる」という未来をこの時点で選択し、決断するのです。

今はまだお金持ちでなくても構いません。

あなたがその決断をすることで、マルチバース理論では「お金持ちになるパラレルワールド」が選択され、始まるからです。お金持ちの定義は自分で決めてもらって構いません。

年収1000万円でも3000万円でも1億円でも、月収35億円でも構いません。

大事なのは、それを決断することです。そうすることで、波の状態である可能性が粒化し、現実化されるのです。

これはエレベーターで考えてみるとわかりやすいかもしれません。あなたはエレベーターに乗っていますが、まだどの階のボタンも押していません。

当然、エレベーターは動かず、あなたをどこへも連れて行ってくれません。でも、エレベーターに乗るときは目的地があるはずです。

3階に行くのか5階に行くのか屋上に行くのか、どこへ行くかによって押すボタンは変わります。そして、そのボタンを押さない限り、目的地に到達できません。

これは、人生でもまったく同じことが言えるでしょう。人生においても行先を決めない限り、目的地には到達できないのです。

お金持ちになりたいと思っても、どのくらいお金持ちになりたいのか明確に決めない限り、そこには到達できません。

年収1000万円を目指したいのか、年収3000万円を目指したいのか、それとも年収1億円を目指したいのか、目的地を決めることによって現実は動き出していきます。

ロビー階にいるあなたが、年収1000万円なら1階を、3000万円なら3階を、1億円なら10階をそれぞれ自分の意思で押すことができればエレベーターはそこに到達できるように動き始めるイメージです。

ボタンを押すときは、あなたの人生の可能性が広がると思えるものを選択しましょう。そのボタンを押すことでワクワクするか、明るい未来を想像できるか、で決めてもらって構いません。

どうですか?押せましたか?「私はお金持ちになる!」「私は年収〇〇万円になる!」と言葉にすることができましたか?決断して言葉にできれば、そのパラレルワールドに移行することが可能となるのです。

■まとめ

  • 言葉の力で潜在意識を書き換え、信念を書き換えることができる
  • 日本に住んでいればすでに世界的にお金持ちである
  • ネガティブな口癖をポジティブに変換すれば現実が変わる
  • 「お金持ちになる!」と決断すれば、お金持ちのパラレルワールドに移行できる

■ワーク

  1. 質問❶あなたはいつまでにいくらお金を作りますか?
  2. 質問❷そのお金を作るためにこれから何をしますか?

法則4……[お金と行動の法則]お金のことを学び、仲良くならなければお金は増えない

お金=人と考えれば、お金に愛される方法がわかる

ここまで、引き寄せの法則、イメージの法則、言霊の法則などをお伝えしましたが、最も大切なのは行動です。なぜなら、行動のみが現実を最短最速で変える方法だからです。

いくら頭で考えても行動を変えなければ現実は変わりません。お金持ちになると決めたあなたが次に行うのは、実際にお金持ちになるための行動をしていくことです。

これを継続していくことで「習慣」になり、現実が変わっていくのです。具体的に、お金持ちになるためにはお金に愛される必要があります。

では、どうすればお金に愛されるのでしょうか?これは、お金を人間に例えてみるとわかりやすいと思います。

お金に愛されるには、人に愛されることを意識すればよいのです。

人に愛されるためにはどうしたらよいと思いますか?例えば、

  • 人に関心を持つ
  • 人について学ぶ
  • 人を愛する
  • 人を大切にする
  • 人に丁寧に接する
  • 人に感謝する

などいろいろ出てくると思います。

これと同じようにお金に愛されるには、

  • お金に興味を持つ
  • お金について学ぶ
  • お金を愛する
  • お金を大切にする
  • お金に丁寧に接する
  • お金に感謝する

というようにお金に愛されるコツが自然に見つかるでしょう。

好きな人ができて、その人から好かれたい、付き合いたい、果ては結婚したいと思ったとき、まずすることといえば、その人に興味を持ち、知ることだと思います。

相手の趣味や好み、特技、好きな音楽や文学、好きな映画、場所、考え方、苦手なものなど、とにかく相手を知ろうとするでしょう。

同じようにお金にもまず、興味を持たなければいけません。そして、お金とは何なのかを知らなければいけません。

あなたはこれまで人生でお金の勉強をどのくらいしてきましたか?

小学校、中学校、高校では国語、英語、数学の勉強はしてきても、お金の勉強はほとんどしていない人が多いのではないでしょうか?実際に2021年の「EF(EducationFirst)英語能力指数ランキング」によると、日本人の英語力は世界112カ国のうち78位、アジア24カ国のうち13位でした。

英語の勉強をたくさんしてきた人にとってはショックな事実かもしれません。長時間、英語の勉強をしてきても、英語をうまく使いこなせる日本人は少ないのは事実です。

そう考えると、いかに日本人はお金の勉強をしてこなかったか気づくはずです。お金持ちはお金について勉強を誰よりもしてきたからお金持ちになっています。

お金に興味を持ち、お金の勉強を続けるとお金の仕組みやお金持ちの考え方を理解し、お金を引き寄せることができるのです。

まずは、お金に興味関心を持ってお金の学びを始めていきましょう!

お金持ちになる人・お金を失う人の3つのお金の使い方

お金に対して興味を持てるようになったら、次はお金について勉強する必要があります。

まず、お金の使い方には次の3つがあり、それぞれに意味があることを知ってください。

  • 浪費……支払った金額よりも価値が低いものにお金を使うこと
  • 消費……支払った金額と価値が同等なものにお金を使うこと
  • 投資……支払った金額以上の価値があるものにお金を使うこと

私の妻は、この3つに対して「もう1つある。それは税金」と言います(笑)。確かに税金もお金の使い方の1つですが、本書の内容とは趣が違いますので、割愛します。

浪費とは、必要以上の贅沢なものやパチンコのようなギャンブルなどムダな出費のことですね。消費は、食費や光熱費などの生活に必要なものにお金を使うことです。さて、この3つのお金の使い方のうち、最も大事なのが「投資」です。

3つの使い方の比率をできるだけ投資に振っていくことがお金持ちになる秘訣です。

お金持ちと呼ばれる人たちは、そうではない人たちに比べて浪費の割合が極めて小さく、投資の割合が極めて高いです。

逆にお金を失う人ほど、逆の比率でお金を使ってしまっています。理想的なお金の使い方の割合は、浪費1:消費6:投資3です。

投資とは、簡単に言えば「資産価値の上がるものにお金を使う」ということです。例えば、不動産です。私は10年ほど前に大阪難波の駅直結のタワーマンションを約4000万円で購入しました。

一般に新築のマンションは購入後の資産価値が下がりますが、都心の駅直結のマンションであれば、資産価値が下がりにくいですね。運が良ければ、資産価値が上がっていきます。

現在、購入したマンションの相場を見ると7000万円近くになっていますので、資産価値が1・8倍近く上がったということになります。

このように資産価値が上がるものにお金を使うことは投資だと言えるでしょう。

他にも、再び私の父の例ですが、父の知り合いに秋葉原で電子部品の販売を行う会社の社長がいました。

地域で慕われている社長で、ビジネスの傍ら、ボランティアで子どもたちにパソコンを教えたり、電子部品のことを教えたりしていました。

ところがあるとき、経営が順調だった会社のお金を社員が横領して逃げてしまう事件が発生し、その会社は倒産してしまいました。

なんとも悲しい事件ですが、慕われていたその社長は周囲から「もう一度、会社をやりなよ」と言われ、1株50万円の出資を募りました。

父もそのときに社長を応援するつもりで50万円を出資し、トータルで資本金1000万円が集まりました。

その後、会社は上場し、父が持っていたその会社の株は9000万円に値上がりしました。もちろん、父はそういう事態を想定していたわけではありません。

でも、応援したい気持ちで行った投資が、このような形で花開くこともあるのです。

ちなみに最もリスクが少なくリターンが大きい投資は何だと思いますか?それは、自己投資です。

セミナーに参加したり、読書したりして成功している人の考え方ややり方を学ぶことが最もリスクが少ない投資だと言えるでしょう。

世界一の投資家のウォーレン・バフェットは、1日の3分の1を読書に充てているそうです。

また、マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツは、自宅に私設図書館を保有しており、1万冊以上の本があるそうです。

あなたがこの先、何に投資をしていくのかはわかりませんが、そもそもの考え方として、お金の使い方は3つあり、お金持ちになるためには浪費を減らして、投資を増やしていくことを肝に銘じておいてください。

消費に関しては、生きていくために必要な食費や光熱費、家賃などの生活費が多くを占めますので、よほどのことがないかぎり変な使い方をすることはないかもしれませんが、浪費によるムダ遣いは、心当たりがあるのであればすぐにでも見直すべきです。

お金持ちほどお金を使わず欲しいものを手に入れようとする

お金持ちはなぜ、お金持ちか知っていますか?それは、お金をできるだけ使わないようにしているからお金持ちなのです。

本物のユダヤの大富豪から私が教わった「お金の教え」があります。

  1. 消耗品にはお金をできるだけ使うな
  2. 資産価値が上がるものにお金を使え

消耗品とは、生活用品や洋服などです。

ユダヤの大富豪はこのような消耗品にはお金を使いません。逆に資産価値が上がるものにお金を使います。

資産価値が上がるものとは、株や不動産などもありますが、ユダヤの教えの中には、ダイヤモンドと高級時計が携帯可能な最も高価な資産であるという教えがあります。

お金持ちはお金を使うときに浪費を抑え投資をするため、資産価値が上がってさらにお金が入ってくるようになるのです。

さらに、お金持ちは基本的にお金を使おうとしません。いかに「お金を使わず欲しいものを手に入れるか」ということを考えています。

逆に、お金があるからといってガンガン浪費している人は、一瞬はお金持ちでいられても、数字の0の数が減る度にどんどん貧乏になっていってしまいます。

ただ、このお金持ちの考え方を私たちは真似することができます。

例えば、東京から大阪までお金を使わずに行くにはどうしたらいいと思いますか?ちょっと考えてみてください。何か思いつきましたか?

・ヒッチハイクする

・東京から大阪まで自転車で行く

・大阪で仕事をつくり、そのお金で移動する

など、何かしらアイデアが浮かんできたのではないでしょうか。

私の知り合いのコンサルタントは1億5000万円のタワーマンションに家賃を払わずに住むことができたそうです。

そのタワーマンションの不動産会社の社長に「コンサルティングで売上を1・5倍にするからタワマンに住まわせてほしい」と交渉し、コンサル料の代わりにタワマンに住んでいたそうです。

また、広告費として1000万円はかかるテレビCMも、同じようにコンサルティングすることによって無料でCMを流すことに成功しています。

そのコンサルタントは、自分のリソースを使って提供できる価値を生み出し、それと交換する形でお金を使わず高額なものを手に入れているわけです。

結局、お金はエネルギーですので、何か別のものに変換が可能なのです。現金にとらわれることなく、別のものに変換できないかを考えてみましょう。

お金をエネルギーに変換し、相手が喜ぶこと、求めているものを提供する考え方になれば、物理的な現金がなくても欲しいものを手に入れることは可能なのです。

《金がないと何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である》(小林十三、阪急グループ創業者)

■ワーク

  1. 質問❶お金をかけずに海外旅行に行くにはどうしたらいいと思いますか?
  2. 質問❷お金をかけずに家を借りるにはどうしたらいいと思いますか?

誰でもお金持ちになれる4つのステップ

もう1つ、お金の使い方とともに覚えておいてほしいのが、お金持ちになるための4つのステップです。

どんな人でも、このステップを踏まないとお金持ちにはなれませんし、逆にステップを正しく踏めば、誰でもお金持ちになれると私は考えます。

それは次の4つです。

  1. お金を貯める
  2. お金を作る
  3. お金を増やす
  4. お金を守る

当たり前のように思えるかもしれませんが、多くの人が忘れている重要なことなので、1つずつ解説していきましょう。

収入の1割でいいから毎月貯金する

4つのステップの1つめ「お金を貯める」は、文字通り貯金することです。

これは100年も読み継がれているベストセラー、ジョージ・S・クレイソンの著書『バビロンの大富豪の教え(TheRichestManInBabylon)』にも書かれている大事なことです。

この本は漫画版の『漫画バビロン大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』としても出版されていますので一度読んでおくとよいでしょう。

この本の中でも言われていますが、まずは「収入の1割を貯金すること」から始めてください。

お金を増やそうと思っても、元手がなければ増やすことはできません。元手は働いて稼ぐしかありません。

30万円の収入であれば1割で3万円です。1年で36万円です。

私の場合も、最初は30万円しか貯金がないところからこの本を読み、確実に貯金できるように入ってきたお金を自動的に移動させる別口座を開設しました。

さらに、ボーナスもそのまま貯金して、それだけでも年間200万円くらいを貯めることができました。

新たな収入の柱をできれば5本持つ

4つのステップの2つめは「お金を作る」です。これは収入の柱を増やしていくことです。

例えば、サラリーマンであれば副業をしたり、起業している人であれば新たな事業を始めて、今の収入にプラスαできる何かを始めます。

私の場合は、サラリーマンをする傍ら、副業としてセミナー事業を始めました。

自分のリソースを明らかにして、そこから生み出せるコンテンツを発見し、15万円の講座を作って販売したのです。

このような収入の柱を、5本持つことを目標にしてください。

もちろん、最初から5本は難しいと思いますが、1本ずつでもいいので収入の柱を増やしていけば、仮に1つの収入が絶たれても他で生活をしていくこと、お金を増やしていくことができます。

私はこれを「バスタブの法則」と名づけていて、キャッシュフローの考え方(どれだけお金が入ってきて、どれだけお金が出ていったかの流れ)でもあります。

バスタブにお湯を溜めるときに、蛇口=収入、バスタブのお湯=資産、バスタブの栓=支出として、キャッシュフローは栓の抜けたバスタブのようなものだと考えます。

蛇口から入ってくるお湯が多ければ多いほど、バスタブにはお湯が溜まります。

逆に入ってくるお湯が少ないと、栓のないバスタブからはどんどんお湯が抜けていってしまいます。

ではこのときに、蛇口が2本、3本、4本、5本とあればどうでしょう?お湯を溜めるスピードを上げるだけでなく、抜けていくお湯を上回ることだってできます。

そのために新たな収入の柱を作る必要がありますが、これに関しては別の法則でワークとともに詳しく解説します。

投資を行って作ったお金を増やす

貯金と収入の柱を増やしてある程度のお金を作ることができたら、それを元手にお金を増やしていきます。

3つめのステップです。

それは前項でお伝えした「投資」の考え方です。

私のように価値の上がるマンションを購入する方法もいいですが、その場合は価値が上がるかどうかを見極めることもしなければいけません。

お金には「資産」とともに「負債」という概念もあります。

これはかの有名なベストセラー書籍『金持ち父さん貧乏父さん』でも有名なロバート・キヨサキ氏も言っています。

投資のつもりで買ったモノでも、それで毎月お金が出ていって、収支がマイナスになってしまうのであれば負債です。

住宅ローンでマンションを購入し、そこに住む場合は、毎月ローンの返済にお金がかかるので、負債となりますね。

それよりは、マンションなどの不動産を購入し、それを貸すことで家賃収入を得るほうがいいでしょう。

ローンを組んだとしても、家賃としてそれを払ってくれますので、あなたはお金を使わずにローンを返済していくことができます。

マンションでなくても、中小ビルのワンフロアを買って貸事務所業を行うのもいいでしょう。

企業であれば一度入居すれば長いスパンで借りてくれるので、空室リスクも低く抑えられます。

このように毎月お金が入ってくる場合は、資産となります。投資といえば、他にも株式投資も方法の1つです。

投資をする場合は短期的に行うのではなく、10年、20年という長期的に資産運用をする考え方で、利回りのいい銘柄を買って、複利によって資産を雪だるま式に増やしていくのです。

特に、投資初心者が株式投資を始めるなら投資信託(ファンド)があります。

投資信託は簡単に言えば「たくさんの投資家からお金を集め、大きくなったそのお金を使って専門家が投資・運用をしてくれる方法」です。

毎月1万円程度から始められ、運用はプロにお任せで、資産を増やしていくことができます。

逆に、投資としておすすめできないのは暗号通貨やFX、先物取引、バイナリーオプションなどの〝投機的側面〟が強い手段です。

これらは確かに短期的な取引としてお金が急に増える可能性はありますが、値動きの乱高下が激しすぎて、逆に大きく資産を失うこともあり得ます。

実際に私の知り合いではFXで1億6千万円の資産を1日で失った人もいます。また、投資をするときには「余剰資金の範囲内で行う」のが鉄則です。

余剰資金とは、たとえ、そのお金がなくなっても生活に支障をきたさない金額のことです。

例えば収入が30万円だとして、5000円~2万円くらいまでなら失ってもショックかもしれませんが死ぬことはないでしょう。

収入は人によって異なりますので、余剰資金もまた変わってきますが、それでもいきなり全財産を投資に回すようなことは絶対にしないでください。

私の知り合いで、20年かけて貯めた全財産を全額投資に回し、すべて失った人がいます。そのような悲劇を、あなたに味わってもらいたくないのです。

お金が増えても「パーキンソン病」にはかからないこと

最後のステップはお金を守ることです。

ここでお伝えしたいのは、お金の世界には恐ろしい病があって、私はこれを「パーキンソン病」と呼んでいます。

医学の世界にも同名の病気があり、難病に指定されていますが、それとは別の〝お金の病気〟だと思ってください。

語源になっているのは「パーキンソンの法則」で、イギリスの歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが書籍『パーキンソンの法則:進歩の追求』の中で提唱していました。

このうちの第2法則に「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものがあります。

平たく言うと「人は収入が増えると使うお金も増えてしまう(人はお金をあればあるだけ使ってしまう)」ということです。

私も収入が増えるとついついムダ遣いをしてしまいますので、まさにこのお金のパーキンソン病にかかっているかもしれません(笑)。

米国最大級の富を築いたと言われるジョン・ロックフェラーは「富は節約から生まれる」を信条として会社の経費も家族にも浪費を禁止し、一生倹約家として実践し続けたそうです。

例えば、5セントのお金をムダにしようとする秘書は「1ドルの年利が5セントだ」と厳しく叱責されたそうです。

大富豪はお金を守ることを常に意識しているということですね。

ですから、そのことを自覚した上で、あなたも収入が増えたとしてもお金を守ることを考えてください。

例えば、私が最初にしたように収入があったら自動的に1割を別口座に移すようにしたり、絶対に開けられない貯金箱にお金を貯めたり浪費しないように注意したりすれば資産は自然と増えていきます。

もしくは、お金を使うのであれば浪費でも消費でもなく投資に使うことを心がけて、使っても増えて戻ってくるような使い方をすることです。

絶対に開けられない貯金箱の一例で言えば、厚生労働省の管轄で行っているiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)があります。

最低額5000円から毎月一定の掛金を設定し資産運用を行っていく制度ですが、資産運用によってお金が増えていくことに加えて、60歳まで引き出すことができません(規定されているやむなき事情の場合はその限りではない)。

ですから、資産形成と資産防衛を同時にできる1つの手段と言えるでしょう。

《財産というものは誠実に管理せよ。神がしばしの間だけ預けてくださったものだから浪費しないのが道理だ》(ジョン・ロックフェラー、アメリカ最大級の資産家)

■まとめ

  • お金に愛されるには、お金に興味を持ち、学び、愛すること
  • お金の稼ぎ方よりもお金の使い方が重要である
  • 最もリスクが少なくリターンが大きい投資は自己投資である
  • 浪費を抑え、資産価値が高まるものに投資すると資産が増えていく

■ワーク

  • 収入の1割を貯蓄しよう!
  • 毎月の消費、浪費について確認し、抑えよう。
  • 投資の勉強を始めよう!

法則5……[お金と器の法則]「お金の器」を広げると豊かさエネルギーが舞い込む

「お金は使わないと入ってこない」は本当か?

「お金は使わないと入ってこない」これはスピリチュアル系の本や、お金の自己啓発本でよく言われるフレーズです。

もしかしたら、あなたも聞いたことがあるかもしれません。私は、この考え方は間違っていないと思います。

なぜならそこには「エネルギー保存の法則」が働いていると思えるからです。

エネルギー保存の法則とは「独立したエネルギーの総量は、たとえ形態が変化しても常に一定不変である」という物理学における保存の法則の1つです。

私たち人間が何かを食べるとき、その前に出す(デトックス)ことをしないと入ってきません。デトックスせずに食べてばかりいたら、人間の身体は大変なことになってしまいます。

または、部屋の中に古いソファがあるとして、これを新しいものにしようと思ったら、古いソファを粗大ごみとして持っていってもらわないと、新しいソファを入れることはできません。

同じように、お金も使うことによって新たに入ってきます。

入ってくるお金を増やすために「閾値」を広げよう

ただ、この考え方だとエネルギーが一定不変なわけですから、入ってきてもお金のエネルギーの総量が変わらないことになってしまいます。私たちはそれぞれ「お金の器」を持っています。

この器の中に収まるお金のエネルギーの総量が一定であるなら、お金を増やそうと思ったら器自体を大きく広げていかなければいけません。

例えば、6畳の部屋にシングルベッドが置いてあるとして、これをセミダブルのベッドにしたいと思ったとします。

このときに、もし引っ越しをせずベッドだけを交換したとしたら、その分のスペースを確保するために他の家具を捨てるか、使用できる床のスペースを削らないといけません。

逆に、今までの生活スタイルを維持したまま、それでもセミダブルのベッドを置こうと思うなら、すべきことは引っ越し=部屋の大きさを変えることになります。

同じように、あなたのお金の器も広げていかなければいけないのです。

お金は閾値を上げるために「使い」、下げるために「使わない」

お金の器を広げていく行為を私は「お金の閾値を広げる」と表現しています。閾値とは生物学や物理学で使われる言葉で「対象に反応をもたらす最小の値」のことです。

そこから先は対象に特定の反応や変化が生じる水準の値、境界となる値を意味し、現在ではITの分野でも使われています。

お金の器を広げる際には、その閾値を上限と下限の両方(上限閾値と下限閾値)で広げていきます。

上限閾値とは「自分がどこまでのお金を一括で払えるか」ということです。

そもそもエネルギー保存の法則で考えれば、自分が支払った=出したことのない金額のお金が一括で入ってくることはありません。

お金を使う行為はお金というエネルギーをアウトプットする行為なので、使える額によってあなたはそれなりの器を持っていることになります。

例えば、これまでに最大で100万円を払ったことがある人であれば、それを200万円、300万円に上げていくことで上限閾値は上がっていきます。

上限閾値が上がれば、それだけお金の器は広がりますので、ビジネスで何かを売ったりして同じだけの額が入ってくるようになるのです。

逆に下限閾値は「自分がどれだけお金を切り詰められるか」ということです。そのためには、お金を使わないことです。

下限閾値を下げていくということは、最低限いくらあれば生きていけるか、という生活レベルを落とす限界を下げていくことになります。

これは「お金を守ること」にもつながります。

仕事がうまくいって収入が上がると、誰しも生活レベルを向上させたいと思うものです。

でもビジネスをしていると、うまくいくときといかないときがあります。そんなときに経費や家賃などの生活費を下げられないと、お金がどんどん減っていく苦しみに見舞われます。

下限閾値を下げるトレーニングをしておけば「自分は最低限いくらあれば生きていける」ということがあらかじめわかるので、仮にお金がなくなりそうなときでも精神的に安定した状態を保つことができます。

そこから稼ぐ場合でも「これだけ稼げばいい」ということが見えるので計画も立てやすいです。

質素な生活ができる人は、ピンチのときに生き抜く力を持つことができるのです。

逆に下限閾値が下がっていないと、現状の生活水準を維持するために「これだけ稼がなきゃ」と心の落ち着きをなくしてしまいます。

稼がなくてはいけない金額を確保するために、無茶な仕事をして身体を壊したり、あるいは人を騙すようなことをして信頼関係や人脈をすべて失ってしまいかねません。

精神的にも病んでしまって、最悪の場合は命を絶つことにもつながってしまいます。このような事態を避けるためにも、下限閾値を下げることはしておくべきなのです。

お金を使うときは「プラスの感情」で送り出す

上限閾値を上げるためにお金を使う場合でも、下限閾値を下げるためにお金を使わない場合でも、必ず「お金を使う」という行為自体は発生します。

さすがに1円も使わないで生きていける人はなかなかいません。そこで、お金を使うときにはポイントがあることを覚えておいてください。

それは「心地よくお金を使うこと」です。現状、お金がないと思っている人の場合、多くはお金を支払うときに「財布からお金が出ていってしまった(失われてしまった)」と思いがちです。

これは上限閾値を上げる場合でも、下限閾値を下げる場合でも同じです。そうやって渋々お金を使うイメージで支払いをしていると、本当にお金があなたから離れていってしまい、戻ってくるのが極めて遅くなってしまいます。

そうではなく、お金を使うときは、それこそ「いってらっしゃい!」とポジティブな気持ちで送り出すように、お金というエネルギーが全体を循環して自分のところに戻ってくるような心地よいイメージで使うようにしてください。

例えば、思い切って高額な商品を買うのであれば「これで上限閾値が上がっているんだ」とワクワクしてみる。

節約のために使う額を減らすときには「これで下限閾値が下がっているんだ」と納得をしてみる。

例えば、誰かにプレゼントを買うときに「プレゼントされる人だけでなく、プレゼントをする自分も、買ってもらえたお店もみんながハッピーになる」という喜びの気持ちを持ってみる。

このようなプラスの感情でお金を使い、送り出すことで、お金のエネルギーはより大きなものになってあなたのところに返ってきます。

そして、お金が返ってきたときには、ぜひ「おかえりなさい!」と言ってあげてください。エネルギーが循環していることを実感できるはずです。

倹約生活は期間限定、命をすり減らさないやり方をする

もう1つ、お金を使わないときのポイントもお伝えしておきます。

それは「期間限定で行う」ということです。

お金を使わない倹約生活をする目的は、あくまで下限閾値を下げ、自分の限界値を知るためです。

倹約生活そのものが目的ではありません。

ですから、例えば1カ月くらいに期間を区切って行うようにしてください。

もし今、家賃10万円の部屋に住んでいるとして、いきなり4万5000円のところに引っ越す必要はありません。それだけでも引っ越し費用などがかかって逆に赤字になってしまいます。

そうではなく、家賃や光熱費などの生活に必要な固定費は健康上のことも考えて据え置くとして、できるだけムダを省いていくのです。

使わない部屋の電気を消す、聞き流しているだけのテレビを消す──これだけでもエアコンや冷蔵庫の電源など、生きる上で必要な電力を維持した状態で光熱費を抑えることができます。

他にも方法はいろいろと考えられます。

  • ・外食が多くなりがちだったらそれを自炊に変える
  • ・ランチを弁当に変える、もしくはご飯を持参しておかずだけ買う
  • ・お店でもう1品注文してしまうのをやめる
  • ・飲み会の数を減らす・家で飲むお酒の量を控える(できればやめる)
  • ・タバコの消費本数を減らす(できればやめる)
  • ・水筒を持ち歩いて外でお茶やジュースを買うのを減らす
  • ・もう利用しなくなったサブスクの契約を解除する
  • ・その他のこまごまとしたムダ遣いを我慢する

ちなみに私の場合、前妻と結婚しているときは1カ月の小遣いが2万円でした。おかげで私の下限閾値はかなり下げることができました(笑)。

また、今の妻は独身時代に家賃3万5000円のアパートに住んでいて、洋服も3000円までしか買わない質素な生活をしていました(代わりに給料を株投資や不動産投資に使っていました)。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは2022年度当初で資産が約13兆円もあると言われていますが、1957年に約3万ドル(当時の円相場である1ドル80円で約240万円)で購入した家に今でも暮らしているそうです。

13兆円も資産があればもっと贅沢な暮らしをしていそうですが、大富豪や資産家ほど質素な暮らしをしている人が多いのは事実です。

シチュエーションは人によってさまざまだとは思いますが、命をすり減らすような倹約をするのではなく、自分の身の回りを再確認して、ムダ遣いをしてしまっているものを減らし、「最低限これだけで暮らせる」を確認するのです。

■まとめ

  • エネルギー保存の法則に従い、お金は使うと入ってくる
  • お金の器を広げるには上限閾値を高め、下限閾値を低くする!
  • 喜びのエネルギーでお金を使えば、お金も喜んで返ってくる

■実践ワーク

  • たまには大きな買い物をして上限閾値を高め、お金の器を広げよう!
  • 質素な生活でも満足できるように下限閾値も下げていこう!
  • お金を使うときは喜びのエネルギーが循環するイメージを持ってみよう!

法則6……[お金とリソースの法則]自分のリソースを棚卸しすればプライスレスな価値が見つかる

価値を組み合わせればあなただけの「オンリーワン」が見つかる

法則4でお伝えした「お金を作る」について、深掘りしていきましょう。

副業をする(起業による副業も含む)にせよ、脱サラして起業するにせよ、独立開業をするにせよ、今の収入にプラスαの新しい収入の柱を作るときに注目しなければいけないのは、あなた自身の「価値」です。

ここで言う価値とは「あなたが持つ唯一無二性」のことです。他の人が真似しようと思ってもできない、あなただけのプライスレスな価値が必ず存在します。

例えば私であれば、「量子力学コーチ」というのが他の誰にも真似できないプライスレスな価値です。

多くの人たちは「自分には価値がない」と思い込んでいます。でも、それは間違いです。

単に自分を棚卸しせず、これまでの人生経験によって勝手にそう思い込んでいるだけです。

そもそも、この地球上には約70億人の人間がいます。

その中で「あなた」という存在はいったい何人いるでしょうか?あなたとまったく同じ経験をしている人は何人いるでしょうか。

そう、当たり前ですが、あなた1人しかいません。つまり、あなたはこの地球上で唯一無二の存在だということです。

70億分の1の存在であり、世界でたった1人しかいないオリジナルの存在なのです。

この宇宙はパズルのようなものです。

この宇宙に存在しているすべてのものは、天文学的な大きさのパズルを完成させるためのピースの1つです。

1つでも欠けたら成り立たない、ということはあなたもピースの1つとして、何かしらの役割を果たしていることになります。

その役割こそが「価値」です。ただ、価値は見つけないとあなたのものにはなりません。

今、あなたの価値は実は波の状態で、存在はしているけれど誰にも観測されていない状態です。

であれば、あなたがお金を作るためになすべきことは、自分の「お金以外のリソース」を棚卸しして、オリジナルの価値を発見すること──つまり、波の状態の価値を観測して、粒の状態にすることなのです。

これから、あなたにはワークを通して自分の価値に気づいてもらいます。

そのときにポイントとなるのは「組み合わせる」ということです。

アメリカのコピーライターであるジェームス・ウェブ・ヤングの言葉に次のようなものがあります。

《アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない》この言葉が示す通り、あなたは自分のリソースを棚卸しした上で、すでに存在するそれらのリソースを組み合わせ、オンリーワンの価値を創出するのです。

書き出すことであなたの人生の棚卸しができるだけでなく、目に見えないものを可視化することになるので、95%の波動性の世界に気づくことができ、今ある豊かさを実感できたり、不安が解消されたりもします。

あなたの中に眠っている8つのリソースとは?

では、ワークに入っていきましょう。

大きな模造紙や、ノート1冊、複数枚のA4ペーパーなど、使いやすいもので構いませんので紙とペンを用意してください。

ペンは書きやすいものであれば何でも構いません。

用意ができたら、次の8つのリソース「情報」「知識」「体験」「知恵」「能力(スキル)」「人脈」「モノ」「資産」を書き出していきます。

情報

あなたが現在持っているすべての情報のことです。

「富士山の高さは3776メートル」といったデータから「ミジンコの目は1つしかない」という雑学まで、何でも構いません。

これは膨大な量になると思いますが、思いつくままにとにかく情報を書き出しましょう。

「これ以上はない」と思えるまで書いてから次に行きます。

知識

あなたが持っている情報の中で役に立つものが知識です。

「近所においしいラーメン屋がある」というのはただの情報に過ぎませんが、それを人に教えることで役に立つ知識に変わります。

返報性の法則、ザイオンス効果などのビジネスノウハウも知識の中に入ってくるでしょう。

「名刺交換をしたら翌日までにお礼状を出す」というセオリーなども入ります。

また、情報の中に書き出したものでも、人の役に立っていることがわかっているなら知識に移しても構いません。

体験

あなたがこれまでにしてきた経験を書きます。体験には「成功体験」と「失敗体験」の両方がありますが、どちらも書き出してください。

成功体験は誰かの感情をドライブさせ「自分にもできるかも」と思わせることができますし、失敗体験は転ばぬ先の杖になったり、スベらない話としても使えます。

体験を書き出すときは当時の感情がよみがえってきて気分が高揚したり、逆に恥ずかしくなったり、悲しくなったり、腹が立ったりすると思いますが、そのように心が動く体験こそが、多くの人に夢と希望を与えます。

また、過去の体験を振り返ることで「自分の使命=何のために生まれてきたか」に気づく可能性もあります。

知恵

これまでの体験から得られた知識のことです。

例えば、結婚で後悔したことのある人なら「結婚相手選びは慎重に」、ビジネスパートナーで失敗した人であれば「何をやるかより誰とやるかが大事」、チームでプロジェクトを成功させたことがある人なら「人材の性質を見極め、適材適所で配置する」などです。

本から得られた知識ではなく、実体験から得られた生きるための知恵は、それだけでも多くの人がお金を払って得たいと思うものです。

能力(スキル)

長い時間をかけて蓄積した能力やスキルのことです。プレゼンテーションのスキル、文章スキル、英語が話せる、楽器が弾ける、漫画が描ける、走るのが速い、などさまざまです。

できれば1万時間以上かけて蓄積してきたものを書き出しましょう。取得した資格なども入ります。

これまでに働いてきた人であれば、何かしらの専門分野があるはずです。あるいは、子どもの頃から夢中になって特化してきたものもあるかもしれません。

あなたにとっては「当たり前」と思っていることの中に眠っている可能性が高いです。

人脈

これまでの人と人とのつながりです。プライベートの友達や会社の同僚、お世話になっている人、コミュニティで知り合った人、異業種人脈など、必ずつながりを持っているはずです。

スモールワールド理論といって「知り合いを芋づる式にたどっていけば簡単に世界中の誰にでも行き着く」という仮説もあります。

日本人向けに言うなら「世間は狭い」です。1人の力でできることには限界があります。

あなたの価値を誰かとかけ合わせることでより大きなことが成し遂げられるので、どんな小さなつながりであっても探してみましょう。

モノあなたが実際に所有しているモノです。

身の回りにあるパソコン、スマートフォン、書籍、音楽CD、テレビ、家電、洋服などのファッション関連品、ジュエリー、自宅や自家用車、家で代々受け継いできた家宝など、リストアップしてみてください。

それをお金に換えることができたりします。資産モノの中でも価値が上がるもののことです。

不動産、ROLEXのような高級時計、アンティークのコイン、自動車でも今だったらランドクルーザー(中古価格が新車を超えた)などは時限的な側面もありますが、価格が上がります。

また、あなたの身の回りの何気ないものであっても、あなたの価値が上がることで価格が上がることもあります。

例えば、2020年にはイギリスのオークションでガンジーのメガネが26万ポンド(当時、約3600万円)で落札されました。

もともと価値が上がることが想定された資産もあれば、何気ないモノの価値があなたの力で上がり、資産になることもあり得ます。

模造紙を8等分したり、ページごとに①~⑧までの番号を打ったりして、この8つのリソースの名称と内容を記入していきましょう。

また、並びは順不同で構いませんが、情報と知識、体験と知恵、モノと資産はそれぞれリンクしていますので、近いところ(見開きページの右と左のような)に置くことをおすすめします。

8つのリソースを「組み合わせ遊び」で価値に変える

棚卸しをした8つのリソースは、それだけでもあなたに「今ある豊かさ」を教えてくれますが、お金を作る方法にするためにはかけ合わせていかなくてはいけません。

かけ合わせを行うためには、書き出したリソースの中から3つを選んで「組み合わせ遊び」を行います。

組み合わせ遊びは、アインシュタインや、交流電流の発明を行った天才発明家ニコラ・テスラが、アイデアを思いつくために使っていたやり方です。

これまでに蓄積した知識や記憶、アイデアなどを組み合わせ、まったく新しい何かを生み出す方法です。

あなたがどのようなリソースを書き出したかはわかりませんので、私の例で言うと、私は「成功哲学」と「コーチング」と「量子力学」という3つのリソースをピックアップしました。

それぞれを見ると、世の中に成功哲学を伝える人や本は山のようにありますし、コーチング(コーチ)だって何万人も存在しますし、量子力学だって私以上の専門家や権威はいくらでもいます。

でも、この3つのリソースを組み合わせている人──つまり「成功哲学×コーチング×量子力学」でわかりやすく教えている人は地球上には自分しかいませんでした。

そうして生まれたのが「量子力学コーチング」です。

このようなネーミングを行ったことで、希少性があり、限定性があり、誰もやっていないオリジナルコンテンツを作ることができたのです。

このようにオリジナルな価値を見つけるには3つのリソースを組み合わせるとやりやすいでしょう。

3という数字は不思議な数字です。

例えば、光の三原色は「マゼンタ、シアン、イエロー」、色の三原色は「赤、緑、青」、仏教では「身、口、意」、キリスト教では「父と子、精霊」など3つの要素から成り立っているものが多いからです。

神社には三つ巴のマークもよく見かけますよね。他にも三国志、三銃士、三匹の子豚、だんご3兄弟など3がつくものが多いですね(笑)。

中性子も陽子も3つのクォークから成り立っています。

あなたも3つのリソースを組み合わせてオリジナルな価値を見つけてみてくださいね!

8つのリソースを外に発信することで価値が磨かれる

8つのリソースを組み合わせることともう1つ、書き出した8つのリソースが磨かれ、価値も磨かれていく方法があります。

それは8つのリソースを外に向けて発信することです。

書き出した8つのリソースは、あなたにとっては「大して価値がないこと」に見えてしまうかもしれません。

でも、それは〝あなたにとって〟はそうであるだけで、もしかしたら他の人からすれば実はものすごく価値があるかもしれないのです。

過去に、私の講座を受けていた受講生の中に、8つのリソースを書き出す際に「私には何もありません」という女性がいました。

でもその人は、カレーをスパイスから作ることができました。

そこで20人ほどいた受講生たちに「スパイスから無添加でヘルシーなカレーを作れる人はいますか?」と私が聞いてみました。

すると彼女以外、誰も手を挙げませんでした。そこで私は彼女のカレーを食べる会を開催することにしました。

1人3000円の参加費でパーティーを行い、そこに彼女のカレーを食事として出したのです。

彼女にとって、スパイスからカレーを作ることは「誰でもできる当たり前のこと」でした。

でも現実には3000円のお金をもらえる価値の1つだったわけです。このような例は枚挙にいとまがありません。

中でも有名なのがケンタッキー・フライドチキン(KFC)のカーネル・サンダースの話です。

彼は40歳のときにケンタッキー州コービンでガソリンスタンドを始めます。

そのとき、お客の1人から言われて、ガソリンスタンドの一角に「サンダース・カフェ」というレストランコーナーを設けます。

そのサンダース・カフェの目玉商品がフライドチキンでした。

ところが、近くに高速道路ができ、お店の目の前の道路に車がさっぱり通らなくなると、経営に苦難が続き、65歳のときに倒産してしまいました。

そこで、サンダースは「各地のレストランにフライドチキンの製造法を教え、1羽売れるごとに5セントのインセンティブをもらうビジネスモデル」を考えつきました。

70代になって全米を飛び回り、フライドチキンのフランチャイズの契約のため、営業を続けました。

以降、今でも私たちはおいしいフライドチキンを食べることができていますし、サンダースは「世界の顔の1人」として私たちに知られる存在になっています。

今ではKFCのビジネスは世界142カ国以上、2万5000店舗以上に広がっています。

あなた自身の価値やリソースをより広い外の世界に発信することで、そこに価値を感じた人たちが共鳴し、喜び、結果的にお金を支払ってくれます。

昔に比べて、今は世の中に発信する方法がたくさんあります。

例えば、料理が得意だった受講生の女性の場合、レシピをYouTubeで公開すれば、それが流行って何十万円、何百万円という広告収入が入ってくるかもしれません。

あるいは、料理教室を開けば、それだけでも起業できたことになり、収入の柱を増やすことができるでしょう。

あなたが今読んでいるこの書籍も、私がこれまでに学んできた「知識」と、経験から身につけた「知恵」と、本が売れることで印税が入ってくる「資産」の3つのリソースがかけ合わされ、発信されています。

私が本を出せているのは量子力学コーチングを継続して出版社からお声がかかるようになれたからですが、その量子力学コーチングさえも最初の組み合わせによって誕生し、磨き続けてきたものです。

《人生は自分で作るもの。遅いということはない》(カーネル・サンダース、ケンタッキー・フライドチキン創業者)

最初はしっくりこなくても自分なりにネーミングをしていい

ちなみに、ネーミングした自分のオリジナルコンテンツは、最初は自分でもよくわからない、きちんと相手に説明できないものでも構いません。

何よりもまずは、組み合わせて新しい何かを作ることが大切なのです。

私自身、今でこそ告白できますが、10年ほど前に量子力学コーチングを最初に作ったとき、それがどんなコンテンツなのか──もっと言えば、普通のコーチングとどこが違うのかをうまく説明できませんでした。

ただ、自分の中で「これだな!」というピタッと来る感覚と、ワクワクしたことは覚えています。

ちなみに、量子力学コーチングと普通のコーチングの違いは、目に見える顕在意識にアプローチするか、目に見えない潜在意識にアプローチするかの違いです。

コーチングは本来、相手の話を傾聴し、理想となる目標を設定し、そのために必要な行動を明確にして、実践していけるよう導きます。

そのとき、通常であれば目標とするものを「1年後どうなりたいか?」「そのためにどうするか?」といった目に見えやすいもので行います。

顕在意識はβ波の周波数で、覚醒時の意識と関連づけられています。

例えば、何かを思考したり考えたりしているときは、脳波はβ波になっています。

一方で量子力学コーチングでは、潜在意識にアプローチします。脳波がα波やθ波の周波数のときは、潜在意識の領域です。

例えば、クラシック音楽を聴いたり、お風呂に入ったりしてリラックスしているときは、脳波がα波になっています。

また、深い瞑想状態に入ると脳波はθ波になります。

量子力学コーチングでは、言葉によって脳波をα波、θ波に切り換えリラックスしている状態に導いた上で「最高の理想の世界」や「人生最期の瞬間」など、まだ目に見えない世界に誘導してから傾聴を行います。

すると、顕在意識では考えていないアイデアや答えが出てくるのです。実際、過去にある飲食店経営者へ量子力学コーチングを行ったときのことです。

その方はパリッとスーツを着こなした身なりのいい経営者でしたが、口癖はいつも「何をやってもうまくいかない」でした。

そこで私は彼に「今まで何回『何をやってもうまくいかない』と言いましたか?」と質問しました。

すると「10万回は言ってるでしょうね」という返事がありました。

確かに、それだけ言っていたわけですから「何をやってもうまくいかない現実」が引き寄せられてしまっていました。

そこで、もうその言葉を使うのをやめてもらい、さらに量子力学コーチングで潜在意識の中の「あなたの理想の未来」にアプローチをしました。

すると「極楽浄土のような未来」が見えたそうです。1カ月後、再び私の前に現れたその経営者は、すっかり変わっていました。

それまで部下たちに威圧するような態度を取っていた彼が「すべては愛です」と口にするようになり、服装もパジャマのような柔らかい雰囲気のものに変わっていました。

経営も上向きになり、悩みはすっかり解消されたようでした。

さて、私の例を長々とお伝えしてしまいましたが、大事なのは今あるリソースに気づき、それを組み合わせて新しい何かを発見することです。

それが今はうまく説明できなくても構いません。

それでも、新しい何かを生み出したことで、あなたはお金を作るための新しいコンテンツを生み出したことになるのです。

《一見して馬鹿げていないアイデアは、見込みがない》(アルベルト・アインシュタイン、理論物理学者)

■まとめ

  • 人生のリソースの棚卸しをすれば、自分の無限の価値に気づくことができる
  • 人生のリソースを組み合わせれば、自分のオリジナルの価値が見つかる
  • オリジナルの価値を磨き、発信すればオリジナルのサービスが作れる

■実践ワーク

  • 人生の8つのリソースの棚卸しをやってみよう!
  • リソースを組み合わせて自分のオリジナルな価値を見つけてみよう!

法則7……[お金と自己変革の法則]自分のタイプに合ったやり方を知れば自然と豊かになれる

なぜ同じ成功法則でも成功できる人とできない人に分かれるのか?

8つのリソースを棚卸しするのと同じタイミングで、ぜひやってもらいたいのが「あなた自身のタイプ」を知ることです。世の中にはさまざまな成功法則や自己啓発の方法があります。

にもかかわらず成功できる人とできない人に分かれてしまいます。

それは努力不足だったり才能の有無だったり環境の格差だったりと、いろいろな〝言い訳〟がなされますが、実はそうではありません。

私自身、同じように成功法則を学びながら同じような結果が出ないことに対して、前々から疑問を持っていました。

そして勉強を重ねていたあるとき、量子力学的観点から「人にはそれぞれ固有の周波数があり、自分に合わない周波数の成功法則を実践しても効果が出ない」ということに気づきました。

例えば、ダイエットで言えば男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪の増加で太りがちです(あくまでも傾向です)。

内臓脂肪と皮下脂肪では、それぞれダイエットの方法は違います。内臓脂肪を減らすにはウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動、それに合わせた食事管理が必要です。

一方で、皮下脂肪を減らすにはスクワットやプランクやウェイトトレーニングなどの筋トレ系の無酸素運動と、それに合わせた食事管理が必要です。

また、ダイエット法においては毎年のように新しいものが生まれるのも事実です。

例えば、リンゴダイエット、バナナダイエット、レコーディングダイエット、糖質制限ダイエット、16時間断食ダイエットなど、次から次へと新しいダイエット法が生まれるのは、「万人に共通するダイエット法がない」からだと考えられます。

同じダイエットでも目的に合わせてやり方が異なるように、成功法則も個々の人間の周波数、つまり、タイプに合わせたものがあるわけです。

宇宙の4つの力「電磁気力」「強い力」「重力」「弱い力」

では、具体的に個々のタイプとはどのようなものがあるのでしょうか。

私が答えを出すためのヒントとなったのが、宇宙に存在している4つの力「電磁気力」「強い力」「重力」「弱い力」です。

これら4つの力の特性は人間の個性タイプと非常によく似ており、それぞれの特性を知り、かつ自分の個性タイプがどれに当たるかを知ることで、あなたがどのように成功していくべきか、どのようにお金や豊かさを手に入れられるかがわかります。

そのためにまずは、4つの力についてそれぞれ理解していきましょう。

「電磁気力」は、電子や陽子などの電荷に対して働く力(電気力)や、磁石のN極・S極といった磁気の力(磁気力)です。

電気力と磁気力の2つの力がありますが、これは19世紀のイギリスの物理学者ジェームズ・マクスウェルによって1つの方程式にまとめられています。

私たちが日常で経験する〝重力以外〟の力はすべて電磁気力です。

特に、原子核と電子を結びつけて原子を作る力や、原子同士を結びつけて分子を作る力です。

摩擦力や張力(垂直方向に引っ張り合う力)も電磁気力の一種です。

「強い力」は、原子核がバラバラになるのを防いでいる核力です。

原子核の中には陽子と中性子がありますが、クォークを結びつけて陽子や中性子を作り、陽子同士の間に働く斥力(反発する力)を超えて物質を作る力を指します。

強い力の素粒子はグルーオンといいます。

グルー(Glue)とは英語で「糊」のことで「糊のように固く結びつける」という意味があります。

「重力」は、マクロな世界を支配する、私たちに最もなじみ深い力です。

すべての素粒子に「引力」として働き、地球、太陽、銀河系などの天体の運行を司って、巨大な宇宙の構造を作り出しています。ちなみに重力は、4つの力の中で最も弱いものです。

重力は「重力子」という素粒子の交換によって私たちに伝わっていると考えられており、さらに重力子は質量を持たないため無限の彼方まで届き、その強さは距離に比例して弱くなっていく未発見の粒子です。

「弱い力」は、放射性物質を発する力です。

普段、私たちが感じることはありませんが、原子核のベータ崩壊を起こしたり、その際にニュートリノを放出させたりします。

すべてのクォークやレプトン(物質の基本的な構成要素の1つ)に働きかけ、さまざまな粒子を別の粒子に変化させる重要な役割を果たしています。

4つの力を人間の個性タイプに当てはめるとどうなるか?

これら宇宙に存在する4つの力を、私はそれぞれ人間の個性タイプに当てはめてみました。

これを「人間の4つのタイプ理論」と呼んでいます。

4つの力になぞらえて、それぞれ

  1. 「EMタイプ(ElectronicMagneticForceType:電磁気力型)」
  2. 「STタイプ(StrongforceType:強い力型)」
  3. 「GRタイプ(GravityType:重力型)」
  4. 「WKタイプ(WeakForceType:弱い力型)」と名づけました。

[EMタイプ(ElectronicMagneticforceType:電磁気力型)]明確なビジョンを持っていて、目標があると行動しやすいタイプ。

[STタイプ(StrongForceType:強い力型)]物事を深く分析し、真理や真実を追究したいタイプ。

[GRタイプ(GravityType:重力型)]とても親しみやすく、人と人とをつないだり、仲良くしたがるタイプ。

[WKタイプ(WeakForceType:弱い力型)]とても愛情深く、癒しや安心感を人に与えるタイプ。

こちらに4つのタイプの特徴を、図とリスト化したものを載せておきます。

また、次図のQRコードから、質問に答えるだけで自分のタイプを簡単に診断できる「個性診断システム」にアクセスできますので、ここで本を読むのを休んで、気分転換がてら自分のタイプを調べてみましょう。

ちなみに私は「STタイプ」です。

4つの個性タイプの特徴と、お金を引き寄せる手段

前の項目で自分のタイプはわかりましたか?それでは、それぞれの個性タイプの詳しい特徴と、お金を引き寄せる手段について解説していきましょう。

EMタイプ(ElectronicMagneticForceType:電磁気力型)電磁気力の光子(フォトン)は光の速度で動きます。

同じようにEMタイプも「思いついたら即行動」の行動派。外向的かつ目的志向なのが特徴です。

光子が物体にぶつかって反射することで視認できるように、EMタイプは視覚からの情報で物事を認識します。

未来のビジョンを映像的に認識していて、それをいわば光の速度──つまり、早口で人に話す傾向が強いです。

相手を観察するときも視覚を使い、同時に自分も視覚を重視しているため「他者からどう見られるか」を意識し、服装や髪型、表情、立ち居振る舞いを重視した選択を行います。

オーダーメイドのスーツを着たり、ファッショナブルなジャケットやシャツやパンツ、女性であれば大きめのアクセサリーやネイルをする習慣もあります。

基本的に人間としてはエネルギッシュで、キーワードは「行動力」「情熱的」「チャレンジ」「結果重視」です。

人間関係の付き合いはわかりやすく、白黒はっきりしていて、磁石のN極S極のように、価値観の合う人とはバッチリ合いますが、合わない人とは徹底的に合わなかったり、人と付き合う際、物事を判断する際に損得勘定を持って接したりします。

このような傾向を持つEMタイプの場合、ビジョンや目標があると行動を起こしやすく、新しいことや難しいことにもチャレンジしながらリーダーシップを発揮します。

ナンバーワンでありたい人なのでトップに立って意思決定をする仕事が向いています。

独立起業をして経営者になる、あるいは業界のリーダーとしてユーチューバーやインスタグラマーなどのインフルエンサーになるのも良いでしょう。

あるいは、芸能関係を目指すなら俳優やモデル、お笑い芸人やタレントなどにも向いています。

お金を引き寄せる際も、視覚情報に訴えかけるやり方がポイントです。

わかりやすい方法が「ビジョンマップ」です。

自分の理想の生活や住みたい家、置きたい家具、乗りたい車、行きたい場所(旅行先など)をネット画像や雑誌などから探してきて、模造紙に貼りつけたり、コルクボードに貼って、常にビジョンが目に見えるようにしておきましょう。

そうすることで潜在意識が書き換わりやすくなります。

STタイプ(StrongForceType:強い力型)強い力が原子核の中で及ぼす核力は、強力でありながらその力の及ぼす影響範囲が小さいように、STタイプも内向的で目的志向が強いタイプです。

物事を深く考え、真理や真実を探求する研究者タイプとも言えるでしょう。

キーワードは「思考」「分析」「探求」「発見」「誠実」「信頼」です。

読書が好きで自分の考えを文章にまとめたり、誰かにロジカルに説明することが得意です。

思考は論理的で、自分の考えや理論をしっかり持っているため、相手の発言に矛盾を見つけると鋭くツッコミを入れたがったり、自分の考えや理論と合わない相手には少し批判的になりがちです。

冷静沈着で口数の少ないSTタイプは、物事を実現するために情報を集め、戦略的に考えて目標達成の計画を練ります。

何かモノを買う場合でも、分析したりリサーチしたりして、他社製品や価格を充分に比較検討して購入します。

ただ、EMタイプのように見た目を気にするタイプではないので、ファッションに無頓着というか、規律やルールに則った──言ってみればTPOをわきまえた服装や行動をとりたがります。

逆に、そのようなことを気にしない人がいるとイライラする傾向もあります。

STタイプは聴覚優位です。

音に敏感だったり、人から言われた言葉に強く反応したりします。また耳から入った情報がイメージとして像を結びやすいです。

その分、言語化も得意なので、論理的思考や分析を行う科学者や研究者、発明家、コンテンツ開発業、講師や教師などの言葉を使う仕事、弁護士やコンサルタントなども向いています。

お金を引き寄せる際には理想や目標を明確に数値化して設定しましょう。

「3年以内に年収1000万円になる」というように期限や数字を明確に書き出すのです。

さらに、聴覚の優位性を活かして、設定した理想や目標を毎日宣言したり(アファメーション)、唱えたアファメーションを録音して耳から聞くことによって、潜在意識が書き換わりやすくなります。

例えば、「私はますます豊かになる」と毎日唱えてみるのもいいでしょう。

GRタイプ(GravityType:重力型)重力がすべての物質を調和させて均衡を保つように、GRタイプもまた、1人でいるよりみんなと一緒に行動することを好みます。

共感性が高く、周囲を和ませるムードメーカーで、STタイプのように真面目に物事に没頭するより、寝ることや、食べること・遊ぶこと・面白いこと・楽しいことなどワクワクするようなことが好きです。

キーワードは「共感」「体験」「協調」「創造」です。

GRタイプは理論よりも感情を重視します。

明確なビジョンや目標設定をしたとしても、それが自分にとって「ワクワクするか」「楽しそうか」によって行動できるかどうかが決まります。

楽しいイベントや心が躍るようなものであれば、喜んで行動します。

ただ、そもそも目標や計画を立てるのが苦手で、ルールや規則に縛られたくないため、自由に楽しく遊びながら成功できることを探して目標にしましょう。

また、人とのつながりやご縁を大事にするタイプなので、1人で成功するというよりは、誰かとつながって、人脈を介して成功する傾向が強いです。

もちろん、そういう人々とも争うのではなく、協調して、何事も平和的に進めたり、解決しようとします。

毎日のように何人もの人と会っても苦にならないので、コミュニケーションをとりながら、新たな何かを創造していきましょう。

仕事としては営業マンや接客業、身体を動かすスポーツ選手、登山家、探検家、トレーナーやダンサーなどが向いています。

人脈を作りながら事業を起ち上げる方法もいいでしょう。

GRタイプは他者からの影響を受けることでお金を引き寄せ、夢を実現します。

すでに成功している人、運がいい人、質の高い人脈を持っている人、幸せなお金持ちなどとつながることで潜在意識が書き換わりやすくなります。

そのような場所(パーティーや交流会)に積極的に足を運ぶようにしましょう。

WKタイプ(WeakForceType:弱い力型)EMタイプ、STタイプ、GRタイプの得意なことがすべて苦手なのがWKタイプです。

「弱い力」と言われるとハズレのような気がしますが、そうではありません。

むしろ他のタイプにはない愛情深さや、癒しの力を持っているタイプです。

そこに存在しているだけで人に癒しを与え、愛情を持って人に接するWKタイプは、それだけで周囲を包み込む存在です。

相手の気持ちを察した気配りもでき、物静かで口数は少ないものの、周囲からは「優しい人」と思われます。

キーワードは「愛」「癒し」「調和」「協力」「需要」です。

ただ一方で、感受性が強すぎるため相手に感情移入しすぎる傾向も強いです。

相手がつらい立場にいると、自分まで同じようにつらくなって苦しんでしまいます。

1人で考え込んでしまいがちな、とても繊細なタイプです。

ですから、たくさんの人と会うことは得意ではありません。人によっては、誰かと会うことに不安や恐れを感じることもあります。

家でまったりするなど1人でゆっくり過ごしたり、公園に出かけて自然と触れ合ったりすることで、自分の心も癒してあげましょう。

仕事は1対1のものが向いています。カウンセラー、セラピスト、エステティシャン、マッサージ師などの言葉をあまり使う必要のない仕事や、ヒーラーなどの人を癒す仕事、秘書のような誰かをサポートする仕事も向いています。

WKタイプは目標設定や言語化が苦手です。人前でのプレゼンテーションや、自分の考えを文章にまとめたりするのも得意ではありません。

イメージトレーニングもアファメーションも長続きしません。ただ、感受性が強いためフィーリングや感覚は強く、自分がピンと来た道に進んでいくといいでしょう。

瞑想をしたり、マイペースにゆったり過ごしたりしながら自分と向き合う時間を大切にし、直感や感覚に従って行動してください。

そのほうがお金を引き寄せる方法としてベターです。

自分のタイプに合った「理想の人物」を見つけてモデリングする

私の量子力学コーチングは、その名の通りコーチングをベースにしています。

コーチングには手順があり、まず現状の問題点などを傾聴した上で、理想をイメージし、理想と現状のギャップを書き出し、そのギャップを埋めるための詳細な計画を立てていきます。

ここまでであなたは「お金」について学び、お金のイメチェンを行い、かつ自分の棚卸しを行って価値を発見し、さらに自分の個性タイプを知りました。

ここからは、あなたが理想とするモデルを立てて、その人を真似していく段階になります。

まずはあなたが「この人みたいになりたい」と思う理想の成功者を思い描く、もしくは見つけてみてください。

この理想の成功者は人によって、また選択する仕事やお金の稼ぎ方によっても違います。ですから、あなた自身の個性タイプを見極めてもらいました。

仮に、WKタイプの人がEMタイプを理想にしても、うまく真似をすることができません。

童話『ウサギとカメ』で言えば、EMタイプはまさにウサギであり、ピョンピョンと跳んで階段をジャンプで上ります。

一方、WKタイプはカメですから、コツコツと一歩一歩、階段を上って成功します。

にもかかわらず、WKタイプがEMタイプを真似しようとすると「私にはできない」となって、疲れてしまったり、心が折れてしまいかねないのです。

理想の成功者を見つけたら、その人の真似をしていきます。これを「モデリング」といいます。

その成功者が普段どんなこと、どんな服装、どんなしゃべり方をしているか、どんなモノを持っていて、どんな生活をして、どんな人と会っているか、どんなSNS投稿、どんな立ち居振る舞いをしているかをつぶさに調べ、自分との違いを書き出していきましょう。

そして、そのギャップを埋めるような生活に変えていきます。そうすることであなたは理想に近づいていきます。

そうやって自分を再定義し、あなた自身が今までのあなたとは違う、新しい自己認識(セルフイメージ)を再構築していくのです。これが自己改変です。

私自身、コーチングを始めたとき、最初はそれだけでは食べていけませんでした。ある講演家を理想の成功者として憧れを抱き、見様見真似でやってみたのがスタートでした。

それを繰り返し、今では自分のスタイルを確立できるようになっています。

私が真似をしてやったのは、15~30万円の高額商品を作り、販売することでした。

実際にセミナー業界で年商何億円も稼いでいる人がいて、その人が何をやっているのかを調べ、真似てみたのです。

すると、徐々に年収が上がり、お金を引き寄せられるようになったのです。

理想の成功者に近づき、その人から「ミラーニューロン」で学ぶ

理想の成功者が見つかったら、その人に直接会いに行くのも良い方法です。

例えば、その人が主催しているイベントに参加したり、その人が出演しているセミナーや講演会に参加して、お近づきになれないかを探るのです。

相手が講座を開いているのであれば、経費として講座を購入し、参加してみるのもいいでしょう。

単に受講生として参加するのではなく、自分とのギャップを埋めるために学びに行くのです。

そもそも「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です。学びに行くこと=真似に行くことなのです。

そうやって新しい人と出会い、付き合いを始めていくことで、あなたの脳の「ミラーニューロン」が働き始め、あなたは良い影響を受けていくことができます。

ミラーニューロンとは、イタリアのパルマ大学の研究グループによって1996年に発見された「他者の行動を見ることで、まるで自分も同じ行動をとっているかのような反応をする神経細胞」です。

例えば、身近な人の影響で口癖がうつったり、しゃべり方が変わったり、服装が似てきたり、ということがあると思います。

「犬は飼い主に似る」という言葉もありますが、人間は近くにいる人の影響を受けやすい生き物なのです。

電子などのミクロな世界ではクーロンの法則という「逆2乗の法則」があり、これは「プラスの電荷とマイナスの電荷が引き合うクーロン力の大きさは、2つの電荷をかけ合わせたものに比例し、距離の2乗に反比例する」というものです。

私はこれを、人間関係の法則に置き換えて「影響力の法則」と呼んでいます。

人間の影響力のエネルギーの大きさは「その人が学んだことや経験の大きさに比例して大きくなり、かつ付き合う人との距離感に反比例する」ということです。

つまり、人間は最も身近な人の影響を受ける、ということです。

ちなみに、ミラーニューロンは意図する/しないにかかわらず働きます。

ということは、影響力の法則も併せて考えると、あなたが自分のそばにどういう人を置くか、成功者か、そうでない人かによって、あなたがお金持ちになれるかどうか変わってくる、ということです。

だから、成功者に近づき、その人から学ぶことをおすすめしているのです。

ミラーニューロンをうまく活用さえすれば、あなたは理想の成功者を自動的にモデリングできることになります。

結局、人生は「何をするか」よりも「誰とやるか」です。

お金持ちになりたいのであれば、成功している人に近づいて、ミラーニューロンを使ってその人から学ぶことをうまく活用してください。

リソースを対価にすればお金がなくても成功者と近づける

ここまで読んでみて、もしかしたら「成功者には近づきたいけど、自分には難しそうだ」「講座に通うにしても自分には元手がないから無理だ」と思ったかもしれません。

だとすると、それはメンタルブロックなのでここで外してしまいましょう。

私の身近にも「お金がないから」ということを言い訳にして成功者に近づくことをあきらめてしまう人がいます。

例えば、高額なセミナーを受けたくてもお金がないからあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか。でも、それは間違いです。

極端な言い方をすれば、お金を払わなくても成功者に近づいたり、講座を受講することはできます。

しかもそれは、決して卑しい方法ではありません。答えは「対価として自分のリソースを提供する」です。

例えば、成功者が講演会をするのであれば、自分がその受付をしたり、現場のスタッフとして受講生のアテンドをする役目を果たしたり、あるいはカメラマンをしたり、会場を手配したり主催したり(場を提供するなど)することで、講演を聞いたり受講することができるはずです。

それらはすべて、あなたのリソースです。

集客をする能力があるのであれば代わりに人を集めてあげる、どこかの会場に当てがあるのであれば場所を用意してあげる、そこまでできなくても、肉体(労働力)や技術(スキル)というリソースを使えば、何かしらの方法は出てくるはずです。

大切なのは「自分に何ができるか」ということをきちんと棚卸ししておくことです。

8つのリソースを書き出すのは、そのためでもあるのです。

お金持ちになるためには「あなたがどう観測されるか」も大事

自己変革を行うことの重要性は、単にあなた自身が変わっていくためだけではありません。「周囲から見られるあなた」が変わっていくためでもあります。

これを量子力学の世界では「観測者効果(観察者効果)」と言います。

第一章の二重スリット実験のところで、素粒子の二重性について話をしました。

粒と波の両方を併せ持つ素粒子は、それが〝観測されているかいないか〟によって変化する、というものでしたね。

このような「観察する」という行為が観察される現象に与える変化のことを観測者効果と言います。

観察者効果とも言われますが、本書では観測者効果で進めていきます。かつて、私が参加したセミナーの自己紹介のワークで、興味深いものがありました。

ペアになってお互いに自己紹介するときに、その振る舞いから「相手が年収いくらの人に見えるか」ということを推測するものでした。

このワークで面白かったのは、例えば年収300万円に見える人=観測された人は本当に年収300万円だったことです。

要するに、人は年収それなりの振る舞い方をする、ということです。

このことを素粒子の世界に戻して考えてみると、あなたが成功者に学んで自己変革を行っていくことは「あなたが周囲からどう観測されるか」を変革することでもあります。

観測されることによって波が粒になるのであれば、あなたがお金持ちになるためには「この人はお金持ちだ」と周囲から観測されなければいけません。

それによってあなたはお金持ちの世界に入っていけるのです。実際、お金持ちは周囲からもお金持ちに見られます。

それだけの物質的豊かさと精神的豊かさを兼ね備えているから、そのように観測されます。そして、ますますお金が集まってきて、さらにお金持ちになります。

あなたがここまでに読み進めてきたお金のイメチェンや、自分のリソースの棚卸し、成功者に近づいて学ぶこと(実際の行動)は、あなた自身の豊かさマインドや思考パターン、振る舞い方、さらに見た目に至るまで変え、あなたの自己認識を変えるための試みです。

もちろん、実際に行動しなければ変革は起きません。

でも、すでにお伝えしてきたように、あなたがどう認識するかによって思考や言葉が変わり、行動が変わりますので、ぜひ自分を変革し、周囲から観測されるあなた自身も変革してください。

■まとめ

  • 自然界には4つの力があり、個性タイプも大きく4つに分かれる
  • 自分のタイプに合った方法で潜在意識を書き換えるとお金を引き寄せられる
  • 人はもっとも身近な人に影響を受けるので付き合う人は慎重に
  • 人からどう観察されるかによって現実が変わっていく

■実践ワーク

  1. EMタイプは、ビジョンマップを作成して毎日見てみよう。
  2. STタイプは、アファメーションを毎日唱えてみよう。
  3. GRタイプは、付き合う人を見直してみよう。
  4. WKタイプは、瞑想して心の声に従って行動してみよう。

ビジネスアイデアも組み合わせ次第で新しいものが作れる

法則6と法則7で自分のリソースと個性タイプを知ったら、自分なりのビジネスを創造していきましょう。リソースを組み合わせることは先ほどお伝えしましたが、さらに深掘りします。

もし、今、あなたが「何もない」と感じている状態であっても、私が量子力学コーチングを生み出せたように、無から有を作り、それが結果としてビジネスになり、お金に変えていくことができます。

これは、宇宙創生のプロセスを考えてみてもわかります。この宇宙は今から約138億年前にビッグバンによって誕生したと言われています。

乗秒後~乗秒後という超短時間に、極小だった空間が急膨張し、その際に放出された熱エネルギーが爆発して今の宇宙が生まれました。

この膨張は今も続いており、これは一般的に「インフレーション理論」と言われています。

この宇宙創生のプロセスは物質と反物質による対生成・対消滅の繰り返しで始まったとされています。

素粒子で構成されたものを「物質」、反粒子(素粒子と反対の電荷を持つもの)で構成されたものを「反物質」と言います。

そして、素粒子と反粒子が1つになって光になる(消えてなくなる)ことを「対消滅」と言い、逆に光から素粒子と反粒子が生成されることを「対生成」と言います。

宇宙はもともと、何もない無の空間でしたが、何かしらの理由で素粒子と反粒子の数のバランスが崩れ、物質のみが残ったのだと考えられています。

このようなバランスの崩れを「CP対称性の破れ」と呼びます。

そして、水素原子やヘリウム原子が生まれ、さまざまな原子の組み合わせで物質は作られてきました。

水素原子と酸素原子が結合して水分子になるのと同じように、宇宙もさまざまな組み合わせで成り立っているのです。

同じようにあなたが持っている8つのリソースも、組み合わせていくことで「何もないところ」からあなただけのオリジナルな何かを対生成することができます。

そして、それをビジネスアイデアという新しい価値として生み出すことで、それを提供し相手に喜んでもらうことによって、その感謝と信頼の対価としてのお金があなたのところにもたらされるのです。

組み合わせるアイデアの出し方の例で言えば、「カレー」と「うどん」を組み合わせて「カレーうどん」、「鉛筆」と「消しゴム」を組み合わせて「消しゴム付き鉛筆」、「カメラ」と「電話」で「カメラ付き携帯電話」など、さまざまなものが存在します。

また、アイデアによって市場を変えてしまったものと言えば、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションでも有名な「iPhone」です。

YouTube動画でも残っていますのでぜひ見てもらいたいのですが、あのプレゼンテーションでジョブズは「電話とiPodとPDA(携帯情報端末)を1つにした画期的製品を生み出した」としてiPhoneを発表しました。

これは今までに存在していなかった、まさに組み合わせによる対生成で生まれた革命的な商品で、スマートフォンという新たな市場を作り出しました。

このようにすでに持っているリソースの組み合わせでオリジナルな価値を生み出すことも可能なのです。ぜひ、あなたも何かと何かを組み合わせて新しい価値を生み出してみてください。

その価値が大きなお金に変わることもあるのです。

《少なくとも人に笑われるようなアイデアでなければ独創的な発想とは言えない》(ビル・ゲイツ、マイクロソフトの創業者)

組み合わせ以外でもビジネスアイデアは見つけられる

組み合わせ以外にも、ビジネスアイデアを生み出す方法があります。それは「リネーミング」と「リムービング」の2つの方法です。

リネーミングは既存商品の名前を変えて再販売する方法です。

有名どころで言えば、王子ネピア株式会社が1996年に販売を開始した「モイスチャーティッシュ」です。

残念ながら当時は保湿ティシュの認知度が低く、新規ユーザー獲得に苦心しましたが、2004年に「鼻セレブ」としてブランド化してからは、10倍以上の売上になりました。

他にも、伊藤園が1985年に発売した「缶入り煎茶」は1989年に名称変更して「お~いお茶」になり、売上が6倍以上になりました。

サントリーから発売された缶コーヒー「WEST」は1992年に「BOSS」に変更して以降、30年以上売れ続けるロングセラーとなり、缶コーヒーの代表格になりました。

リムービングは既存のものから機能を削る方法です。

わかりやすいところで言えば、スマートフォンは従来の携帯電話からボタンという機能を削り、すべてタッチパネルで操作を行うようにしたのがアイデアです。

ちなみに、先ほどのジョブズのiPhoneのプレゼンでは、iPhoneの新デザインとして「ダイヤル付きのiPod」をジョークとして表示し、聴衆を笑わせていました(笑)。

他にも、SNSで文字数を140字までに削ってヒットしたのがTwitterで、写真・動画投稿をメインにしてヒットしたのがInstagramです。

あるいは、本来はフレームを耳と鼻にかけるものだったメガネを、レンズだけに削って誕生したのがコンタクトレンズです。

このように「組み合わせる」「リネーミングする」「リムービングする」という方法を使うことで、新しいビジネスアイデアを生み出すことは可能です。

自分にはどんなリソースがあり、どういう仕事が向いているかがわかったら、それに則してリソースを組み合わせたり、それがすでにあるものであれば名前を変えたり、機能を削ったりして、あなただけのオリジナルの価値を対生成で創造していきましょう。

■まとめ

  • すでにあるものを組み合わせれば新しい価値を創造できる
  • 「リネーミング」や「リムービング」で新しいサービスが生まれる
  • アイデアしだいで価値をお金に変えることができる

■ワーク

  • 何かと何かを組み合わせてオリジナルな価値を創ってみよう!
  • すでにあるサービスの名前を変えて提供してみよう!
  • すでにあるサービスから機能を削って提供してみよう!

ビジネスで貯めるべきはお金よりも「感謝」と「信頼」

そうやって、あなたのビジネスがスタートしたら、お金を作り、増やして、守っていくことももちろん大事です。

しかしあなた自身がお金持ちになるためにしていかなければいけないのは、お金を貯めることよりも、むしろ「感謝」と「信頼」を蓄積していくことです。

これを私は「ありがとう貯金」「信頼残高」と呼んでいます。「ありがとう貯金」とは人から「ありがとう」と言われる回数を増やすことです。

例えば、

  • 訪問するときにおみやげを買っていく
  • 出会うたびにいいところを誉める
  • サプライズでプレゼントする
  • 電車で席を譲る

など、人から「ありがとう」と言われることをできるだけたくさん実践すると「ありがとう貯金」が貯まっていきます。

「信頼残高」とは人から信頼されるような行動をする回数を増やすということです。

信頼できない人の特徴は、

  • 約束を破る
  • 他の人を尊重しない
  • 噓をついてごまかす
  • 自分が正しいというスタンス
  • 何かを成し遂げたとき、自分が全部やったというスタンス
  • パフォーマンスが良くない

逆に信頼できる人の特徴は、

  • 約束を守る
  • 人を尊重する
  • 誠実で正直である
  • 一貫性があり、言行一致している

幸せなお金持ちは「お金は愛と信頼と感謝のエネルギーが形になったもの」というイメージを持っています。

あなたが「ありがとう貯金を貯める」ことは、同時にお金というエネルギーがあなたのところに集まってくることでもあります。

ただそのためには、あなたが「感謝できる人」でなければいけません。

この世界は同じ波長や波動のものが共鳴してできているわけですから、感謝されるためには、あなたもまた感謝の波動を持っていなければいけないのです。

《些細なことの真実に軽率な人は、重要な問題で信頼されなくなる》(アルベルト・アインシュタイン、理論物理学者)

あなたは「3つのありがとう」を言えますか?

「ありがとう」には3つの種類があります。

ご存じでしょうか?1つ目は「何かをしてもらったときのありがとう」2つ目は「何もしてもらっていなくてもありがとう」3つ目は「何があってもありがとう」です。

1つ目は、人に何かをしてもらったら、お礼の言葉として「ありがとう」と言うことです。

例えば、コンビニのレジで商品を受け取ったとき、電車で席を譲ってもらったとき、UberEatsで何かを運んでもらったときなど、どんなシチュエーションでもいいですが、お礼に「ありがとう」と言っているでしょうか?

人によっては当然にできていると断言される方も多いかもしれませんが、意外とできていない人もいます。

例えば、

  • あなたの身近な家族に対していつも「ありがとう」と伝えていますか?
  • 奥様に対しては「いつも家事をしてくれてありがとう」「いつも子育てありがとう」と言えているでしょうか?
  • 旦那様に対しては「いつもお仕事をしてくれてありがとう」と伝えていますか?
  • ご両親に対して「産んでくれてありがとう」と伝えていますか?

意外と身近な家族ほどお礼の言葉を伝えていない人もいるのではないでしょうか。

「何かをしてもらったときのありがとう」を毎日言う習慣を身につけるだけで人間関係は大きく改善されるかもしれません。

そして、さらに豊かな人間関係を築くことができるのです。

ぜひ、実践してみてくださいね!

2つ目は、特に何もされていないし、何もいいこともないけれど、現状に感謝することです。

今日も1日健康だった、おいしいご飯が食べられた、仕事をして帰ってこられた、電車も遅れず、人身事故にも巻き込まれず、無事に帰ってこられた──それは何気ない日常かもしれませんが、当たり前のことではありません。

もし、朝起きて酸素がなかったらどうなりますか?息が吸えなくては生きていくことはできませんよね。

では、この酸素は誰のおかげで生まれているのでしょうか?そう、地球上の植物、森林などの自然のおかげなのです。

そう考えると、自然に対して感謝の気持ちが湧いてくると思います。仏教の言葉に「盲亀浮木」というものがあります。

盲亀浮木とは「大海中に棲む目の見えなくなった老海亀が、百年に一度水面に浮き上がってきたときに、大海に漂っている穴の空いた流木に偶然首を突っ込む」というお釈迦様がお話しになった喩え話で『雑阿含経』に説かれています。

有名な話なので知っている人もいるかもしれませんが、「ありがとう」の語源にもなっています。

『あるとき、お釈迦様が阿難尊者に「人間として命を授かったことをどのように思っているのか」と尋ねられました。

すると阿難尊者は「大いなる喜びを感じています」とお答えになります。お釈迦様は「盲亀浮木」の喩えをお話しになります。

「例えば大海の底に一匹の目の不自由な亀がいて、その亀が百年に一度、息を吸いに波の上に浮かび上がってくるのだそうだ。

ところがその大海に一本の浮木が流れていて、その木の真ん中に穴が一つ空いている。百年に一度浮かび上がってくるこの亀が、ちょうどこの浮木の穴から頭を出すことがあるだろうか」と尋ねられました。

阿難尊者は「そんなことは、ほとんど不可能で考えられません」と答えると、お釈迦様は「誰もが、あり得ないと思うだろう。しかし、まったくないとは言い切れない。人間に生まれるということは、この喩えよりもさらにあり得ない。とても有難いことなのだ」と仰っておられます。』(薬師寺ウェブサイトより引用)

人間として生まれてくる確率は奇跡的なものであり「有ることが難しい=有難い」ことなのです。

さらに言えば、ご先祖様から命を紡いでもらったからこそ、今のあなたがいるのです。どこかで途切れてしまっていたら、あなたは存在していません。

このことに気づき、感謝できるだけでも、あなたの思考やマインドはかなり変わり、波動も変わります。まずは、このレベルでの「ありがとう」を言えるよう、シフトアップしましょう。

3つ目は、少しハードルが高いです。

「何があっても」なので、最悪な事態になっても、自分に残されたものに気づけるレベルです。

質問です。想像してみてください、あなたが交通事故に遭ったとします。

〈そのときに、もし右腕を骨折したらどんな気持ちですか?〉きっと最悪な気分だと思います。

〈では、さらに両足まで骨折してしまったらどうでしょう?〉もっと最悪な気分になると思います。

〈では、事故で両手両足を失ってしまったら?〉もう絶望しかないかもしれません。

〈でもこのときに、逆に残っているものは何でしょうか?〉胴体が残っていますね。

頭も残っています。目も、耳も、鼻も、口も、命そのものも残っているはずです。

目があれば見えます、耳があれば聞こえます、鼻があれば嗅げます、口があれば食べたり会話したりすることができます。

両手両足を失ったとしても「なくなったもの」ではなく「残っているもの」にフォーカスを向ければ、それだけで自分が持っているものに気づくことができ、そこに感謝できる感覚が芽生えてきます。

そこまで行ければ「何があってもありがとう」のレベルです。

命があるだけでありがたい気持ちを持てることで「ありがたいこと」に共鳴して感謝の気持ちが自然に湧いてきます。

《どんな境遇にあろうとも、愚痴や不満を漏らさず、常に生きていること、いや生かされていることに感謝する。

そのようにして幸せを感じる心を養うことによって人生は豊かで潤いのある素晴らしいものに変えていくことができるのです。》(稲盛和夫、京セラの創業者)

「ありがとう」を積み重ねて信頼残高を増やそう

あなたが感謝できる人になり、感謝される人になることで、あなたの中の「信頼残高」は増えていきます。

これは、実際にビジネスをスタートさせ、感謝の交換を繰り返してからのことですが、そのためには最初から、あなたが感謝の交換ができる人でなければいけません。

信頼残高が積み重なると、仕事でリピートが起きます。

「この人なら任せておいて大丈夫」という評判が立つので、新たな仕事が増えたり、リピートが起きたり、さらに紹介も増えて、お金も増えていくのです。

面白いことに、この信頼残高が高いと金融機関での融資額も高くなります。

信頼残高が高い状態=ビジネスである程度の成功を収めている状態なので、金融機関もきちんと査定をしてお金を貸してくれるので、仮にあなたにキャッシュがなくても欲しいものを手に入れたり、新しいビジネスを始めることができるようになるのです。

さらに、信頼残高が高い人は高額なビジネスでも、あっさりと決まることもあります。

私の知り合いで、あるアンティークジュエリーの事業を経営されている方は、最初に友人から約150万円分のジュエリーを借りて販売を行い、その仕事でお金を貯めて自分でもティアラを1800万円で購入し、オークションで2億円で売却したそうです。

そうやって資産を増やしていき現在では年商100億円の事業になっていますが、最初の150万円のジュエリーも「この人なら渡しても大丈夫だ」という信頼があったから取引が成立しています。

また現在では、彼が「その宝石を買うから、今度お金を振り込んでおくね」と言うだけで、契約書なしで口頭のビジネスが成立するようになっています。

億単位の取引が口頭で済んでしまうのも、信頼残高が極まっているがゆえです。

信頼と感謝のエネルギーは、これから何かを始める際に、最初から貯めていくことを前提に考え、行動していくべき考え方です。

なぜなら万が一、あなたにお金がなくなったとしても、感謝と信頼のエネルギーを高めておけば、それまでに培ったあなたのファンたちが、あなたを助けてくれるからです。もちろん、その代わりにあなたは自分の価値を提供することもできます。

そうすることでお金がない状態でも、さらに感謝の交換や、信頼残高を増やしていくことができるのです。

人生のステージを「奪う人」から「与える人」へシフトチェンジをしよう

無一文になっても、ファンがあなたを助けてくれて、もう一度チャンスを与えられるような人になるためには、やはりあなたが人間として成長していなくてはいけません。

精神的な豊かさ、物質的な豊かさとともに、私の考える「人間の6つのステージ」についてもお伝えしておきましょう。

お金だけでなく幸せを引き寄せたいと思うのなら、常にこのステージを上がっていくことを意識してください。

ステージ❶テイカー他者の時間やお金、人脈を奪い続ける(Take=テイクする)人です。常に相手から奪うばかりで、相手に与えることはしません。

「このステージの人と付き合うこと=時間やお金を奪われること」だと思われますし、テイカー自身も自分が奪う人間だからこそ「相手も自分から奪う」と思って人付き合いをします。

ステージ❷テイク&ギバー他者から何かの施しをされてから自分も与える(Give=ギブする)人です。

ちゃんとお返しをする分、テイカーよりはマシですが、自分から先に与えることをしようとはしません。常に、受けた施し以上のものを与えようともしません。ただ、これは「等価交換」の感覚なので、決して悪いわけではありません。

ステージ❸ギブ&テイカーテイク&ギバーの逆サイドです。先に施しを与えますが、代わりに何かを受け取ります。これも決して悪い意味ではなく、何かを交換したり、先払いをするような人で、ギブとテイクのつり合いがとれています。

ステージ❹ギブ&ギバー先に与え、さらに与え続ける人です。見返りを求めずに相手が望むものを与え、かといってその見返りを求めるようなことをしません。

「先に与えることによって、奪わなくても自分のところに返ってくること」を理解しており、お金に余裕のある人はエンジェル投資家になったりします。

ステージ❺ギブ&フォゲッターあまりにも与え続けることをし過ぎているために、誰に何を与えたかを忘れてしまっている(Forget=フォゲットしている)人です。

自分が与えることで人の役に立ったり、社会に貢献できていることに喜びを感じています。ただ、それによって「どれくらい役に立っているか」という指数は気にしません。

ステージ❻ギブ&ラヴァーもはや神や仏の域の精神性を持ち、他者に対して無償の愛を与える(Love=ラヴしている)人です。

この世のあらゆる存在が「愛」であることに気づいていて、出会った人を幸せにしたり、無償の愛を与え続けられる人です。

「愛」をベースに生きれば物心ともに豊かになれる

6つのステージのうち、ある程度のお金を持っているのはステージ4から先の人たちです。

多くの人はステージ1~3にいて、多少余裕のある人がステージ3で生きていたりします。あなたが今、自分を顧みてどのステージにいるかは問いません。

ただ、理想を言えばステージ4以上になることです。与えることにシフトすることであなたのエネルギー(周波数)は高くなり、影響力が強くなっていくからです。

人に良い影響を与え続ければ、自然と物心両面の豊かさを引き寄せることができます。

ステージ4以上のステージで生きている人は、不安や恐れから解放され、愛をベースに生きるようになります。

自然と心に余裕が生まれ、相手に喜びを与えることを常に無意識下で考えながら、相手を喜ばせる行動をして生きています。

そして自分の価値を提供して相手に喜んでもらうことで、愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったものである「お金」がもたらされるのです。

あなたも今すぐは難しくても、時が来たら見返りを求めずに与えられる人になってください。

そうすることで、それまでよりも何十倍も何百倍も大きな豊かさや幸せを手に入れる人生を歩むことができるのです。

心を豊かにする4つのエネルギー循環

これまで感謝、信頼、愛、与えることなどの大切さをお伝えしましたが、加えて受け取ることも大切になってきます。

  • 人から愛のエネルギーをもらったらそれを素直に受け取ること。
  • 人から感謝のエネルギーをもらったら、それを素直に受け取ること。

つまり、受け取るエネルギーも大切になってくるわけです。

心を豊かにするには4つのエネルギーの循環が大切になってきます。与えるばかりして受け取ることを疎かにすると、自己犠牲になってしまいます。

愛することも大事ですが、愛されることも大事です。感謝することも大事ですが、感謝されることも大事です。

次の4つのエネルギーのバランスを意識するだけで、自然に幸せと豊かさを引き寄せることが可能となるのです。

  • 1.愛のエネルギー(LoveEnergy)
  • 2.感謝のエネルギー(ThankEnergy)
  • 3.与えるエネルギー(GiveEnergy)
  • 4.受け取るエネルギー(GetEnergy)

これらの4つのエネルギーをバランス良く循環させることが、お金のエネルギーを引き寄せ、豊かな人生を創る秘訣なのです。

ぜひ、バランス良くエネルギーを循環させてみてくださいね!《人の一生は、自分がため込むよりも、他者に与えるもので測られる》(ウェイン・ダイアー博士、アメリカの作家)

「世のため人のため」で神様が味方になる生き方をしよう

価値を創造し、信頼と感謝を積み重ねていくことで、あなたはやがて神様が味方になった力を使うことができると私は考えています。

成功するためには4つの力があります。

  • 自分力:自分の能力やスキルや経験を磨いて使う力
  • 他人力:他人の能力やスキルや経験や人脈を借りた力
  • 釈迦力:神様を味方にして、神様から応援される力
  • 神通力:自分の内側に神が宿り、発揮される人を超えた力

自分力は、これまでにお伝えしてきた、あなた自身のリソースの組み合わせによって発揮されるあなた自身の力です。

他人力は、自分だけではなく誰かの能力や経験や人脈などを借りて、あなた1人では成し得ないことを成していくための力です。

釈迦力は、自分力や他人力を発揮するときに、単に自分たちだけのためではなく、地球人類が喜ぶことや社会のために役に立つことを考えて行うことで、神様が応援してくれて、より大きなことを成し遂げられる力です。

ちなみに私は、令和8年8月8日に武道館で八方感謝祭を企画し「八方感謝の日」という記念日を作りたいと思っています。

8は「和」の象徴で、この日だけは喧嘩もしない、戦争もしない、そんな日を作りたいのです。

そして、バレンタイン・デーにチョコレートを贈るように、八方感謝の日にはお世話になっている人に感謝の手紙を書き、箸をプレゼントするイベントを日本の当たり前にしていきたいと思っています。

最後の神通力は、まさに神のような力が自分に身に宿り、とんでもないことができるようになる力です。

スカーレット・ヨハンソン主演のSF映画『ルーシー』では、主人公のルーシーは10%(映画の中では)しか使えていない人間の脳を100%使える、潜在能力が覚醒した超人に進化していきます。

私も人生で一度だけ、そんな経験をしたことがあります。

ある朝、5時頃に目が覚めた私は、尾てい骨の辺りからエネルギーが体の中心をズドンと流れ、周囲がとても静かで、視覚や聴覚などの五感が研ぎ澄まされた状態になりました。

とても不思議な感覚で、あらゆるものと自分がつながっているようでした。遠くにいる人の声が聞こえたり、明け方の居酒屋で乾杯している人たちの姿が見えました。

まるで千里眼やテレパシー能力を身につけたようで、数分先の未来も予知できるくらいでした。

心理学的にこの状態は「フロー状態」「ゾーン」と呼ばれています。神通力は、自分力と他人力と釈迦力の3つが揃ったときに発揮される力です。

フロー状態とも同義で、これは心理学用語で「一点にフォーカスし、物事に集中できている状態」のことです。

フロー状態では脳内の集中力が極度に高まり、圧倒的なパフォーマンスを発揮すると言われています。あなたが成功を収めるためには、このフロー状態になっていることがとても重要です。

そのためにも自分力、他人力、釈迦力を発揮できるような、神様から応援される生き方を今日から始めましょう。

お金持ちよりも「資産持ち」になることを目指そう

本書では、お金持ちになるための方法論として量子力学的側面から「お金」についてお伝えしてきましたが、私は最も幸せな生き方とはお金持ちよりも「資産持ち」であると思います。

お金を持っている人はしばしば「資産」でものを語ります。資産とは、実際の現金や預貯金口座のゼロの数の他に、不動産(有形資産)や株式、さらには借金までも資産に入ります。

例えば、資産100億円の人であっても100億円分の現金や預貯金を持っているわけではなく、いろいろな資産をトータルしていくらか、という話なのです。

個性的な帽子で有名な〝アパ社長〟こと元谷芙美子さんは推定15億円の豪邸に住んでいますが、実際の貯金額はなんと60万円だそうです!「宵越しの金は持たないって言って、給料をぜんぶ使い切って生きてきました」とあるテレビ番組内で発言していました。

それでも、もし彼女が「何か新しいことを始めたい」という目標を掲げたとしたら、そこにお金は集まってくるでしょう。

たった60万円の現金しかなくても、何億円もお金を引っ張ることができる人が、世の中には存在するのです。

あなたにも、ぜひこの感覚を身につけてもらいたいと思っています。繰り返しになりますが、お金は財布や預貯金口座の中にあるものがすべてではありません。

お金はエネルギーであり、世界中のどこにでもある「仮想資産」のようなものです。あとはそれをあなたが引き寄せられるかどうかです。

そのためには、お金持ちになるのではなく「資産持ち」になることを目指しましょう。

無形資産を活用すれば、お金がなくても「成功」は手に入る

投資をしてお金を生む資産を持つことももちろん大事ですし、行っていかなければいけませんが、資産には「無形資産」というものも存在します。

無形資産とは、要するに「目に見えない資産」です。

特許、商標、企業ノウハウなどが一般的ですが、他にも経験や技術、知恵、資格、知識、友人、家族、信頼、健康なども入ります。

思い出してみてください、あなたは本書のワークの中で〝あること〟を発見しませんでしたか?そうです!あなたの中の8つのリソースです。

これこそが、あなただけのかけがえのない無形資産です。この無形資産を使って、ぜひ「資産持ち」を目指してください。

実際にお金を持っているかどうかではなく、何を成し遂げ、どんな実績があるかで「この人はこういうことを成し遂げそうだ」とお金が集まってきます。

まずはビジョンを掲げてみましょう。

「私はこういうことを成し遂げたいんだ!」そう口にした瞬間、粒子は波から粒になることを始めます。

ビジョンは「見えないもの=未来の世界=波動性の世界」です。

ビジョンを語っている段階でモノがなくても「成功しそう」と思ってもらえ、過去に実績があれば、「うまくいくかも」と観測されて投資され、お金が集まってきます。

お金がなくても、無形資産を活用してビジョンを語れば、お金が集まって成功することはできるのです。世の幸せなお金持ちたちはみんな、そうして成功しています。

ここまで読んだあなたには、もう「自分には何もない」ではなく「自分にはいろいろなものがある」ということがわかっているはずです。

その心の状態は精神的な豊かさにつながります。

多くの人は「成功すれば幸せになれる」と思いますが、実際は「幸せだから成功できる」が正しい順番です。

精神的に豊かになることで、物質的にも豊かになれるのです。

なぜなら、量子力学的には、見える世界も見えない世界もエネルギーであり、この宇宙のほとんどを占めている見えない精神的な豊かさが、見える物質的な豊かさを創るからです。

このことをしっかり肝に銘じて、預貯金残高に一喜一憂しない、お金にとらわれない人生を歩んでいきましょう!

■まとめ

  • お金を貯めるより「ありがとう貯金」と「信頼残高」を貯める
  • 「3つのありがとう」を実践すれば、自然と豊かな心が手に入る
  • 愛、感謝、与える、受け取るエネルギーのバランスを整える
  • 精神的に豊かになると物質的な豊かさを引き寄せる

■ワーク

  • 「ありがとう貯金」「信頼残高」を貯めよう!
  • 今生きていることに心から感謝してみよう!

 

おわりに──「お金と共有の法則」で本当の幸せを手に入れる

《すべてのものはエネルギーであり、お金もまたエネルギーである》

本書の中で再三にわたってお伝えしてきたことですが、結局、お金を引き寄せるにはこのことを腑に落とした上で先に豊かなマインドを手に入れ、行動していくしかありません。

お金がエネルギーであることを知り、世の中のお金が自分のものであり、みんなのものでもある〝共有物〟であることを理解すれば「お金がある」というフォーカスで生きていけるからです。

「お金がなければ成功できない」「お金がなければ何もできない」「お金がなければ幸せになれない」といったとらわれから解放され、「すでに存在しているものをどう引き寄せるか」というフォーカスで生きていけるからです。

そういう意味で言うと、本書でお伝えする最後の法則は「お金と共有の法則」と呼べると思います。

これまでの時代は「Competition=他者を蹴落とす競争」の世界でした。でも、これからは「Collaboration=みんなで協力して共創」する世界になっていきます。

自分の持っているものを相手に分け与えて、自分の欲しいものを分けてもらうことで、私たちはいずれ「稼ぐ」という概念がなくなる世界に生きることになるでしょう。

つまり、すべてのものは共有されていて、お金もまた自分が所有するものではなく、みんなと共有する中で用途に応じて使うものになっていくわけです。

これこそが「豊かさマインド」と呼ばれる状態です。

豊かさマインドになるためにも、まずあなた自身が「所有」という概念を手放すところから始めてみましょう。所有という概念を手放すことは決して不可能なことではありません。

というか、かつて人類──特に日本人は、この概念を持っていました。

今から1万6000年ほど前、まだ日本列島に「日本」という国が誕生する遥か前には、縄文人たちが住んでいました。

縄文時代と弥生時代を比較してみると生活スタイルや使用している石器・土器など、さまざまな違いがあるのですが、特に興味深いのは「縄文時代には戦争の形跡がなかった」ということです。

弥生時代の遺跡からは明らかに戦争で死んだと思われる人骨が多数発見されているのに、縄文時代の遺跡からはそのような人骨が見つかっていないのです。

私は、これは「縄文時代には共有という概念が根づいていたからだ」と確信しています。

縄文時代は共有の時代で、例えば子どもが生まれても、それは誰かの子どもではなくコミュニティ全体の子どもであり、みんなで育てる、ということをしていたのだと思います。

もちろん、それを今すぐ確認することはできませんが、1万年以上の時代を争った形跡がなく過ごせていた背景には、所有の概念がなく、共有の概念を持って、みんなで穏やかに、仲良く、奪い合わない文化があったのだと思います。

つまり、私たち日本人には縄文人のDNAが受け継がれているわけですから、彼らがそうしていたように、私たちもまた、所有という概念を捨てて、共有の世界観で生きることが可能だと私は考えているのです。

共有という豊かさマインドを持つことで、私たちは幸せになれます。「幸せ」と「成功」には明確な違いがあります。

幸せ=得られる感情、成功=得られる状態、です。幸せは目に見えず、成功は目に見えます。

ここまで読んだあなたならもうわかると思いますが、大事なのは「幸せ」のほうです。

95%側のエネルギーである「幸せ」を得ることが、成功するよりもずっと大事なことなのです。

幸せになるのは難しいことではありません。今ある豊かさに気づくことです。

本書がそのきっかけになれば幸いです。

そして、幸せなエネルギーを持っている人のところに、人もお金も情報も仕事も人脈も集まってきますので、これからはあなた自身がそのような人になってください。

高橋宏和

参考文献

  • 『新訳引き寄せの法則エイブラハムとの対話』エスター・ヒックス、ジュリー・ヒックス/著本田健/訳SBクリエイティブ
  • 『考え方人生・仕事の結果が変わる』稲盛和夫/著大和書房
  • 『世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたお金と引き寄せの法則』トニー野中/著SBクリエイティブ
  • 『世界の大富豪から学ぶ、お金を増やす思考法』桑原晃弥/著ぱる出版
  • 『マーケターの知らない「95%」消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学』A・K・プラディープ/著ニールセン・ジャパン/監仲達志/訳CCCメディアハウス
  • 『人生を自由にしてくれる本当のお金の使い方』井上裕之/著あさ出版
  • 『金持ち列車、貧乏列車成功者だけが持つ「切符」を手に入れる方法』末岡よしのり/著幻冬舎
  • 『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』今井孝/著幻冬舎
  • 『われわれは仮想世界を生きている』リズワン・バーク/著竹内薫/監訳二木夢子/訳徳間書店
  • 『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人/著マーク・シューベルト/監フォレスト出版
  • 『バビロンの大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン/著福東優/訳筑摩書房
  • 『誰も教えてくれなかったお金持ち100人の秘密の習慣大全』マル秘情報取材班/編青春出版社
  • 『思考が物質に変わる時科学で解明したフィールド、共鳴、思考の力』ドーソン・チャーチ/著工藤玄惠/監島津公美/訳ダイヤモンド社
  • 『お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本』ミアン・サミ/著かんき出版
  • 『お金に困らない人が学んでいること』岡崎かつひろ/著すばる舎
  • 『スピード・オブ・トラスト──「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する』スティーブン・M・R・コヴィー、レベッカ・R・リメル/著キングベアー出版
  • 『金持ち父さん貧乏父さん』ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター/著白根美保子/訳筑摩書房

〈著者〉高橋宏和(たかはし・ひろかず)一般社団法人イーアイ・アカデミー代表理事。

量子力学コーチ。ロンドン大学インペリアルカレッジ物理学科に合格後、日本に帰国し慶應義塾大学理工学部に入学。

慶應義塾大学大学院に進学し、オックスフォード大学の教授ロジャー・ペンローズ博士の「量子脳理論」をヒントに量子力学を応用した人工知能プログラムの研究開発を行い、修士課程を修了。

学生時代から学び続けてきた東洋哲学、成功哲学、心理学、脳科学やコーチングを「量子力学」で解明し、科学的コーチングメソッド「量子力学コーチング®」を確立し、コーチやセミナー講師として独立。

その内容は、公式LINE読者12万人やYouTube登録者3万人にも配信され、多くの感動を呼んでいる。

「7つの習慣®」の研修プログラムを開発し、世界76カ国に広めた伝説のコンサルタント、ロイス・クルーガー氏と経営者向けエグゼクティブコーチングプログラム「ベイビーブレイン®」を開発。

「ウォーターフロー経営」の提唱者。

人生の使命は「世界中の人々に夢と希望を与え、誰もが自己実現できる社会を創ること」。

著書に『あなたの夢を叶えもん~1つの事実に、無限の解釈』(サンマーク出版)、『「量子力学的」願望実現の教科書』(小社刊)がある。

高橋宏和公式LINE本書をお読みになったご意見・ご感想を下記URL、またはQRコードよりお寄せください。

「量子力学的」お金と引き寄せの教科書豊かさのエネルギーを自由自在に操る9つの法則2022年12月13日初版第1刷発行2022年12月1日電子第1版発行著者:高橋宏和発行者:小川淳発行所:SBクリエイティブ株式会社〒1060032東京都港区六本木245電話:0355491201(営業部)校正:ペーパーハウス印刷・製本:中央精版印刷株式会社編集担当:小澤由利子(SBクリエイティブ)本書の内容に関するご質問等は、小社学芸書籍編集部まで必ず書面にてご連絡いただきますようお願いいたします。

©HirokazuTakahashi2022ISBN9784815616618

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