第一章ネガティブフィードバックとは何か?
本書では、ネガティブフィードバックをこう定義します。『望ましくない状態の改善に向け、ネガティブな情報を相手に伝え、望ましい状態へ促すコミュニケーション』【ネガティブな情報】には、例えば下記のようなものがあります。•期待と成果のギャップ•変えて欲しい意識や行動•同僚や顧客からのクレーム•目標の未達成•厳しい評価•能力や意欲の不足•警告や注意•降格や降級•減給や降給•退職勧奨等ビジネス現場のネガティブフィードバックは、伝えるだけでなく「状態が改善する」「行動が変わる」「処遇を受容する」などの変化に繋がる必要があります。■私は10年以上「中高年のキャリア開発/ローパフォーマーやミスマッチ人材の活性化/事業構造改革・リストラクチャリングの対応」等、シビアな領域の人事コンサルティングに従事しています。日々、企業人事や経営者から、様々なご相談を頂きます。その中には、「対象者本人の変革を手伝って欲しい」という場合と「対象者と接する上司をサポートして欲しい」という場合があります。※経験的に、上司がしっかりしていない限り、本人だけにアプローチしても効果が少ないので、その旨も必ずお伝えしています。•以前は「上司が厳しく言い過ぎないように」という依頼が多かったです。•最近は「上司が厳しいことを言えるように」という依頼が多いです。今後の章では、「なぜ、厳しいことを言う必要があるのか?」「なぜ、厳しいことを言えないのか?」「どう、厳しいことを言えばよいのか?」を、様々な観点で考察していきます。■本書は主に、組織で問題になり易い上司⇔部下の関係を中心に解説します。「対部下」「対上司」「対同僚」「対顧客」「対友人」など、自分に当てはまる対象に置き換えながらお読みいただければ幸いです。
※ビジネスの現場で起こっている事象をなるべくストレートに解説するので、厳しい表現も多く、不快に思われることもあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
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